K

透明人間と蠅男のKのレビュー・感想・評価

透明人間と蠅男(1957年製作の映画)
3.3
モノクロ。合成多めの特撮。密室殺人。宇宙線研究からの透明光線と還元光線。座面の沈む椅子。透明人間描写は同じく大映の『透明人間現わる』を想起する。蝿男に関しては、人間が蝿そのものになるのではなく、人間が蝿サイズに小さくなり蝿のように飛べるという仕様。旧日本軍の開発した薬品…アンプル。うさぎ。ダンサーの体を這うシーンが印象的。有楽町の惨事が凄まじい。丸ノ内世界ビル。俳優自身が器用にヘリコプターを離着陸させるシーンには時代を感じた。設定は奇抜ながら脚本はシンプル。創意工夫の伝わる映像は良かった。
K

K