チャレンジ精神伝わるカメラワークとキャストの本気がスクリーンからひしひしと伝わってきて、久しぶりに純粋に映画を楽しめた気がする。想像以上に見応えのあるスポーツ映画だった。
永瀬廉は決してずば抜けて芝居>>続きを読む
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消えない傷がついた顔、人間扱いされない人種、ゲイ、反ナチス。
第二次世界大戦真っ只中のドイツではすべてが醜い者だったかもしれない。ジョジョとエルサが静かに体を揺らして踊るシーンに醜い者はいなかった。た>>続きを読む
松坂桃李のラストカットの表情、本当に素晴らしかった。カメラワークも挑戦的。基本手持ちで見せた新聞社とFIXで機械的な内閣情報調査室での対比、杉原の心情の変化に合わせた動き。
この作品が日本アカデミー賞>>続きを読む
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ツチダに全然感情移入できなかったけど最後にせいちゃんが歌うシーンでは泣けて泣けて仕方なかった。あぁ、やっと聴けたって思えたからきっとそこだけはツチダに感情移入できてた。
客観的に見るとせいいちがまた歌>>続きを読む
ストーリーではなく、撮影で魅せるに特化した本作。
登場人物を戦地に生きる大勢の中の1人として描くことなく、伝令という役目を背負った1人の男の戦争だけをしっかり捉えていた。戦争映画って広く見せるイメージ>>続きを読む
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必要最低限の音楽と散りばめられた染みる台詞たちと贅沢な間の使い方。役者の演技力が際立って見える演出に前半は若干ヒヤヒヤしましたが世相を反映させた、今この世の中に必要な映画だったと思います。
堀部圭亮>>続きを読む
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非常に挑戦的な演出でした。
塔子や鞍田など登場人物たちのバックグラウンドを描かずに表情、台詞、視線などで表現するという役者の技量と観客の想像力を信じた監督の演出を昨今の語りすぎてしまう、余白を残さない>>続きを読む
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美しい構図と色味、久々に映画で感じたハッとさせられる展開。半地下というアイデアも素晴らしかった。
半地下家族が洪水被害を受けてからの観客の感情の誘導がとんでもなく秀逸。まんまと視点と感情を変化させられ>>続きを読む
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車を降りたイズミ母とイズミのやり取りを見て、なんとなく「東京物語」を思い出した。家族は巡っていく、悲しいけど親は衰え、子どもは新たに家族をつくる。その繰り返し。昔は迎えに来てくれた母を自分が迎え入れる>>続きを読む
売れない小説家が自身の呪縛であり人生そのものとも言える初恋と再会する話。
森七菜ちゃんがめっちゃくちゃ良い。
着眼点はとにかく良いと思う。好きだった。
異常気象と言われる今、見知らぬ誰かのためにどんな天気も少しだけ愛してあげたくなる題材。
でもこれはもう映画ではない。台詞が聴きにくいくらいの爆音音楽に途中うん>>続きを読む
こんな福士蒼汰をわたしは待っていた!!!
こんなクレイジーな福士蒼汰を観たかった。
義理とか愛情とかそういった要素も描かれていたので退屈はしなかった。
緊張感と笑いの緩急。お見事。
泣きたくなるほど優しい映画。
大人になることは何かを捨てることではない。自分を肯定することだ。