毬子さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

毬子

毬子

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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.5

天才ギタリスト、エメットの物語。
ギターの腕前は超一流なのにいい加減でオンナ好き、灰皿などの盗み癖があって口ばかりのエメット。それでもなぜか憎めない不思議な天才。

まるで実在する人物みたいに話は進み
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.8

事故の後遺症で記憶障害が残り、同じ1日を繰り返す彼女に恋をする彼は…と書けばなんだか暗い話になるけれど、ハワイの太陽と音楽で陽気なラブストーリーになった作品。

タイトルの意味がわかった時、なるほど!
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.8

とにかく歌が素晴らしい作品!
タイトルのイメージからキラキラのサクセスストーリーかと思いきや、感情がぶつかり合う人間ドラマで驚きました。

ビヨンセの華やかな姿と歌声はもちろん、ジェニファー・ハドソン
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.8

『夢の続きは…そんなに甘くない。』
運命的な再会から9年後、ロマンチックなムードはどこへやら、結婚して一気に現実モードのふたり。

会話のテンポや歩くスピードでふたりの間に流れた18年の歳月をうまく表
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

ロマンチックな夜明けから9年後、再会のきっかけは彼が書いた本だった。

前作に続きロマンチック全開なスタートでふたりは会えなかった時間を埋めるように熱く語り合う。
『半年後に会いましょう』という約束は
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

なんてロマンチックな作品だろう。
旅の途中、列車で出会ったふたりが惹かれ合い、夜明けまでの限られた時間、時を惜しむかのように語り合う。

観覧車でのキス、ミルクセーキの詩、電話ごっこ、最高の夜のための
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.0

何の前知識もなく観た作品に衝撃を受けた。開始1分、『私を知ってる?』の登場シーンで心を鷲掴みにされ、あとはもう画面に釘付け。どうして泣いているのかわからないけれどポロポロ涙がこぼれた。

何これ?何な
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シンデレラ(2015年製作の映画)

5.0

『オトナの女性にこそシンデレラで再び夢を!』
大人になってから観るシンデレラに涙して胸が熱くなるとは思いもしなかった。
ストーリーはもちろん、キャスト、美術、音楽、どれをとっても素晴らしい。

かぼち
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彼女と彼女の猫 -Their standing points-(1999年製作の映画)

4.0

YouTubeで観られる5分のアニメーション。

白黒の世界と音が印象的な作品。
物語が進むにつれ白黒だった世界に色が満ちてくる。音によって色付けされた世界は観る人それぞれ違うのだろう。わたしにはとて
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だれかのまなざし(2013年製作の映画)

3.8

YouTubeで観られる7分の短編アニメ。『言の葉の庭』『秒速5センチメートル』の新海誠監督の作品です。

自分はひとりぼっちじゃないかと不安になったら、この作品を観てあなたを支えてくれている人たちの
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ライフ いのちをつなぐ物語(2011年製作の映画)

3.8

物語云々より映像を観ているだけで気持ちが落ち着く作品。眠れない夜に観るのがオススメ。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

「自分の過去に何度もタイムトラベルできる能力があるとしたら…?」

(もしもあの時、もっとうまく誘えていたら彼女といい雰囲気になれたかも…)なんて誰でも一度は経験する「やり直したいシーン」に戻ることが
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体脂肪計タニタの社員食堂(2013年製作の映画)

3.6

映画というより2時間ドラマの内容。
料理を作るシーンやレシピを考えるシーンは面白いが万人にウケる作品じゃない。

鑑賞後はお腹が空くので夜中は観ない方がいいですよ!

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.8

「失恋の痛みを消すために恋愛期間の記憶を消すとどうなると思う…?」
いちど観ただけでは感想を書けなくて1ヶ月後に再び観た作品。
ありがちな恋愛映画だと思っていたら展開についていけなくなるので集中して観
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

想う相手に気持ちが届かないもどかしさ、失恋の痛みや悲しみ、大人たちが真剣に恋をして悩んで感情があふれだす物語。
ブルーベリーパイが売れ残った時の「理由なんてない、たまたまその時は選ばれなかっただけ」と
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ドラムライン(2002年製作の映画)

3.8

音楽版スポ根映画!!
音とリズムと熱気を感じる熱い作品。
マーチングバンドが最高にカッコいい。
終盤の一触即発の演奏にドキドキした。途中、ラブストーリーみたいな流れになるのが余計な感じがした。もっと音
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.2

ハイテンションで駆け抜ける2時間!
メチャクチャな先生が音楽(ロック)を通して思い込みを壊して魂の叫び方を教えてくれる話。
いらない子なんていない、それぞれが素晴らしい才能を秘めた存在なんだとバンドの
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.2

一瞬たりとも油断できない作品。
鑑賞する人の性別、生活環境、精神状態で感想も誰を支持したくなるかも変わるだろう。
何が正しくて何が異常なのか、決めるのは自分だ。

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.0

「死を前にしたとき、君は何をおもいますか?」
闘病モノにありがちな涙を誘うシーンはなく、患者と家族、友人や恋人の視点から描かれていて鑑賞後は爽やかな気持ちになった。
悪ノリしながらも信頼できる友人と過
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

「僕は“友達”という心の壁を超えられるのだろうか」
キュートな彼女にメロメロな彼が最高にかわいい!近頃トキメキが足りない人に観て欲しい恋がしたくなる作品。天真爛漫で自由奔放な彼女(サマー)に振りまわさ
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.2

「まわり道をしても人生の目的地へ辿り着くんだ」
LIFE最終号の表紙を飾る25番のネガを探してひとりの男性の人生が変わる話。映画館のスクリーンで観なかったのが悔やまれるくらい映像が美しい。音楽も素敵で
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.2

名前は知ってる、いや、どこかで聴いた事がある!何の予備知識もなく観た作品だけどテンポ良く進む話と素敵な音楽に夢中になった。よくあるサクセスストーリーに仕上げず影の部分も丁寧に描いているところがよかった>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

3.8

「それでも人生は続いていく」
21gとは魂の重さなのだろうか、それとも死を迎えて赦される罪の重さなのだろうか。
時系列が行ったり来たりする作品なので目を離すとついていけなくなる。この世には知らない方が
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

インド映画っておもしろい!
突然歌って踊りだすから作品のリズムに慣れるまで何度も笑ってしまった。感情表現が豊かでとても純粋な印象を受ける。ストーリーもしっかりしていてあまり長さを感じなかった。小さなこ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

「11歳の君が見つけたものは。」
炭鉱の町で11歳の男の子がバレエダンサーを夢見る話。台詞は少なめで音楽と表情で語りかけてくる作品。作中の音楽の使い方が素晴らしい。言葉で伝えきれない感情を11歳の彼は
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.0

…これは、京都の名所を楽しむための作品なのかしら?笑
深く考えずにリラックスして観てください。意味を求めず雰囲気を楽しみましょう。ホルモー!ゲロンチョリー!!

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.5

何度でも観たくなる素敵な作品。
ストーリーは目新しくないけれど、伏し目がちな視線、儚げな表情、ファッション、色彩、音楽、どれをとっても美しい。

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

5.0

人種差別の話だと先入観を持たずに観てください。全く長さを感じさせない素晴らしい作品。肌の色だけで見えるものなんてない。
「お嬢ちゃまはやさしい子、お嬢ちゃまは賢い子、お嬢ちゃまは大切な子」
慈愛に満ち
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

「余命30日、あなたならどう生きますか?」
余命30日を宣告されたHIV患者、ひとりの男性の生きたいという強い気持ちが描かれている作品。闘病モノにありがちなお涙頂戴の演出がひとつもないところが潔い。彼
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.2

「こんなに近くにいるのに君は遠い存在。」
肉体がなければ恋はできないのだろうか?人工知能を搭載したPCのOSと恋に落ちる話。人間はどの部分で恋をするのだろう。こんな“友だち”がいれば毎日が最高に楽しく
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.4

美味しそうな料理がたくさん出てくるだけでは終わらない話。厨房のことはよくわからないがヒールを履いてエレガントな服装で料理ができるのか不思議に思った。前職のお別れ会のシーンで蛍の光が歌われていることに驚>>続きを読む

ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.8

嫉妬するくらい素敵な仲間と家族に支えられ挫折を乗り越えチャンスを掴む男性の話。甘えったれの主人公にイライラする場面もあるけれど、純粋に音楽を愛し心根が優しい彼をついつい応援したくなる。この作品を観てい>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8

じんわりと胸があたたかくなる父と子の物語。絵本をめくるように進んでいく父の話は夢と幻と真実が絶妙にミックスされた不思議な世界。水仙のシーンが美しい。穏やかな気持ちになれるやわらかい作品。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

おもちゃの国に迷い込んで絵本を読んでいるような魅力的な作品。この世界では残酷なシーンでもなぜかコミカルに感じてしまう。登場人物の姿勢と身のこなしが美しい。音楽もステキ。テンポが良すぎてあっという間に終>>続きを読む

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.6

「あの日、あなたに出会わなければ私は幸せになれたでしょうか」
作中、何度も風が吹く。扇風機から生温い風、木々を揺らす不安な風、真実が見える頃には吹き飛ばされそうな強い風。吹いても吹いても澱んだ過去と罪
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