きゃほさんの映画レビュー・感想・評価

きゃほ

きゃほ

映画(457)
ドラマ(64)
アニメ(0)

飛行士の妻(1980年製作の映画)

4.0

ロメールの会話劇すきだ〜フランス映画の登場人物は、高確率で浮気、不倫してるな…みんなが少しずつ気持ち悪いの、恋愛って感じ。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.8

予想以上に死の匂いがすごかった…
生きるとは、今が続いていくということ。炊き立ての白米の美味しさ、湯船に浸かった時の気持ちよさ。一瞬の喜びを噛み締めながら、今をつないでいく。生きづらさは何かを成し遂げ
>>続きを読む

トイレット(2010年製作の映画)

3.5

もたいまさこさんすき。セリフのない間、心地いい生活音。眠れない夜におすすめ。

こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.5

「傷つけるより、傷つけられる方がいい」「好きな人のこと、付き合ってもないのに嫌いになれる?」「体裁とか不謹慎とか友情とか家族とか生活とか夢とか社会とか身分とか。そういう類のものは、好きという気持ちの前>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.1

恋人がいない時期に、「彼氏いないの?好きな人もいないの?それ寂しくない?」とよく言われてた。そうか、そういう考えの人もいるのかと思った。
恋愛する人しない人、結婚する人しない人、異性愛者同性愛者。カミ
>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0

恋愛とは、運命の相手を探すことだと思っている人と共に成長することだと思っている人。

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.0

都市ならではの人との偶然性。出てくる女の子たちがみんな堂々としていてかっこいい。 

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

これまでの人生で選んでこなかった選択について、考えさせられた。
情報過多でいくらでも選択肢を増やせる時代、自分にとって、より良い選択肢をエンドレスに求めることができる時代を生き抜く術とは、何か。きっと
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

2023年ベスト映画。人間讃歌の達人すぎる。さりげない表情と極端に少ないセリフがクセになる。
日本の民謡が使われていることに驚いて元歌について調べてみたところ、ただの労働歌ではなく、反差別を象徴する側
>>続きを読む

珈琲哲學~恋と人生の味わい方~(2015年製作の映画)

3.9

血の通った作品だった。信念を持ち、我が道を貫いてきた店主とバリスタがかっこいい。

Valimo(2007年製作の映画)

-

リュミエールの「工場の出口」を真顔で観る昼休みとは。

Bico(2004年製作の映画)

-

ナレーションありなの、新鮮。カウリスマキの登場人物は、無表情なのに生をすごく感じる。

ロッキーVI(1986年製作の映画)

-

おふざけが本気すぎる。ゲジ眉だし、グローブ付けたままギター弾くし。マッティ・ペロンパーかっこいい。

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.2

会話劇が癖になる。2人のイデオロギーの対立が面白い。議論ばっかりしてるフランス映画好きだ。

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

傲慢でわがままな男なのに、ビル・マーレイだからキュートでクスッと笑ってしまう。90年代のファッションかわいいな〜
今日に閉じ込められ明日を迎えられないと知った時、自分ならどんな1日を過ごすんだろう…自
>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

原作が辻村深月さんということで。
学校は、いじめの被害者をもちろん助けるけど、加害者も助けなければならない、いつでも中立を維持する場所だと思う。自分が被害者の親だったら、加害者を責めたくなる。でも、気
>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

この先誰かを完全にわかりきることなんて、きっとないだろうな。今までも、おそらくなかった。人は、自分が思いたいように相手をわかろうとしてしまうんだと思う。それでも、わたしはわかろうとしたい。
今泉監督が
>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.7

喪失から立ち直るには、新たなアイデンティティの確立が必要なのかな。喪失感は、悲しむことでしか癒せないのかな。
国立いいな〜住んでみたい。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.1

学校が世界のすべてだと思っていたあの頃を思い出した。
朝井リョウさんが「選ぶことができないというのが青春を表すキーワードだ」とコメントしていた。小中高は、その要素が強かったなと思う。わたしには、自分で
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

ニュー・シネマ・パラダイス「愛のテーマ」を初めて聴いたとき、自然と涙がぽろぽろと溢れ出した。その理由が、モリコーネの妻への愛を見てわかったような気がした。音楽でそこまで泣いたのは、初めてだったんだよな>>続きを読む

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.5

エシエンの故郷ブルキナファソについて調べたら、西アフリカの常に食糧不足にさらされている貧しい国だとわかった。知らなかったな。世界人権宣言を読み直すきっかけをもらった。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.9

自分の一部は、自分が好きなものによってできている。
私自身がオタクだからか、ふたりの気持ちに深く共感した。オタクは初め孤独だけど、だんだん孤独を楽しめるようになってくる。目的のない純粋な「好き」には、
>>続きを読む

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.7

日常も優しさも人の数だけ存在するということ、知らないことで救われることもあるということ、その人との距離が近づけば近づくほど、忘れてしまうんだよな。

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.1

孤独を知っているからこそ、唯一無二の魅力が輝くのかもしれない。他人の違いを許容できるのかもしれない。
孤独になってようやく自分になれる、自分の強さや弱さを知ることができると思う。孤独は埋め合わせるので
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

16ミリフィルムから漂う街の匂い、夜の列車や街灯が織りなす光、マニキュアの青、生活の音。細部まで美しい。没入感があり、感覚を研ぎ澄ます時間を持てた。
手話はできなくても、ケイコに目を澄ませてコミュニケ
>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.8

被災状況よりも人間的な関わりが強く描かれていて、乾いた情緒を感じる作品だった。
地震で壊れた街を淡々と掃除し、サッカー観戦のためにアンテナを立てる。何があっても、生活はつづく。自分が生きていくことに精
>>続きを読む

>|