クロさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.7

テレビで放映したので久し振りに見た。
多分4回目くらいになるのだけど、最初に見た10代半ばの時はあまり面白いと思わなかった。でも大人になって見直した時、「ああ、この感情か」と実感した。深い話をした友人
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パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング シーズン2 2013~2014 第5作 白鳥の湖(バレエ)(2014年製作の映画)

3.5

アマプラで見た映像はこれではないかもしれないけど、主要な3人のダンサーは同じなので記録として。

カール・パケットが特に印象的で良かった。

プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

2020年9月以降、2度目の鑑賞。

今回はこの映画を初めて見る人と一緒に見たので、その反応を見て自分の手品が成功したような気分になれて面白かった。
2度目だと改めて「観客は何も見ていない」のだなと実
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

2018年11月に劇場で見て以来、2度目の鑑賞。
やっぱり面白い!エディのキャラクターが絶妙なのはさすがトム・ハーディだなと思う。グロいんだけど可愛いヴェノムとのバディ最高ですね!

オリバー・ストーン オン プーチン(2017年製作の映画)

4.0

もの凄く面白かった。
プーチンはもっと高圧的な印象だったが、理知的でむしろ優しげな雰囲気さえ漂わせる。
彼の話を聞いているとアメリカがとても愚かに見える。ロシアは常に大局を見、数十年先のことまで考慮し
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マコーレー・カルキン/くるみ割り人形(1993年製作の映画)

3.5

バレエ映画を漁っていて、たまたま見たら、マコーレー・カルキンが出ててびっくり(笑)
ニューヨーク・シティ・バレエ団、ジョージ・バランシン版の『くるみ割り人形』。
後半は多種多様な衣装やダンスが夢のよう
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ボリショイ・バレエ 2人のスワン(2017年製作の映画)

3.5

ストーリーは『ガラスの仮面』のバレエ版という感じ。貧しい育ちでトラブルも起こしやすいが、誰もが目を見張る才能を持つユリアと、裕福で才能もあるが、ストイックな努力家であるカリーナ。まさに北島マヤと姫川亜>>続きを読む

チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

3.4

世界中が驚き、見守った奇跡の救出。
実際の事件のこの手の映画化は感動押し付けっぽくて気が進まなかったけど、ふと気になって見てみたら、なかなか面白かったです。
ジュリエット・ビノシュがチリ人の役を??と
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プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

3.8

この映画でシェールガス開発の最前線が分かるのかな?と思ったらちょっと違った。

金のために貪欲に人や土地を食い荒らす大資本企業のやり口への批判と、それに気付いた主人公の行動を描いた、とても普遍的な物語
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.9

タランティーノらしいアクの強い演出、露悪、残虐、そして騙し合い。
清々しいというか、タランティーノらしさを思う存分詰め込んだ痛快さがあります。

ドメルグ演じるジェニファー・ジェイソン・リーが凄すぎて
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

心の傷を乗り越える人もいれば、乗り越えられない人もいる。
ケイシー・アフレック演じるリーの、心が壊れてしまった瞳の寂しさに胸が痛くなる。ルーカス・ヘッジズ演じるパトリックの、若さ、身勝手さ、そして優し
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

2020年9月に見て以来、2度目の鑑賞。

程良く難解でテンポも良く、ノーラン監督の作品で一番好き。
終わり方も素晴らしい。

ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

3.9

最近バレエに興味が出てきて適当に選んだ1本でしたが、偉大な足跡を残した天才ダンサー、ルドルフ・ヌレエフの電撃亡命までの半生を描いた作品。

とにかく貪欲なバレエへの情熱、強い意志と個性、実力と努力に裏
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.6

昔読んだ小説の内容をほとんど忘れてしまったので見てみたのですが…。
前半の雰囲気は何だか全然印象が違って戸惑った。
色合いもケバいし、さすがに違和感あるなあと思ったら、劇場では3Dでも上映されたんです
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2年振り3度目の鑑賞。

何度見ても辛いなあ。

っていうか、この映画のキャプテンがどうしても好きになれず、他の方法は無かったかなあとモヤモヤ。


親友を助けるためなら何をしても良いのか??
まあそ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.7

こういう「俺に逆らうな!」っていう父親は苦手なんだけど、ほんと多いですよね…。
でもおおよその展開は分かって見ているので、ヒヤヒヤしつつも見守る感じでした。

先に『バレエボーイズ』を見てしまったので
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

孫から見たおばあちゃんの、ちょっと苦手でウザいような感覚って、そういえばあったような気がするな…と、デビッドの容赦ない嫌い方を見て感心してしまった。

ナチュラルにデビッドとアンの扱い方に差があるのは
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.9

ロデオの興奮て、きっと中毒性があるのだろう。そして強さで評価するホモソーシャルな世界。
主人公がそこからはみ出す辛さ苦しさは半端じゃないのだろうと思う。
ただ、私とは価値観が違い過ぎて理解出来なかった
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.3

警官からすら命を脅かされる黒人の恐怖と、黒人の多いコミュニティの中の白人の精一杯虚勢を張った生き方。お互いの恐怖がお互いに見えないという“盲点”。

監督・主演の2人は本当に長年の友人同士とのことで、
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.1

映像は素晴らしく美しくて、ジェイソン・モモアも良いのだけど、ストーリーが単純過ぎて途中で飽きてしまう。
似たようなテーマでもマーベルの『マイティ・ソー』などと比べるとかなり物足りない。
ただ気楽に見る
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

モノクロの往年のフランス映画のような雰囲気に、フランシスの拗らせ感がとてもマッチする(ような気がする)、ニューヨークが舞台のアメリカ映画。

大好きな親友との楽しい生活を続けたくて彼氏と別れたのに(も
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.7

深刻な紛争や搾取、少年兵や難民の問題をしっかり提示しつつ、エンタメとしても確実に面白いものにするパワーが凄い。
ストーリー展開は割とありきたりというか予想通りなのだけど、俳優陣の熱演にグイグイ引き込ま
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.7

気軽に見られるロマンティック・コメディ。登場人物は多いけど、混乱せずに各エピソードが追えるのが凄い。
一つ一つの物語が、思った以上に魅力があって楽しめた。特にサム役のトーマス・サングスターがとても可愛
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バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.8

最近ネットでバレエの舞台を見たので、ちょっと興味が出て選んだ作品。
ノルウェーでバレエをやっている中学生の仲良し3人組。真っ直ぐプロを目指す子もいれば、迷う子もいる。
どこの国の子供たちでも、やっぱり
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.0

この映画が公開された頃にトランプ政権が誕生した。ジェイムズ・ボールドウィンが生きていたら、何を書き、どう語っただろうか。
「どうすればいい?私は疲れた」
差別との闘いは終わらない。

でも、ここ数年の
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マージン・コール(2011年製作の映画)

3.2

社内の有無を言わせぬ上下関係が凄くイヤな感じで、高圧的でパワハラっぽい雰囲気が不快。
下っ端にイヤな仕事をさせた上にクビにして、上層部はのうのうと生き残る。社会への影響にも無関心。自社だけが生き残れば
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.9

「空売りって何?」のレベルから見始めたけど、少し調べて、あとは劇中に挟まる解説で勉強しながらストーリーにグイグイ引き込まれる。

結末は分かっているのだけど、そう簡単には事態は思い通りにならなくてハラ
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リーマン・ブラザーズ 最後の4日間(2009年製作の映画)

3.8

予備知識があまり無いので、途中で止めて何度か調べながら見ました。その上でもう1度見たら、かなり面白かった!

破綻後の世界経済の惨状を知っていると「アメリカはやはり助けるべきだったのでは?」と思わなく
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.4

見ている最中に何度も泣いてしまい、登場人物たちに共感して苦しんだり喜んだり、広大な風景に寂しくなったり癒されたりした。
特にスワンキーやボブの語る話に涙が堪えきれなかったが、演技ではなくご本人だったの
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.1

約3年ぶり2度目の鑑賞。やっぱり好きだわ、トニー・スターク。
毒舌で傲慢だけど意外と繊細。苦境に陥っても知識とアイデアと技術で乗り越える。実際に付き合うのは大変だろうけど、映画の主人公としては最高です
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.4

やたらとヤーヤー言ってるのはミネソタ訛り?マクドーマンドが署長で妊婦で、ほのぼの夫婦の優しい妻という役で何だか凄い。とにかくキャストが個性派揃い。
ジェリーの計画はどんどん悪い方に転がり、これブラック
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.3

ナポレオン・ソロもガイ・リッチー監督もよく知らないまま見たので、ちょっと楽しみ損ねた感じ。
画質がガサガサしていて、ストーリーも大雑把。作品世界だけでなく、映画そのものが60年代に作られたような雰囲気
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.9

アイナー/リリー役にエディ・レッドメインをキャスティングしたのが凄い。もともとの演技力と容姿が見事にハマっている。
ただ、実際のリリー・エルベとはだいぶ雰囲気が違う。脚色も入っているようだから、トラン
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.5

ソーが1作目から成長し、とても真面目というか、正統派のヒーローという感じ。
普通にカッコよくて強いソーが見たかったら本作かな。
『エンドゲーム』を見た後にこちらを見たので、お母さんの運命が分かっていて
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.5

うーん、タイトル…。この日本語タイトルだと見る気にならなかったけど、ミキール・ハースマン目当てで見ました。
ブレイク・ライヴリーがとても綺麗なのだが、ここまで綺麗である必要あったかな…。しかも知的。何
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ブラックブック(2006年製作の映画)

3.3

ハラハラしながら一気に見て面白かったけど、ナチスドイツ関連の社会派映画と勘違いしていたので、ちょっと肩すかし。
これはどちらかというと娯楽作品でしたね。
監督がポール・バーホーベンだもんね…。

やた
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