この映画に戦場の場面はない。
が、これは間違いなく戦場がもたらす極限状態を描いた映画だった。
2024年1月29日、人道支援組織である赤新月社のもとに一本の緊急電話が入る。
それはパレスチナのガザ地>>続きを読む
スリープオーバーとはお泊り会のことを表すらしい。
この映画が描くのは夏の終わり、様々な男女の恋とも言い難い微妙な関係。
マギーは友人のベスと共にプールやダンスレッスンに通いながら夏を満喫している。>>続きを読む
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ゴム手袋の製造工場で働く内気で孤独な青年・夕平。
少し高級な食パンにジャムを塗って食べるのが楽しみ。
コミュニケーションが苦手で、人が握ったおにぎりは食べられない。
そんな彼は同じ職場の紗月と親密な関>>続きを読む
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タイトルは「男は一歩敷居を跨げば七人の敵あり」という諺のもじり。
一歩社会に踏み出せば多くの困難に出会うことを意味する。
舞台となるのはある高校の映画研究会。
そこに所属する梨花は転校することを仲間>>続きを読む
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高校生のジョーは父親と二人暮らし。
彼は支配的で過干渉な父親にうんざりしていた。
別居している姉はあと数年の辛抱だとジョーを宥める。
だがジョーの我慢は限界に来ていた。
一方、ジョーの友人のパトリッ>>続きを読む
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自閉スペクトラム症の大貴。
朝はきっかり決まった時間に起きて、清掃業の仕事先に向かう。
決められた順路に沿って真っ直ぐ歩き、曲がる時も直角に身体ごと方向を変えて進む。
仕事はとにかく丁寧でトイレットペ>>続きを読む
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パンデミックにより人口の大半が死滅してしまった世界。
かつて整備工を務めていたヒッグは、愛犬のジャスパーと共に小型機で物資を調達するために都市を訪れる。
すっかり荒廃してしまった都市には人の影がなく>>続きを読む
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死んだほうがマシな人間が殺された。
殺されたのは探偵の米本。
葬式の場では誰一人悲しまないようなあくどい男だったらしい。
そんな彼の元同僚の佐竹は、元上司の寺西の依頼により米本の死について調査をする>>続きを読む
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邦題には”続“とついているが『夕陽のガンマン』とは何の繋がりもないし、物語のスケールも全く違う。
南北戦争時代の荒野を舞台に三人のガンマンの人生が交錯する。
まずは「卑劣な者」であるトゥーコ。
悪事>>続きを読む
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ある父子が連携しながらスーパーで万引きをする衝撃的なシーンから映画は始まる。
盗んだものはカップ麺などの安価な食材。
その後、父親は息子にせがまれて商店街でコロッケを5個買う。
コロッケ代を払えるお金>>続きを読む
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少年たちが死体を探しに行くという名作はあったが、ジジイが死ぬのを見守りに行く少年たちの物語は初めて知った。
小学生の木山、河辺、山下の三人は、あるきっかけから「死」について考えるようになる。
彼らは>>続きを読む
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少女の目に映る台北の夜市は万華鏡のように眩い。
だがその光の下には厳しい格差社会があり、それぞれに孤独や問題を抱えた人たちが暮らしている。
そのすべてが自業自得なのかどうかは分からない。
シングルマ>>続きを読む
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あまりにも切ない幕切れとなった『ノーウェイホーム』から4年後の世界。
人々の記憶から消し去られたピーター・パーカー=スパイダーマンだが、平和を守るためのヒーロー活動は続けていた。
彼にはすべてを忘れて>>続きを読む
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冒頭の荒野を馬に乗った男がやって来るロングショットから引き込まれる。
突如銃声と共に男は倒れ、驚いた馬はその場を立ち去る。
その後もカメラは回り続ける。
全編通して極端なロングショットとクローズアップ>>続きを読む
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もともと『七人の侍』はジョン・フォード監督をこよなく愛する黒澤明監督が、西部劇を意識して制作した作品である。
西部劇が晴れの日の決闘が多いため、『七人の侍』は敢えて土砂降りの中での決戦を描くことにした>>続きを読む
どこまでが現実でどこまでが夢や妄想なのか、その境目の曖昧さはまるでデイヴィッド・リンチの描く世界観のようだ。
シルバーレイクとはロサンゼルスの東北に位置する貯水地のことだ。
ハリウッドに近いため芸術>>続きを読む
確たる科学的な裏付けがなくても、映画の世界では恐竜を蘇らせることが出来る。
舞台は1980年代のアメリカにあるオークストリートという長閑な町。
そこで異変は少しずつ起こり始めていた。
突如現れた絶滅>>続きを読む
日本の敗戦後の進路を決定づけた極東国際軍事裁判から25年後、アメリカ国防総省は50万フィートにも及ぶ膨大な記録映像を公開した。
その映像記録を『人間の條件』などで知られる小林正樹監督が再編集し、さらに>>続きを読む
歴史に「もしも」はないと言うが、もしもチャーチルがナチスに屈して和平交渉を受け入れていたら、世界はどうなっていただろうか。
1940年5月、ナチスドイツに対して消極的な外交政策を行ったために、首相のチ>>続きを読む
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非常時にこそ人間の本性が現れる。
第二次世界大戦中の日本軍がいかに理不尽で非人道的であったかを描いた作品は数多くある。
この映画でも上等兵というだけで自分の憂さ晴らしのために初年兵をいたぶる醜い男た>>続きを読む
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第二次世界大戦末期。
ドイツの北部にあるアムルム島の上空を爆撃機が通過していく。
島には本土から疎開する人々の姿も。
どうやら主人公のナニング少年も島の生まれではないらしく、農作業で得たわずかばかりの>>続きを読む
登場する兵士たちの詩的なモノローグが印象的だった。
彼らの一人一人に哲学があり、積み上げてきた過去があり、守るべき大切なものがあるのだ。
また敵味方関係なく、一人一人に魂が宿っていることを強く感じさせ>>続きを読む
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高粱(コーリャン)とは中国で白酒(パイチュウ)の原料とされるイネ科の植物。
このコーリャン畑が物語の中で大きな役割を果たす。
1920年代の中国。
18歳のチウアルは親子ほども年の離れた酒蔵の親方の>>続きを読む
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前作の『独立愚連隊』よりもさらにコメディ色が強くなった分、作品の持つ毒は少し弱くなったように感じた。
左門寺隊長率いるはみ出し者だらけの小隊は行方不明の軍旗を探すという任務を受ける。
軍旗は日本軍の>>続きを読む
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馬に跨がり颯爽と広野をかけていく佐藤充の姿など、日本版西部劇といった印象の演出が冴えていた。
戦争映画としては非常に際どい印象を受ける内容で、皮肉がたっぷり込められた反戦映画とも、祖国のために散ってい>>続きを読む
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1945年8月8日の長崎。
いつも通りの明日が訪れるかどうかは誰にも分からない。
しかし、それでも人は明日が訪れると信じて生きている。
それは太平洋戦争末期の日本でも同じだった。
いつ空襲警報が鳴る>>続きを読む
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太平洋戦争末期、漫画家志望の田丸は南国のペリリュー島に駐屯していた。
彼は兵隊としては有望視されておらず、炊事係の荷運びの手伝いを命じられる。
その後、田丸の性質を見込んだ島田少尉は、戦死者の最期を記>>続きを読む
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GHQの最高司令官ダグラス・マッカーサーが日本に上陸した1945年8月30日。
これは占領軍による本格的な日本の統治が始まったことを意味する。
支配者ではなく、解放者として。
マッカーサーは戦争犯罪>>続きを読む
真珠湾攻撃が始まる四カ月前。
内閣総理大臣直属の組織、総力戦研究所に日本中のエリートたちが集められた。
陸・海軍、官僚、民間企業から選りすぐられた彼らは模擬内閣を組織し、アメリカとの戦争の行方をシミュ>>続きを読む
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武器商人のオディールは、出所したばかりの獄中仲間のルイスと共に、保釈金融業のマックスのもとに向かう。
そこでオディールは一万ドルを用意して、逮捕されてしまった部下のボーモンを保釈させる。
早速彼はボー>>続きを読む
1964年、アメリカ・ミシシッピー州の夜の田舎道。
若い白人二人と黒人一人を乗せた車が突然、複数の後続車に煽られる。
後続車の一台がパトカーだと分かり、若者たちはすぐに停車するが、降りてきた保安官は差>>続きを読む
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1930年代にアメリカの各州で銀行強盗を繰り返したデリンジャー一家のボスのジョンと、彼を追いかけるFBI捜査官のパーヴィスとの因縁の対決を描く物語。
悪党ではあるものの、ジョンは人々にとって恐怖の象>>続きを読む
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これも男二人組の滑稽でありながら悲劇的な友情を描いたアメリカン・ニューシネマの代表作。
テキサスで生まれたジョーは、常にカウボーイスタイルに身を包み、自分には女性を虜にする男性的な魅力が備わっている>>続きを読む
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力によって人をねじ伏せたり、人から大切な物を奪うことは容易いように思われるが、やられた人間は決してその傷みを忘れない。
恨みや憎しみというものが、いかに増幅し連鎖して人の人生を狂わせていくかを嫌という>>続きを読む
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夏休みに入り、ビョンギはオクジュとドンジュの姉弟を連れて祖父の家に引っ越すことにする。
何となく歯切れの悪いビョンギと、あまり嬉しそうではないオクジュの姿に、これがあまり楽しい夏休みの始まりではないこ>>続きを読む
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公開当時は描かれるバーチャルな世界が特殊だと思っていたが、今観返すと時代を先取りしていた作品だったことが分かる。
そしてこれは時代を越えて愛される作品なのかもしれない。
描かれるのは世界中の人々が集>>続きを読む