アンドウさんの映画レビュー・感想・評価

アンドウ

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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.5

ワンカット撮影による臨場感がものすごく良かった。

が、主人公のカヤの行動が終始ヒロイック過ぎて、実話ベースの物語の割にはあんまりリアリティを感じられなかった。

最後2人には幸せになって欲しかったよ
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トゥルー・ノース(2022年製作の映画)

4.0

監督の「なんとしてでも北朝鮮の強制収容所の実態を世に知らしめなければ」という切実な熱意が如実に伝わってくる傑作。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

2.0

すべてが中途半端なまま終わってしまった……
sf・セカイ系・ボーイミーツガール・タイムリープもの・恋愛・社会風刺と、描こうとしている要素が多すぎて尺の中で上手く扱いきれず、結局どれも不完全燃焼に終わっ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

2.8

殺人鬼の世界に足を踏み入れてしまった平凡な男が、徐々に狂気に染まっていく地獄を味わう作品。
グロ目的や怖いもの見たさで鑑賞するにはちょうどいいという感じで、とりわけストーリーが面白い訳では無い。
しか
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

弱者男性の心理を克明に描いた名作。

この作品に心を動かされなかったという人は、ある意味でとても幸福な日々を過ごしているのかもしれない。

トラペジウム(2024年製作の映画)

3.0

見応えのある一本。
ただ、良かった点がたくさんある分だけ、残念だった点が恐ろしく目立ってしまっている惜しい作品という印象が強い。
以下、詳細な感想。

まず、本作の物語を引っ張っていくことになる、主人
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

だいぶ攻めた脚本の構成してて、後章観ないとなんとも言えない。
前章を観た人には後章も絶対観させる作りをしていて、興行収入的観点からしたらとても上手い作りだなと感じた。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

ドルビーアトモスで鑑賞。
とてもよかった。現状今年ナンバーワン。

何を差し置いても、トリニティ実験のシーンがとにかく恐ろしかった。
スクリーン全体に映し出される閃光、爆発、そしてキノコ雲。
特に原爆
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

さすが名作とされているだけあって、かなり面白かった。

主人公のアンディが刑務所に入れられ、その稀有な才能を活かし、次第に所内の人気者になっていく様にはカタルシスを感じられて、観ていてとても楽しかった
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天気の子(2019年製作の映画)

4.8

修学旅行の時、深夜、教師の目を掻い潜って友人の部屋まで遊びに行き、薄暗い部屋の中で共に涙を流しながら本作を鑑賞した、という思い出話まで含めて98点の映画。

残り2点に関しては、天気の子を越える新海監
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

1.0

正しく悪夢。現状今年ワースト。
観に行かないことをおすすめします、時間の無駄なので。

今作の内容を簡潔に表すなら「ファンタジー要素を完全に無くし、代わりに不快感を全マシにした『君たちはどう生きるか』
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

世界観に酔いしれた
体感15分

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

素晴らしい作品だとは思う。

が、余韻に浸れる重厚なストーリーを映画に求める自分としてはあんまり好みじゃないかな。

けど、幼少期からマリオをプレイして育ってきた1人のゲームファンという立場で評価する
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

ボーは恐れているに向けての予習として観た。
今更だけどめっちゃ良かった。

辺鄙な村での因習に巻き込まれる外から来た若者って脚本はありがちだけど王道で面白くて、本作はとにかく映像が大掛かりで見応えがあ
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.5

2024 2本目

世にも奇妙な物語っぽかった。
謎は何一つ明かされないお粗末な脚本でありながらも、背景美術の作り込みが凄くてそれだけで観ていられる面白さがあった。

サンクスギビング(2023年製作の映画)

1.5

オチが大嫌い。

主人公を生かしたままで終わるのならば、変に殺人鬼に対し同情を引かせるような脚本にするべきでは無かったと思う。

序盤で長尺を使って主人公サイドを嫌なやつらとして描いていたから、僕も殺
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

1.5

ここまで世間と自分の中の評価が乖離している作品は記憶している限りは初めてだ。
目が肥えているというのも、だいぶん考え物なのかもしれない。

端的に言おう。つまらなかった。

というより、「いやこれFa
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開から1ヶ月弱経った後、ある程度のネタバレを知った上で鑑賞。

めちゃくちゃ良かった。

大勢の人が既に述べている通り、ナポレオンを英雄然とした猛々しい存在ではなく、過剰なまでに人間臭く矮小な存在と
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.5

ひたすらに優しく、心温まる作品。
流石原作が日本で1番売れてる本なだけあるわと感じた。
家族と是非。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.0

駄作と一蹴するにはあまりにも惜しい作品。

作画 星4(流石シャフト、水や光の色彩の使い方があまりにも魅力的で美しい)

演出 星4(作画と被る部分ではあるけど、ヒロインたるなずなの魅せ方が上手い。『
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.0

宮崎駿の自己満オナニー作品。宮崎駿信者でも、ジブリファンでない俺からしたら、正直星1すらあげたくない。この作品にストーリーなんてものは存在しない。

作画もジブリらしさはあるけど、新海誠あたりから始ま
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

本作は【青春SF恋愛アニメ映画】では無い。

むしろ、「君の名は」「天気の子」以降に量産されては散っていったジェネリック新海誠作品たちに対するアンチテーゼとなっている。

本作のキャッチフレーズは「恋
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まずは映像、何より映像。

予告編で期待させてきた通りの、圧倒的作り込みから来る狂気の映像体験はそれだけで一見の価値あり。

しかし個人的に最も評価できると感じたのは、ここまで電波な雰囲気を出していな
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