クロ

ホワイト・クロウ 伝説のダンサーのクロのレビュー・感想・評価

3.9
最近バレエに興味が出てきて適当に選んだ1本でしたが、偉大な足跡を残した天才ダンサー、ルドルフ・ヌレエフの電撃亡命までの半生を描いた作品。

とにかく貪欲なバレエへの情熱、強い意志と個性、実力と努力に裏付けられた自信。
主演のオレグ・イヴェンコの鋭い眼光と華やかさが役にぴったりでした。

この個性が閉鎖的な国家体制や支配に収まるはずもなく。押さえ付けようとして逆に逃げられてしまった。
そして手順を踏めばがっちり保護してくれるフランス警察にも改めて感心してしまう。

セルゲイ・ポルーニンに関しては後から知ったのですが、確かに迫力のあるダンスを踊る金髪の男性がいたなと思って探しました、パリでの練習風景の場面。役としては割と大人しかったですよね。『オリエント急行殺人事件』『くるみ割り人形と秘密の王国』も過去に見たけど、ダンスをもっとじっくり見たい。
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