みっちょむさんの映画レビュー・感想・評価

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ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

家族、音楽、動物そして政治。
デビュー作からクストリッツァだった。
40年前の作品とはいえ冒頭から猿にタバコ渡したり、子供にタバコ吸わせたり、兄弟ぶん殴ったりいろいろひっかかりそうなシーン満載。でもク
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

みことちゃんたくさん階段登ったねー。おつかれさま。
近藤さん演じる作家先生がおかしかった!死んでみたって笑
理由がリバー流れないでよ、だと思ったらトーチウッドみたいな、いやキンザザみたいなマシンに乗っ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

牛のミルクを盗みだしてから結末はなんとなく想像ついていたのだけど(嫌な予感)、どんな着地点になるのか予想できないまま観ていたら、最初のシーンに還っていった。
クライマックスはキング・ルーが小屋に戻って
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2024年劇場鑑賞1本目
トラン・アン・ユンといえば家族の生と死をとらえた美しい秀作エタニティがとても良かった。
今作もフランスを舞台にとことん食を探求し料理を作る人食べる人々の愛に満ちた人生の物語だ
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

山の中で生きていたブルーノがインテリ家族に干渉されて、人生の歯車がくるっていくのが辛かった…。彼らと出会っていなければ大自然の中で悠々としたもっと単純で幸せな生活があったのでは、と思う。
山が美しいだ
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

澱んだ沼を洗い流すように時の川が流れて最後にあったかいお風呂に辿りつく、そんな映画だった。
ストーリーは想像していたより大きな事件があった後の話で、途中からあぁあの人がそうなのかなと読めてくるのだけど
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

相手をよく知ろうとする努力は疎かになりがち。男女も親子も。そして人形(理想)と人間(現実)、人間界は楽しいだけじゃなくて悲しみや苦しみがいっぱい、死も訪れる。医者や弁護士、アイドルだって簡単にはなれな>>続きを読む

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なるほどそうだったのか…だった。
私は鈍いのか途中の山のシーンを見ても彼女の妄想の1部なのかな、家族を失ったことについて自分なりのストーリーに置き換えてるのかなと、とにかく1人になりたくて家出したちょ
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ロシアに近いところに住んでいるので寒さリアルに感じる季節にみてしまった。けどとてもあったかい映画だった。
学生の頃ヨーロッパの寝台車にドキドキしながら乗った記憶が蘇る。
短い列車旅の中でお互いにどんな
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.7

1ほどじゃないけどおもろかった。映像は豪華になってる気がする。
ザッカリー・リーバイはちょっとおじさんになったかな。
ヘレン・ミレンのことおばさんって呼んでて笑った。
ユニコーンのところ爽快だった。
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人と違った指向を持つ人でも善人は善人、一般的な指向を持つ人でも悪人は悪人。逆も然り。
そこをごっちゃにしてはいけないのだな。
目に見えるものや自分が理解出来るものだけを信じてそれ以外を排除して生きてい
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子どもはいろんなことを乗り越えて大人になっていく。とっくに大人になってる親だっていろんなこと乗り越えている最中だ。
ちょうど子どもが家を離れたばかりなので母親が空港の出発ターミナルへ車を走らせるシーン
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

美しく小洒落た映像と豪華なキャストを楽しんだ。子どものシーンが面白い。
ストーリーは有って無いようなものかな。でも、ちょっと意味深なセリフもあったりして。配信になったらまた見直してみよう。
前作からち
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レビュー遅くなった。
レイトショーでギリギリの鑑賞。
ロケットあんなに辛い出自だったとは…自分の理想を押し付ける悪党許すまじ!だったから過去2作以上にストーリーに入り込めた。動物実験のシーンはけっこう
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

いろいろ学ぶのは大切だけどちょっと息子が可哀想に思えた。自分で知っていくことも大切だよね。

少年と犬(1975年製作の映画)

3.9

嫌いじゃない”テイスト”だった。管理社会の危うさをゆるっとSFで描きながらラストはピリッと辛口。
マッドマックス作成に影響与えたと後で知った。キンザザっぽい舞台でもあった。
犬くんの演技(と撮影編集)
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

小学生に哲学、難しい?ということは無かった。むしろ若ければ若いほど、正解らしきものが刷り込まれる前に他人の意見を聞き、理解しようとする姿勢を身につけられるのだな。
変化していく子ども達の表情をみている
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

インディーズ映画の雰囲気が満ちていて日本アカデミー賞が選んだというのが意外な作品だった。
草彅くんやいちか役の服部さん、セリフは淡々としてるけど表情がいい。
話はひたすら悲しかった。
りんちゃんのエピ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

初日に観てきて、面白かったんだけどちょっとノリ切れないまま観終わった。上手く言えないけど、ディテールのこだわりとストーリーの詰めのバランスが今ひとつ物足りなく感じてしまった。
ミシェル・ヨーやキー・ホ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

男女間や経済社会においての上下(主従)関係と今や境界線が曖昧になっている資本主義と共産主義の捉え方などが、様々なシチュエーションの会話からじわじわとあぶり出されてくるおもしろ作品だった。
船上での飲み
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

久仁子が憧れ、マコトがなつくのも良くわかる、風のように生きる魅力的なちひろさん。
思いのほか歩んできた道の険しさを感じるちひろさんの素足。
それまでの経験があっての今の彼女を認める多恵さんのセリフとラ
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冬の旅(1985年製作の映画)

4.2

想像以上にシビアな話だった。
一瞬語られるモナの過去は意外にも普通で去年みたWONDAみたいに底辺を生きてきたわけではなさそう。なんでこうなったのかは詳しく語られないけど、ああいう生き方選んだモナの気
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告をみておじさん達のコメディかな?と勘違いしてた。
可笑しみもあるけどとてもどんよりした。精霊の仕業だったらいいのにとずーっと思いながらみていた。
1920年代の田舎が舞台だけど現代にも通じる感覚。
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

つらい…見てる方もつらいが本人が1番苦しいんだろうな。お母さんに助けを求めるところで泣いた。つらかったけどみて良かった。

離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2023年劇場1作目
離れ離れになった初恋の人と時を経て再会…正月休みにはまったNetflixの「FirstLove初恋」のような感じかなーと思ったら、ラブストーリーというより4人それぞれの人生と友情
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裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

3.8

繊細な2人の青年の触れ合いが痛々しくて、セリフの中でも示唆していたけどブエノスアイレスへのオマージュを感じる。
2人が過ごす時間がとても美しい映像で撮られていた。取っ組み合いシーン3回目はもうひとアク
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

阿部サダヲさんサイコパス犯人ピッタリでゾッとした。優しく寄り添ってくれるようで目の奥が冷たい。これから彼を他の役で見る度に信じられなくなりそう…。
気弱なFラン学生でも法律も勉強して力つけて犯人やっつ
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