saさんの映画レビュー・感想・評価

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

かなり好きだった、
三宅さんの映画もその中の風景もとても好きだ
ケイコのときも思ったけど、こういう題材でも決して説教くさくなく押し付けがましくなく、広い世界に数多くあるうちのひとつの話として映してる距
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

パーフェクトデイズの話になった時に、よくこの映画の話題が引き合いに出てたから気になって観た。
仲野太賀が背中流すシーンと、六角精児がレジでよかったねえと喜ぶシーンが良すぎて。
そんなふうに人の優しさが
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

ピュアなベラが、きれいなばかりではない世界を目の当たりにしたときの動揺がしっかり描かれててよかった。
世界も自分も変えられる、当たり前のことのようで、とてつもないファンタジーだ、、でもそのファンタジー
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.2

デッサンで実体をとらえるために線を何重にも重ねて描いていくような感覚、、。何度も繰り返される同じシーンのセリフだけれど、目線も言葉の音程も表情もひとつとして同じものはなく、何度も何度も見ているうちに自>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.4

日々を覗き見してるような撮り方は心地よい好きな温度感だなーと思っていたけど、繋がると思っていたことは繋がらず、語られると思っていたところは語られず、意味があるかと思いきやそうとは思えず、描かれるコミュ>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

絶望の中にも愉快がある
ユーモアたっぷりで笑った
ふたりの間に流れる時間が素敵だ…

義父養父(2023年製作の映画)

4.8

切実な空気が流れる。細い糸がピンと張っているような淡々とした緊張感と映像が美しく、1時間その世界観に没入する。
だれかの感情や行動のプロセスがしっかりと語られることはない。それを捉えたいと掘り進めてい
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.7

ぎりぎりのところまで人々の感情表現がおさえられてるし、日常の愉しみとおかしみと色気が描かれているから、不運続きの可哀想な状況でも感情移入せずただただ観察しているかのように面白く見られる。
そこからの終
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マリの話(2023年製作の映画)

3.8

人間同士の距離感がとても不思議な映画だった。3本目がとくに好きだった(松田弘子さん最高すぎる)
わたしたちが人と関わるときに無意識に建てている他人に対する壁を取り払ったら、この映画で出てくるようなおか
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

やるせなく、うまくいかない日常
そんな日々に、突然やってくる一瞬のきらめく時間は決して派手ではないけど、味わい深くてこういうところにこそ人生の喜びがあるのだと思ったし恋は良いものだ
映像美が最高、、食
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.6

見よう見ようと思い続けて、とっくにティーンの年頃を過ぎてやっと見れた!
大人と子供の中間地点のあのどうしようもないかんじ、理由もないのに泣いたり世の中クソだ!みたいな感覚、なつかしくて恥ずかしくて愛お
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(2023年製作の映画)

3.6

夏からとにかく楽しみにしていた、首。
期待とは少し違うかんじではあったけど、2時間はとにかくあっというまだった。
北野映画特有の不気味さ、人間の闇、みたいなものはあんまりなくって、ポップでカジュアルな
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ポエトリー アグネスの詩 4K レストア(2010年製作の映画)

4.3

美しさを追い求める主人公と、それを阻む周りの環境。光と影の描かれ方がとても心に残った。
主人公がたったひとりで、葛藤する瞬間の顔が忘れられない。

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

4.0

かっこいいーー
酩酊状態のときの幻覚なのか現実なのかわけわからないかんじが、延々と続くのにファッションもアングルも色味も空気も画がずっとかっこよすごてまったく飽きない
グラスが割れるときや靴が鳴るとき
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小説家の映画(2022年製作の映画)

3.9

なんでおもしろいのか自分でも分からない、けどおもしろいということがすごい
極めてリアルで、会話を覗き見している感覚だからなのかな
ホンサンス映画の酒を酌み交わすシーンが大好きだ、人間のしょうもなさとお
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満月の夜(1984年製作の映画)

3.8

前見たメモ。主人公がとにかく我儘だけどとにかくかわいい。ずっとうっとりしちゃう。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

夏の映画がとても好きだけど、これはキラキラ夏映画ではないらしいことは事前情報で知りつつ鑑賞。
見終わった直後よりも数時間経ったあと眠る前に映像が浮かんできて、考えてしまう映画だった。
父と娘のキュート
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怪物(2023年製作の映画)

4.7

坂本裕二節が是枝さんの映画に溶け込んでいて、相性の良さにびっくりした。
物事は多面的で、どの視点に立って見るかによって善悪が変わる。その境界はとても曖昧なもので、善も悪も誰の中にも同居している。誰が悪
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.6

期待に反して全然響かなかった…
動けないほど太ってしまったこととかいろいろなことが自業自得じゃん…という呆れた思いが2時間ずっと頭から消えなくて入り込めなかったから悲しい、、泣
娘やトーマス、病院行か
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一晩中(1982年製作の映画)

3.9

夜を過ごすカップル、人々の映像が淡々と映し出される。
闇の中に差す光によってぼんやり映される人の輪郭や服の色がきれいだった。
ストーリーも描かれず、ただただ闇の中の人々の行動を観察するような1時間半は
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.6

君の名前で〜に似てるからこそどうしても比べてしまって君の名前で〜のほうがやはり好きだなと思ってしまった…
衝動的なぶっとんだ行動は若さゆえの本能を感じてよかった

バビロン(2021年製作の映画)

4.5

賛否両論あって見るつもりなかったけど知人から激推しされて、ものは試しと見てみたら…最高すぎたーー!
一瞬のきらめきの美しさ、ものづくりへの情熱、時代の変わり目の光と影、欲望まみれの乱痴気騒ぎ、血とか汚
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

映像がとにかくめちゃくちゃきれいで、ざらっとした質感で描かれる荒川の風景、古いジムの空気感たまらなかった。
言葉にならない感情をボクシングにぶつけてひとりでもがきながら何かを乗り越えていくケイコが美し
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.9

玉城ティナが魅力的…。
人を信じること、手放す強さと自由さ、そして手放さない美しさ、色々なことを考えた。
光が綺麗だった。
手放して軽くなったしげみさんの姿を見て爽やかな気分で劇場を出た。

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.2

2時間の静かな空気、ドイツらしい無機質で乾いた画面の中に現れる人々の心の温かさと寂しさ、どれも好きだった。

エール!(2014年製作の映画)

3.5

codaを見ようとしたらこれがオリジナルだと知ったので見てみたけど、なんとなくサラッとしすぎてた感じがする〜〜よくいえば楽に見れた。
もう少し心情を繊細に描いてるものが好きだな、、全員の心変わりが早す
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.9

夜が舞台の作品が自分はやっぱり好きなんだなー
これも一晩の話。
だからサラッと観れるけど、それぞれの青春の絡まり合いが楽しかった。
清々しい朝を迎えられた!

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.1

心地よい夏の映画!風景たまらん。。
ちょっとだけ残念なかんじの男子3人がかわいすぎる。。。!
その人それぞれのよいところもわるいところも全部ひっくるめてかわいくおもしろく描かれていて見ていて飽きない。
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

期待の3倍よかった
良い映画を観た日は寝るときに目を瞑ると脳内に映画のシーンが思い浮かぶけど、これもそれだった。
1/3くらいまであー若干しんどいかも…と思いきや、引き込まれていって最後は涙。。。
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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

4.3

画がきれいで見入ってしまい、あっという間だった。
とある1日のこと。なんだろう、じんわり。
会話っていいなと思う。
カフェでのシーンと雨のシーン、美しすぎて大好きだった

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

テンポよい場面転換、そのたびに迫られる
選択。その選択がまちがってたのか正解なのかは結局わからないけど、せめて自分は自分を肯定したい。
生きてゆくのですよ、、
中盤のトリップの場面のインパクト。。

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.0

軽快な3話。どの話も好きだったけど、特に2話目が好き。
ひたすら歩いて喋って口説いて口説かれて、、駆け引きを覗き見してるような感覚。
ロメール見ると、恋愛って人って、おもしろいな〜と思う。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

ゆるめ観賞
伊藤沙莉と池松くん好きな二人
池松くんのバレッタが気になりすぎて集中できない箇所があった、、笑
朝焼けよかったー
もうこれはシンプルなエモなやつや

春のソナタ(1989年製作の映画)

4.0

鑑賞後、なんだったんだろうという気持ちになるけど、そこも含めてやっぱり好き!
綺麗にまとまってないし伏線回収とかもない、なんだったんだろうというこの感じが妙にリアルで、心地いい
愛すべき人たち
ファッ
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