小空間演劇マンさんの映画レビュー・感想・評価

小空間演劇マン

小空間演劇マン

犬王(2021年製作の映画)

3.1

時代モノアニメ版『ボヘミアン・ラプソディ』とは誰が言ったか。or『グレイテスト・ショーマン』
猿楽の時代にロックがあったらというエンターテイナー一大叙事詩

オットーという男(2022年製作の映画)

3.2

原作版観てたので、リメイクも視聴。
ハリウッドらしく感動演出がマシマシ
だが、トムハンクスの職人技によって泣ける泣ける
なーんか、寂しくて死にたくなっちゃうね、でもね、の話

愛なのに(2021年製作の映画)

3.2

終盤の家でのコウジの叫びが全て
もっとギスギスしてそうな設定を滑らかに、今泉監督作にしては割と事件が起こった後、この作り手でないと成し得ない後半の展開。
ギャグコントみたいになるけどリアル。っぽく見え
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.4

とても好き
だらしなさとか、なんかどうしようもなく好きなんだよなとか、態度とかそれとない一言とかであっという間に心のやり取りが湧き上がってカットバックでばっ、とか。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

3.3

数年越しに観れた。
予定詰まった日だったけどよかった。。。
ヤン監督の描く恋愛がどんどん刺さるようになっていくー

対峙(2021年製作の映画)

3.4

すげえー密室会話劇
アメリカで時折起こる学校銃乱射事件の、それがあった後のフィクション。
しかしリアル過ぎる

演劇巧者4人のひたすら会話劇なので、実話orホンモノの人達なのかと錯覚するほど

(2023年製作の映画)

3.0

弾丸早口ト書きとフリーズ顔芸の饗宴

気づいたら終わってるあっという間!

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.2

ストーリーラインは王道、
だが、映像と迫力によって感動する。
観た時のコンディションもあって無茶苦茶泣いてしまった

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.2

2回目鑑賞。
1回目に観たのは2019年だったか。その時はまだ映画見始め期であまりハマらなかったけれどいつかもう一回観たいと思っていた。で、今回はとても面白く観ることができた。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.8

良過ぎた。

kw
この場所、この時、この2人でなければ生まれない関係
高いところ、都市から少し離れたところでしか本心になれない

終盤のマックスのときに、暗闇で顔が見えなくなっていく。
顔が見えなく
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これは宣伝素材やら動画やらを作りようがない気がする。
ワラワラたちのかわいい動画でも流すくらいかしら。
インコが結構えげつない。

えっ戦時の話?風立ち?
から始まり、
トトロやマーニーの観となり、
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.5

良過ぎる。
全員めっちゃいい。
自分のじゃないけど自分のこんな夏あったなぁ!と思ってしまう精度。

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.1

ストーリーは鉄板、主演阿部寛さんもいつも通りの不器用男なんだけど、内田流にてジャパン人間ドラマが響いた。

音楽っていいよね。

酒向芳さんの「私は音楽隊を30年やってきました」のとこ、めっちゃ泣けた
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.1

朝に電車で見たら鼻水垂らして泣いてしまった。ありゃりゃ

ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.0

リメイクの方から観ちゃったぜ。
スミスJr.のノリの軽さと細い体躯によるアクションがしなやか。
そしてジャッキー先生の熟練のドラマと殺陣。俄然『コブラ会』が気になってきたぜ

秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.2

交友が狭く喋る相手がいないために家族に対して口煩くし続けてしまう母と、若者的にはうっさくて堪らない娘、子どもができない分妻・姉・姪に愛が深い弟と、アップダウンが激しいその妻、
幸せに育ててもらった養子
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2/デュオ(1997年製作の映画)

3.3

リアル。圧倒的に生。
キュウッってなる。
すっごい。
西島秀俊さんが一番イイ映り

ガチ星(2018年製作の映画)

3.2

江口監督の『サンクチュアリ』がハマったならこれもハマる。(大人のスポ根なので構図はほぼ同じ。)
監督の「どうしようもないオヤジ」の解像度が高い。観てるこっちがキツくなる。
だから、セリフ無しでも気持ち
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

まずは阿部サダヲさんの、顔がニッコニコで人に好かれる風体なのに眼の中真っ黒!という要素で惹きつけて、謎解き操作で繋ぎ、裏に原作小説の妙の見える後半で〆るという作品。
「君はすごいね/君だけだよ/分かっ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.9

本質的にはB級ホラーなのだけど、
FPSゲームのシステムを取り入れることでエンタメゲーム体験に生まれ変わっている。
都市伝説をワンアイデアで映像化、ってゆめがあるなあ

渇水(2023年製作の映画)

3.0

親と子と水と煙草の話。
水鉄砲の男の子と磯村勇斗さんのポイントが、とても小説的。

怪物(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

途中まで「ほーん。」と観てたが、ラストシークエンスで一気にグッと来て泣いてしまった。
「生まれ変わったのかな?」
「そういうのないと思う。元のままだよ」
「元のままか。よかった。」
良過ぎる。どうやっ
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波紋(2023年製作の映画)

3.2

とても一本の映画のスジではまとめ難い、形があるようでないような水の話。
主演筒井真理子さんがともかく怖い。次に何をしてくれるだろう!?と気を抜く暇がない。

通常の映画ならここが勝負とじっくり見せるよ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.1

2回観ると2回目の方が面白くなる映画。

その時間的長さと直接描写なしの演出方針から、観終わった時は「ほ?」となってしまった
が、
なるほどなるほど、と後からどんどん面白い。
冒頭のスマホ動画切り取り
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.3

めっちゃエンタメ!はちゃめちゃ倫理観でバカスカアカンことをやってく
顔芸クライムサスペンスアクションギャグ映画だ!
日本リメイクだけど、話の筋やフリ落ち、あとなぜかカメラワークも、原作の韓国映画作風を
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.0

アニメシリーズ+ラジオドラマで含みを持たせて終わらせた件について「答え」を出す劇場版。
“真実は藪の中”のインザウッズなのだけど、答えは出しちゃう。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.2

灰原が蘭姉ちゃんもコナン君も抜き去ってヒロイン兼主人公に登り詰めた。
すげえすげえ

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.2

映画の撮影が終わって完成だ!ではなく、
後半まるまるポストプロダクションに当てているのがいい
映画の映画、というよりも「プロの仕事」の人の映画という感じ。
映画演出をふんだんに入れた序盤の演出は楽しい

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.1

原作′30年版との差異としてラストのシークエンスがあると思われるが、さすがの後味悪さと謎の綺麗さがある。
話としての抒情詩感を持たせたストーリーの原作版に対して、
不条理な死と英雄譚になり得ない無情さ
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