蛙大福さんの映画レビュー・感想・評価

蛙大福

蛙大福

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シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.0

意味がわからないのになんだか引き込まれて楽しかったから「これは絶対ヴェルサイユ条約に詳しいと何重にも楽しいやつだ!」と勉強して反芻したら、やっぱり全然わからなくて「知識も教養もなくてごめんなさい!」と>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.0

どこからどこまでがジョンスの妄想か、というのを考えると少し滑稽で絶望的で楽しい。

ここをみてくれ!というところで微かなseのみのほぼ無音状態になる演出があるのですが、あまりに多用されているため「みて
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.0

王道の主人公無双系の映画。
女刑事が良いスパイス。主人公の安定感がすごくてピンチらしいピンチもないのでまったり激アクション。



楽しかった。

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)

4.0

138分長くはないが決して短くない作品。


そしてもんのすごく。ものすごーーく体力を使います。


過去と未来を行ったり来たりの時系列、人が変わったかのように闇に堕ちてゆく登場人物達、もう誰が何を追
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.5

良い人でありたい、誰かに求められたい。
という気持ちを強く持っているように感じる主人公。それと同時に酒タバコ女の誘惑には勝てない。ではそれは悪人なのか。
アル中の神父は神父たるのか。
周りを巻き込み交
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アナザヘヴン(2000年製作の映画)

3.5

あまりにも不器用な昭和のSF、キャラクター、魅せ方。そして肌艶のいい荒川良々。+★0.5分です。

舞台みたいにセリフを喋り、このセリフは覚えておいてとばかりに1人の抜きショット。トレンチコートを着た
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サムシング・イン・ザ・ダート(2022年製作の映画)

2.0

きっとある意味この監督さんたちらしい作品なんだと思う。
観客が考察したり投げ出したりも含めて作品になる参加型の映画という印象でした。ただ私にはどうやっても馬鹿にされている気がしてしまって楽しめなかった
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

ルディがマルコを眺める眼差しが、あまりに柔らかくて始終慈愛に満ちている。少しなで肩でゆっくりとした指先の動きも"ルディ"というキャラクターそのもので、映画の中で語られることはないものの彼が今まで受けて>>続きを読む

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

3.0

なんでズボン履いてるんだよお!!!



初めてプーの全身像が映った時目を凝らしたんですよ。B級映画だしやってくれるかなって。したふるちん。



窓から屋敷の中を覗くプーを見た時の女子!
「人間じゃ
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.0

ハンディカメラになると必ずスタッフが走り出すから黒目がぐいんぐいんしてしまう映画でした。
モキュメンタリーならではのテンポの悪さもストーリーの呆気なさも個人的には「現実はこんなもん」ということで丁寧に
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.0

スタントすごかった。
ハリウッド的王道ストーリー。スタントマンについて調べたことがなかった為共感と納得をこぼれ落としてしまいただのエンタメ映画になってしまった(私の中で)


楽しかった!

まる(2024年製作の映画)

3.0

「観る人間の自由な解釈」「欲しい人が価値を決める」という現代アートらしさを存分に味わえる作品だと感じた。
主人公の絵を描きたい気持ちと、自分の作品が評価されるという事実、この二つが全くリンクせずにぼー
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.5

みなさーん!この島R指定です!
八尺様…貴方…都市伝説展にいた八尺様でわ…!?主演おめでとうございます!
そして坊主さん…貴方…某巨大掲示板の寺生まれのTさんでわ…!?きゃーかこいいー!


中盤まで
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

90分とは思えないボリュームでした。

夢物語。だけどやっぱり観ていて気持ちいいです!

カット、そしてカット。速い台詞回し、しかしゆっくりと画だけを魅せる間、アニメならではの表現。いろんなところを考
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アラーニェの虫籠 リファイン版(2018年製作の映画)

2.0

すまねぇ!考える余白が多いすぎる!私の脳にはオーバースペック!

受け手により解釈が変わる映画かと。監督さんが一応正解を持っていて、その上で各々自由にどうぞというスタンスみたいなのですが、想像力の欠如
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ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.0

定石を抜け出せなかったーーー!
慣れている方には序盤でラストが観えるかと。

なのでずっとお母さんに肩入れして「あぁ!それじゃばれちゃう!」とヒヤヒヤしながら観ていました。いや、主人公にも息子にも早々
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断捨離パラダイス(2022年製作の映画)

5.0

ゴミが癒しでなぜ悪い!
ゴミとゴミじゃないもののの区別、意外と難しいです。
ゴミは簡単に手に入るし集められるから心の隙間を埋めるには非常にコスパがいい。しかも断熱材になって身体も少し温めてくれる。足り
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犬人間(2022年製作の映画)

3.0

サイコパス
ではない。ので少し期待値が高すぎだと反省。やっぱり映画は手放しで挑むに限ります…。

両親の喪失感を埋めようとしたのか、それとも両親が健在だった頃から他人を支配=愛として育てられかのか、定
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.0

万人楽しめる系エンタメホラー!

こういう体力も精神力も必要ないただ流れに身を任せ、と言いつつも少し推理したり先を考える作品(多数にとっていい塩梅の)は本当に貴重なので良作!だと思います。

完全に個
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

2.0

共感できない。苛立ちさえ覚える。
ぬいサーの人達は昔の自分の一部だからだ。

白城さんの最後の一言がなければ私の中の胸糞映画ランキングで上位に上り詰めたと思う。

◯◯しない、は出来ないと同義だと思う
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.5

「お前はバラモン教なんだぞ!」というパパの台詞が分からなくてバラモン教を勉強してから見たのですが…めちゃくちゃ悔しいことにインドの文化に明るくなくもっともっと楽しめたんだろうなと悔いの残る作品です。>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.0

ポスターのニコラスケイジがどれもひょうきんな顔をしているから、B級ホラーみのあるおもしろ映画だと信じていました…

気弱な男を演じているので怒り方もなんだか情けなくて流石でした。
理不尽系ホラー。設定
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

ワンシュチュエーションならではの緊張感が爆発している作品。
実際に起きたこと自体がワンシュチュエーションだったのもあり、相性最高の状態で作られたんですね。

やっていることはただのドアを開けろ!→絶対
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

懐かしさで星+0.5
昭和感漂うサスペンス。舞台が沖縄だからか、彩度コントラスト高めでなんだかシナリオもすごく懐かしい香りがする。
少年少女も演技が特段上手いわけではないけれどこの映画への情熱というか
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

3.0

ポスターほどには明るくない話。

巨人が「人生には喜びがなければ」と
最後に言い残すけど、最後まで映画を見た私にはそうは思えなかった。

正面切って現実と戦うには辛すぎるから。
バーバラは巨人と戦った
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.5

題名が完全に主人公を置いてきぼりにしている。周りの人間がヒャッハーして主人公があわあわする。
現在の視点で始まり、何があったかをビデオを見ながら追いかけるタイプ。
主人公とヒロインが善人なので周りのヒ
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.0

クライムアクションかと思ったらファンタジー映画だったよ…

血はばぁーってでます。ひとまずばぁーってでる。苦手な方はご注意下さい。
警察vs犯罪者かと思ったら全然そんなことはなく、この人は生き残るかし
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.0

息子が悪魔に取り憑かれ…


てない!息子元々異星人だわ!
12歳の息子、自身にめっちゃ強い力があるとわかりやりたい放題。これが…厨二病の最終形態か…。
眼球に刺さったガラスを自分で抜いたり、「あ…あ
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オーダー(2024年製作の映画)

3.0

実話を元にした映画で淡々としてる。
しかし、この作品は役者の力量か演出かすごくヒリヒリしながら観た。

大きなテロも最初は小さな小さな世界の変化から始まる。どんな些細な成功体験だろうとテロリストたちに
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

なんかずっと、なんでこの島の人たち罪を犯した外国人観光客を複製して罰を与えて、で終わらせているんだろうかと考えてしまった。
そんでもってそれのせいで最後の授乳シーンしか覚えてない。

私は複製されたク
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.0

大きな見せ場はないものの、一切目が離せない不思議な作品。
賢い犯人と監督のおかげで、こちらが頭を悩ませることないまま警察と銀行強盗一味の頭脳戦が見られる。
しかし、それでは物足りない方もご心配なく「あ
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