にぎりめしさんの映画レビュー・感想・評価

にぎりめし

にぎりめし

はたらく細胞(2024年製作の映画)

3.1

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楽しくみれた

阿部サダヲって演技上手なんだな
擬人化ではあるが存在して働いている細胞たちに、肉付けをしたのは阿部サダヲと、芦田愛菜の演技があったからかな

初めと終わりのカメラワークが血液の循環に
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.9

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すべての子どもたちへ。


カラムの目を通して、そこにはぼくたちもいたんだと突きつけられたシーンは涙が溢れてしまった。

カラムの『もう見えないんだ』には見えていた過去と、見えなくなってしまった過
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本心(2024年製作の映画)

3.1

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原作の人、アイデンティティは他者からの認識とその認識の齟齬、そしてそれが自分自身という認識からはかけ離れている場所に存在していて、交わることがないよ的なことが、すごく好きなのかもしれない。


左手を
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.7

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見た。

見たと言わせて欲しい。


『みる』コンテンツを選べる時代だ。

溢れている『みる』を『みない』ができる。


この映画に出てきた、みんなが『なにをみる』を強く主張を持って選択していた。
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

4.0

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何事も掘り返してはいけないんだ。

弔うっていうのは、生者のためのもでしかない。
死者のためのものじゃない。

生者のエゴが生み出したものじゃないか。
なんか憤りがすごいな。欲と、怒りと、不安が調和
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ふれる。(2024年製作の映画)

3.2

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ふれるは、ふれないためのだったんだな。


『ふれる』とか、『撫でる』『掴む』とか、気持ちや、感動、共鳴とか、形容し難いものに対して、手を駆使した動作での表現ってたくさんありますよね。

とても好き
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あの人が消えた(2024年製作の映画)

3.4

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いま、あの人が、消えた。

いい意味で裏切られた。
これ、面白いですよ。
タイトルに深みを持たせるのが上手いなぁ。
味わい深いですね。

伏線のばら撒き方と回収の仕方が、ヘンゼル並みに丁寧です。
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

4.1

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あの時代のTV番組のうさんくささと、欲深さが、カルト的ホラーとマッチしてて、溶け込んだ映画だった。

画質?の違い?オンエアの粗い画質、CM中の白黒、曖昧な部分の綺麗な画質、移り変わりによる、演出が
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ラストマイル(2024年製作の映画)

3.4

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ずっと怖かったです。
でも、これを怖いと思える自分の感性に安心しました。

MIUとアンナチュラルも全部観ました。
2作品ともとても好きです。すごく綺麗に終わらせていたのもあって、今回の映画での終わ
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熱烈(2023年製作の映画)

4.9

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とんでもない、熱量の追いかける映画だ。

熱量がとんでもないです。
どのシーンにも熱いものがあって、その熱量の感じさせ方がうまくて、絶対にぼくたちを置いていかない。
とんでもなく速くて、重くて、熱い
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ヒットマン(2023年製作の映画)

3.4

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何層にも重ねた先から、主人公をみる。

こうでありたい、こうあって欲しいと思う自分に成っていく。
でも、その主語が曖昧で常に流動的であるところがとても良かった。

冴えない大学教授のゲイリー、囮捜査
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サユリ(2024年製作の映画)

3.0

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最強おばあちゃんが、現れてから、ふと、おじいちゃんの写真をみたときに、さゆりにつけ入る隙を与えてしまったシーンが好きです。

おばあちゃんは人であり、最強じゃなく、強くあろうとしていると、わかってし
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.2

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奥行き、反響、空間、進行方向、呼吸、熱、湿度、この人が作る映画のここがスキが沢山詰まってて大変興奮しました。

エイリアンシリーズの中でも、わかりやすさがだいぶデカくて好き!!

エイリアンシリーズ
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ブルーピリオド(2024年製作の映画)

2.9

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多分、この作品はもっとカロリーがあってそれを集約しきれず消化させきれずに、映画になってしまった感じがした。

演技が悪かったわけでも、演出が陳腐だったわけでも、ないんだと思うけど、なんだろう、映画への
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夏目アラタの結婚(2024年製作の映画)

3.5

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ぼく、ドラマとかみないからわかんないんですけど、多分これが月9やと思います。

原作は齧る程度しか読んでないから、映画だけのお話しますね。


黒島さん怪演やったと思います。
めちゃめちゃに美人なのに
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愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.4

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『愛に乱暴』ってタイトルがとても気になる。

愛『が』乱暴ではなく、乱暴『な』愛、乱暴『に』愛でもない。
確かに、桃子の愛が乱暴だったとは思わない。
桃子の愛は常に穏やかで正しくあろうとしていた。
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きみの色(2024年製作の映画)

4.4

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彼らの世界で、輝くもの、大切にできなかったもの、隠したいこと、見たかったもの、見せたかったもの、いろんなことを丁寧に教えてもらった。

共感覚者のとつ子にとって、世界から色がなくなるほど、きみちゃん
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もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

2.5

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全然嫌な意味じゃなくて
110分の選挙行こう!PVやった

設定や、歴史小ネタでギャグ満載の面白コメディだと思っていたけど、メッセージ性が強くて良い意味のギャップだった。

選挙率の低さ、政治の関心の
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フォールガイ(2024年製作の映画)

4.1

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面白かった!って、人に言える映画!!!

アクションに飽きがこないっていうのは、結構本当にすごいことだと思った。

スタントマンってのが最高で、スクリーンの外なのに、スクリーンの中の動きが常にある。
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.8

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てこの原理しか勝たん。

ケイトはあの竜巻によって、ケイト自身を大きく奪われてしまったんだと感じた。
竜巻に魅了され、それを理解し、挑み続けようとした彼女自身。
彼女のそばにいた大切な友人、恋人、仲
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます


シンパイが暴走して走り回っていて、ライリーがうまく呼吸ができなくて、そこのシーンは僕も息が出来なくなった。

シンパイが涙を流して、身体が緊張状態になって、でもどうしても自分じゃ止められなくなった。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

彼女が湿地の中で自然と共に、ずって生きてきたことを理解する映画だったと思う。

自然には善悪がない。
湿地は死を悲劇にも、罪にもしない。

カイアだけが、ずっと自然の中で生きていて、他の人は社会の中で
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それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ(2002年製作の映画)

4.8

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圧倒的に傑作すぎる。

ロールパンナちゃんがは、まごころ草の影響もあるけど、ほんとうは『こう生きたかった』を、ずっとローラと再現してるのかと思うと、ロールパンナちゃんが選んだ孤独の重さが浮き彫りになる
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化け猫あんずちゃん(2024年製作の映画)

3.5

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大人は責任を背負い、果たす。
化け猫、妖怪は、そこにいてくれる。

そして子どもたちは、聡く、逞しく、健やかに育つ。

これをすごくまろやかに、大切に伝えてくれる映画だったと思う。


あんずちゃん
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怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

3.2

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シリーズ通して、挿入歌がだいぶ良いと思っているので今回もそれは間違いなかったよ。

思ったのは、ドタバダいろいろ起こるわちゃわちゃ感はターゲット層の子どもたちに楽しんでもらえるように、パロディや、最高
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温泉シャーク(2024年製作の映画)

4.8

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さいこ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

こういう映画を、映画館で観れることに誇りと自由を感じる。
最高映画体験だ〜〜〜〜!

冒頭から本当にお腹抱えて、汗と涙が止まらんくなるくらい笑えたし、どのシーンに切り替
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先生の白い嘘(2024年製作の映画)

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現実と、怒りと、悲しみと、自己否定と、性への嫌悪感と、快楽への欲求と、理想と、愚かさと、不条理と、正しさと、いろんなものを全く整理しきれない。

今言いたいことは、絶対みんなに観てほしいし、決してみん
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正義の行方(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

これを、ぼくが映画としては評価できないやつだ。

魅力的だと思ったのは、正義を終わらせに向かっていった人と、正義を追求している人と、正義を貫こうとしてる人のアンバランスさだったと思う。

『久間さんは
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ナイトスイム(2024年製作の映画)

3.0

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溺れてた。ずっと、みんな。全部。

レベッカのちゃんのお母さんの溺れっぷりは見事だっだと思う。これ以上ないな。
あのシーンが一番きたな。でも、お母さん的にもどうしようもなかったんだろうか。縋るしかな
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