きぬきぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 148ページ目

きぬきぬ

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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.8

天才的頭脳の持ち主な青年と聡明な女性とのラブストーリーだな。エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョ-ンズなので幸せなときはとてもチャーミング。ただ障害により残酷な一面もある。デビッド・シュ-リスやハ>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.9

エニグマ(暗号解読機)を作ってしまえる人の思考に凄い興味があるけど、彼の一番の理解者で親密さを感じた相手が聡明な女性であったというのも、作戦自体が機密であったことも、主人公の優れた数学者の悲劇。残酷な>>続きを読む

不機嫌なママにメルシィ!(2013年製作の映画)

3.8

母親の愛を求めるが故、母親の支配下に陥っていた少年がアイデンティティーを取り戻す物語を、ギョ-ム・ガリエンヌが母親と息子の一人二役で演じる素晴らしさ!さすがコメディ・フランセ-ズの役者さん!一人芝居の>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.0

幼い姉妹たちが可愛いくて、悲しさを誘う。MAMAの設定も悲しいけど、元からそんな怖い顔にしなくても。。ミュージシャン崩れなジェシカ・チャスティンの何処にそんな母性があったの?とも思うが(笑) ホラーと>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.1

1:1の狭い画面に切り取られた愛や苦痛の空間がこれ程見る側を侵略して来るなんて見事。その1:1の世界は追い詰められて行く母親のリアルで、スティーブの自由で、教師カイラの愛。その世界の中で幸福でもあった>>続きを読む

パプーシャの黒い瞳(2013年製作の映画)

4.0

あまりにも美しいモノクロ-ムの映像!生活そのものであるジプシ-音楽の素晴らしさ。好奇心の強い少女だったパプ-シャが、その感受性さえも塞がれる民族の掟に縛られる悲しさ。

光陰的故事(1982年製作の映画)

3.8

短編オムニバス。親の愛情が弟に傾き肩身の狭い少年の救いのような切ない淡い恋を丹念に描いた「小龍頭」と、美しい陰影で性に目覚め始める少女を描いたエドワード・ヤンの「指望」(これはやはり秀逸!)が特に良い>>続きを読む

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.2

泣いた!80年代のム-ブメントでゲイやレズ、セクシュアルアィデンティティがオ-プンになったとはいえ、AIDSの蔓延で勘違いなバッシングも酷かった時代に、同じように社会(政治)に虐げられた者としての炭鉱>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.7

コラージュされていく人間関係の中に見えてくる個人の内面。見事な構図、陰影の美しさは残酷ささえも際だたせる。

同級生(1998年製作の映画)

4.2

これは秀作!単なるラブスト-リ-で終わらず、ゲイを自覚する高校生スティーブンが、自分らしく生きて行く為の選択をする物語。ゲイである自分を認めたくない少年の苦悩もきちんと描かれている。スティーブンには何>>続きを読む

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.4

開発地域の地面掘ったらゾンビ出て来ちゃった話だが(笑) 老人ホームを守るため銀行強盗をする若い兄弟たちに、ゾンビの襲来に毅然と立ち向かうホームの老人たち!老兵は死なず!(笑) これまたイギリスらしいゾ>>続きを読む

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

3.6

少年ギャングたちが突如襲来した異星人と、彼らの住むブロック(団地)を舞台に戦うという、、実にイギリスB級SF映画にあるある(笑) 少年たちの戦いがシリアス化するので笑うに笑えないけど、ニック・フロスト>>続きを読む

ラブストーリーズ エリナーの愛情(2014年製作の映画)

3.4

ジェシカ・チャスティンの母親役がイザベル・ユぺ-ルで父親がウィリアム・ハ-トなんて贅沢だよな。同じ時間を過ごしても、印象的な、男の記憶と女の記憶が違うことを突き付けられるShe Said コナ-の涙>>続きを読む

ラブストーリーズ コナーの涙(2013年製作の映画)

3.4

こういうジェイムズ・マカヴォイはとても魅力的。しかし男には、どんなに愛していても身勝手で女の気持ちを理解しようとしないんだなあ、というHe Said

愛のタリオ(2014年製作の映画)

2.2

う~ん、男が妻帯者と知っていながら、全て自己責任なのに逆恨みの凄まじさったら。

カフェ・ド・フロール(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

素直に良いと言いたくないのは、前世を受け入れ、夫と別れ、夫とその恋人の関係を祝福する奥さんがあまりに悲しくて。前世の罪の意識を転生した現世で償う形なのだろうけど、愛は愛なのだ。複雑だよな~。

ワンダフルワールドエンド(2014年製作の映画)

3.8

橋本愛が物凄く魅力的!!身勝手な男はいらない、女の子の方が良い!ってことでなく、お互いの為に必要とする相手に出逢った、それが女の子だっただけ。

オール・チアリーダーズ・ダイ(2013年製作の映画)

3.3

ラッキー・マッキ-だからやっぱりレズビアン絡み~(笑) 死亡したチアリ-ダ-たちを、その中に恋人いたからレズビアンの魔女が甦らせたら、元々ビッチなのにさらにビッチなゾンビになっちゃったという馬鹿馬鹿し>>続きを読む

スペシャルID 特殊身分(2013年製作の映画)

3.3

正義感強く優しく恩義に厚い潜入捜査官のドニ-・イエンさん。もちろんアクションも見応えがっつり!

イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

4.2

共働きの両親、孤独からか反抗的な少年。ハウスキーパーとして雇われたフィリピン女性。少年とハウスキーパーの彼女(国に残してきた子どもを心配している)ての関係がとても良い!少年は彼女に母親の代わりとも、恋>>続きを読む

ホラー・シネマ・パラダイス(2010年製作の映画)

3.5

父の遺した映画館を守る為、撮影し続けるスナッフフィルムがモノクロで、ヒロインのスター気取りの衣装もゴシックなら、ゴアさもマリオ・バ-バ辺りを想起させるホラー映画へのオマ-ジュ満載!原題は「イブの総て」>>続きを読む

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

4.0

撮影美しいんだ。復讐の為だけに生きていたような男。復讐には復讐の空寒い虚しさ悲しさ。

FEAR X フィアー・エックス(2003年製作の映画)

3.6

人の心の底に棲みつき、それがいつの間にか増殖し、何かのきっかけで爆発する。。恐怖の種。レフンの演出はときには観念的。そして意味不明な謎の組織が暗躍してるし(笑)

ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

3.5

ミュージシャン、ジョニー・フリンの歌が良くって音源(サントラではない)探したけど手に入らない-!(泣) 事故で意識不明の弟を案ずる姉(アン・ハサウェイ)が、弟の好きなミュージシャンと会い、音楽を知る話>>続きを読む

ジュピター(2014年製作の映画)

3.4

なんて愉しく贅沢なシンデレラストーリー!ショ-ン・ビ-ンにかしづかれ、チャニング・ティタムに守られ、ダグラス・ブ-スに誘惑され、エディ・レッドメインに苛められるミラ・クニスどんだけ羨ましい!(笑)

チョコリエッタ(2014年製作の映画)

3.8

森川葵はあまりにも愛らしく、菅田将暉の個性も良い。それぞれ心に癒しきれない傷を抱えた少女と少年は、カメラを介在し存在する意味を見つけだそうとする。フェリ-ニのオマ-ジュだけどフェリ-ニではない。風間志>>続きを読む

正しく生きる(2013年製作の映画)

3.5

何が、正しく生きる ということなのか?正しい と言われる行いをしてる人は出て来ない。ただ、正しく見えなくても、誰かのために生きようとしている。興味深い。

コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥 後編(2013年製作の映画)

3.9

ジャケット写真悪い(笑) ハリ-・トレッダウェイ可愛いからねっ!(笑)
前編の自分探しの旅から、後編の残酷な真実を知る怒涛の展開!ジョナサンが可哀想過ぎる!またルトガ-・ハウア-がそんな役似合い過ぎる
>>続きを読む

コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥 前編(2013年製作の映画)

3.9

主人公ジョナサンのハリ-・トレッダウェイが、もう好み過ぎて。。(笑) いや、もう個人的に最高 !(笑) いやいや作品自体面白い。
しかしたぶんフィルム撮りされてる映像は美し過ぎて、とてもテレビ映画と思
>>続きを読む

フェイス・オブ・ラブ(2013年製作の映画)

3.5

亡くした最愛の夫瓜二つの男性と恋愛関係になっても、彼女は夫の身代わりを求めてしまい、男の本気の愛に応えられない。これってたまらなくせつない。

ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)

3.9

上質のミステリー。パトリシア・ハイスミス原作らしく、ホモセクシャルの匂いもある父性愛を求める青年と、年長の男(ヴィゴ様なので尚更(笑) との共犯関係。オスカー・アイザック良いし、キルステン・ダンストも>>続きを読む

エンリコ四世(1984年製作の映画)

3.8

これがテレビ映画なんだから水準高いなあ。マルチェロ・マストロヤンニがやはり素晴らしい。愉しくユ-モラスだけど、笑えない黒さ、皮肉さたっぷり。喜劇だけど悲劇かなあ。映像美しいんだ。

ジェサベル(2014年製作の映画)

2.8

ホラー映画のほんまに怖いところって、酷いめに合う主人公自身に何の罪もない不条理なとこだよな-としみじみ思いながら観てた。サラ・スヌークも観てるうちに可愛く見えてきたし。

間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.5

イザベル・ユぺ-ルは本当にいつまで経っても、なんてチャーミング!

グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.0

内戦で故郷を追われたス-ダンの難民たち、運良く選ばれた人々はアメリカへ受け入れられた。そんな難民の、ある親を亡くして生き延びて来た家族の物語は、哀しくせつなく辛く残酷ではあるけれど、素晴らしい優しさと>>続きを読む

やさしい女(1969年製作の映画)

4.8

美しいフィルム!ドミニク・サンダも美しい!ロベ-ル・ブレッソン監督の突き放した残酷さにも震える大好きな映画の1本!