いかにもカルトがやりそうなことの羅列に目新しさは無く、被写体を中心に据えた引き気味のカメラやトリップ表現のしつこい繰り返しも演出の引き出しの少なさにしか思えない。
トリップを表現するために画面を歪ま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
エレベーターは障害物になり、爆弾は説得相手になり、人は流星になり、宇宙船の破片はサーフボードになる。物体が本来の機能から逸脱する馬鹿馬鹿しさが楽しい。
腹が立つほど退屈。
アナ・デ・アルマスに吐き癖があることをダニエル・クレイグにセリフで確認させた後で実際に彼女に吐かせる、という流れが絶望的にセンスがない。
言語化されない(そもそも猿だし)怒りが人間には不可能な高低差のアクションとなって画面を埋め尽くす素晴らしい暴動映画。
男が自分の育てた猿を探しに行くと女に言い、女は出し抜けに男にキスした後、不意に走>>続きを読む