kikiさんの映画レビュー・感想・評価

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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.5

原題:If Beale Street Could Talk(ビールストリートが話せたら)
ビールストリートは、アメリカ合衆国テネシー州メンフィスのダウンタウンにある通りのことで、原題と同じタイトルの
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

原題:Constantine
アメリカンコミック『Hellblazer』が原作らしい。
キアヌリーブスの出演作としてよく見聞きしていたため鑑賞。
ジャケット写真からカーアクション系のアクションを
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.5

原題:La Belle Époque(古き良き時代)
タイトルは作品中で出てくるカフェの名前。
時代や流行は移り変わりが速くて激しいけれど、上手く生きていく上ではある程度知って合わせて乗っていく必
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.0

原題:Anora
アカデミー賞作品賞受賞ということで劇場鑑賞。
セックスと暴言のオンパレードで、過激ではないからチープなポルノ映画を観ている気分だった。
受賞以外の事前情報をほぼ入れなかったとは
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

3.5

原題:Hedwig and the Angry Inch
ロングランを記録したミュージカルを同じ主演・脚本・監督で映画化。
最初は化粧の濃い男性いわゆるドラァグクイーンだったけど、後半になると性別
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仮面の男(1998年製作の映画)

3.4

原題:The Man in the Iron Mask
麗しきレオ様を観るために鑑賞。
アレクサンドル・デュマの名作『三銃士』、その続編『二十年後』『ブラジュロンヌ子爵』からなる『ダルタニャン物語
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.8

原題:Just Mercy
原作は主人公の弁護士による回想録である、同名タイトルのベストセラーとなったノンフィクション書籍。
アラバマ州にて冤罪で死刑判決を受けた黒人とその弁護士が無罪を勝ち取るま
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.8

原題:A Beautiful Mind
実在したアメリカ人の数学者であるジョン・ナッシュの伝記。
途中で統合失調症の症状だと分かったとき全然気付かなかったので驚いた。精神科の看護師として働いていた
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.5

原題:Plein Soleil(訳は邦題と同じ)
1955年に出版された『The Talented Mr. Ripley』という小説が原作。
これまでの交流関係を続けたまま、なぜ犯罪を乗り切れると思っ
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.5

原題:Focus
話としては最後までドキドキハラハラする〜という感じではないけれど、私は種明かしまで全然わからなかった(笑)
騙す・騙される、真実・嘘どっち?がずっと続いていた。
詐欺やトリック
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.5

原題:The English Patient
Michael Ondaatjeが1992年に出版した同名小説が原作。
第二次世界大戦末期から10年ほど前の1930年代を回想するというのは映画作品と
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

原題:Green Book
グリーンブックとは1936年から1966年にアメリカが人種隔離政策をしていた時期に、毎年発行された自動車で旅行する黒人を対象としたガイドブックのことで、正式名称は『The
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劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師(2024年製作の映画)

3.6

良作という噂を聞いてずっと気になっていたところ、五回以上見ている知り合いがいたため一度観る決心がつき劇場鑑賞。
二十年以上前の幼少期にテレビで見て以来の忍たま乱太郎だった。登場人物はおろか忍者学校の
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.8

原題:A Complete Unknown
存命のボブディランの1960年前半を描いた伝記だが、2015年に出版されたElijah Wald著の『Dylan Goes Electric!』が原作。
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.5

原題:The Light Between Oceans
原作はM・L・ステッドマンによる同名小説(訳:海を照らす光)。
ジャケット写真から想像がつかないほど前半と後半のギャップが大きい話だった。
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.5

原題:당신、거기 있어줄래요 (訳:あなた、そこにいます)
原作はギヨーム・ミュッソのフランスの小説『Seras-tu là?』(訳:あなたもそこにいますか?)
タイムスリップをして当時の自分と会
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.7

原題:The Brutalist
ブルータリストはブルータリズムの建築家を指し、ブルータリズムとは1950年代から見られるようになった、文化的要素が低く無骨な意匠を建物の外観に多用する建築様式のこと
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白鳥(2023年製作の映画)

3.3

原題:The Swan
ウェスアンダーソンの短編。
二人から執拗ないじめを受けるも諦めずに考えて行動する少年の話で、画角がコロコロ変わりながら早口で語られるその状況説明を追っていくとあっという間に
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.4

原題:Quadrophenia
スピッツ・草野マサムネさんが自身のラジオ番組で、リスナーは一度観てほしいと発言していたため鑑賞した。
イギリスのロックバンド・The Whoが1973年にリリースし
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イルマーレ(2001年製作の映画)

3.5

原題:시월애(時越愛)
タイトルのイルマーレは、イタリア語で海を意味する「イル・マーレ(Il Mare)」という名前の海辺の家を指す。
時空を超越する映画は珍しくないけれど、郵便受けだけで人は動か
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クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

3.4

原題:Love the Coopers
アマンダセイフリッドが出演しているため鑑賞。
クリスマスイブのディナーのために四世代11人が集まるクーパー家。
各々家族に対していろいろ思いや考えがあって
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.4

原題:A River Runs Through It(川が流れている)
自分の置かれた環境が変わっても、兄弟の関係が良くないときでも、自然がある場所に行って昔から楽しんできた釣りを一緒にすると、小さ
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.7

五話のオムニバスで、どれも日本作品の主役を張る役者ばかりということで気になり劇場鑑賞。
一話と五話は普段の取り留めのない会話がとても自然でドキュメンタリーを観ているようだった。女優の横顔は綺麗ね。
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Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり/アバンとアディ(2023年製作の映画)

3.8

原題:富都青年(英題:Abang Adik)
マレーシアのクアラルンプールは高層ビルがたくさん建っていて煌びやかで近代的なイメージを持っていたが、ビルが見えるすぐそばに荒廃したスラム街があることを本
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セブン(1995年製作の映画)

3.9

原題:Se7en
何年も観ようと思いながら後回しにしてきたが、IMAXで劇場上映中の最終日に意を決して滑り込みで鑑賞。
ジャンルをずっとホラーだと勘違いして避けていただけで、サスペンスやミステリー
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

3.8

もし自分や相手の最期の日、今日がこの人と最後に出会う日と事前に知っていたら、もっと真剣に向き合い優しく思いやりを持って接することができるのだろうか。
他人だった二人が出会って、一緒に住んで時を一緒に
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

タイトルは知っていたものの一度も観たことがなかったため鑑賞。
前半はチャーリーがどのようにして金色のチケットを手に入れるのか、後半は工場見学で何を見せられているんだ?と思った。
結局自分が受けて大
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.0

二回寝落ちしてようやく最後まで観られた・・
ドラマかホラー、両方とは言わずともどちらかにもっと焦点を当てたら、ストーリーとして良くなったのではないかなと思うぐらい、トムクルーズとブラッドピットの無駄遣
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.7

原作である小説の原題は『アディ・プレイ』とのこと。
10歳で助演女優賞を史上最年少で受賞した記録は未だ破られていないらしい。
この二人は親子なのか?と思いながら作品を見られるし、実際に父と子という
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ザ・レディ・イン・オーケストラ: NYフィルを変えた風(2023年製作の映画)

3.5

原題:The Only Girl in the Orchestra
ニューヨーク・フィルハーモニックに入団した初めての女性コントラバス奏者、
オリンオブライエンのドキュメンタリー。55年同じ楽団で
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.8

従兄弟と祖母の故郷であるポーランドへ旅行する話。
みんなそれぞれ痛みを抱えている人間らしさが表現されていて、とてもよかった。
明るくて自分にはない魅力がある従兄弟に愛憎両方の気持ちを抱くのも凄くわ
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

『tick, tick...BOOM!』を観たときに知った本作をようやく鑑賞した。
遺作となった本作を書いたジョナサン・ラーソンの自伝的な要素を含むロックミュージカルの映画版。
ボヘミアン、セクシ
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

『ジョーズ』『E.T.』をIMAX上映で鑑賞し、本作も一度も観たことがないということでIMAX・3Dで劇場鑑賞してきた。

大きなスクリーンでIMAXによる音響、自分は今アトラクションにいるのか⁉︎と
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パピヨン(1973年製作の映画)

3.7

観たいリストに登録していた本作が、日本公開50周年記念で劇場再上映ということで鑑賞。
実在の人物であるアンリ・シャリエールの同名自伝小説が原作となっており、パピヨンはフランス語で"蝶"の意味で本人も
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冬の小鳥(2009年製作の映画)

3.5

原題:여행자(旅行者)
韓国の孤児院からフランスの里親に引き取られた監督自身の体験が元になった作品。
周りの人たちに影響するところ、両親や施設の状況から現実を知って、決意をしたようなラストの表情が
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21グラム(2003年製作の映画)

3.5

タイトルは21グラムと軽いのに、命とは何かを問う重い内容だった。
21グラムは20世紀初期にアメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルが魂の重量を計測しようと試みた実験に由来するものだか、この実験は科学
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