デッドプールという作品が『第4の壁』を破っている事で話題になりましたが、ウェルメイドな今作が『家族皆で笑えるように』と演出されている様は、よく考えると深い話なのかもしれません。ここで求められているのは>>続きを読む
スペインの片田舎で『フランケンシュタイン』を観た少女が精霊に想いを馳せるという物語ですが、スペインの田舎町の風景だったり学校の様子などが、まるでファンタジー世界のように美しくて魅せられます。何より主人>>続きを読む
これは掘り出し物~。
主人公がソシオパス(社会病質者:他者への共感が著しく低い)で、それを本人も自覚して苦しんでいるという設定が面白いです。検索性だけが特化して『他の人と違う』という事で悩む現代の人に>>続きを読む
三部作の完結編なんだけど、今ひとつ盛り上がらないのは『宿題』と『課題』が出来ていないから。
『宿題』はシリーズを通して語られるはずである『エイプはいかにして人類を超えたのか』という答え。それが、主人公>>続きを読む
ブサイクで自分の利益しか考えない警官。そこに民主化直前の権力(国家安全企画部)の、『最初はただの捜査の報奨金だと思っていたものが、後に自らを悪に染める鎖になっていた事に気づく』という搦め手が実に巧み。>>続きを読む
悪くはないんだけど、モヤモヤしながら見終わる。
それはなんだろうと考えたら、『彼の問題は仕事が原因ではない』という事だった。(なので題名はすごく意味がないw)
仕事は大変だけど、彼にとってはそこまで問>>続きを読む
まるで絵物語を見ているようなウェス・アンダーソン作品ですが、この監督の映画は本当に独特ですよね。よく模型みたいなシーンが出てきたりするのですが、作り物感を出しながら人の生々しさを描く感じが、この人だけ>>続きを読む
この映画は80年代に頭角を表したヘヴィメタルバンドのその後、みたいなお話です。バンドの主要メンバーである50代のリップスとロブ・ライナーは普段は仕事をしながら小さいライブハウスでステージを重ねながら、>>続きを読む
女性や子供、老人という存在は、純粋な力の前には屈することも多い。けれど、心に灯した火を消すことは誰にも出来ないし、その火は時にどんな力も跳ね返す強さになるんじゃないかなと思うのです。それは、最もスマー>>続きを読む
ディズニー制作のヒーロー映画。きっと当時から感じられていたであろうデザインの『古さ』は、スチームパンクにも似た普遍性を感じる。今の可愛らし過ぎるロボットデザインは廃れていく気がするけど、この『古さ』は>>続きを読む