きょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル(2022年製作の映画)

2.5

予告から「龍騎ライダー達の出現を巡るミステリー物」を勝手に期待して、勝手に盛大な肩透かしを食らった。。反省。

リバイスパートが特に顕著だが、バイス復活のくだりやすぐに応援団と化すリバイスライダー達な
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

始まりと終わりだけを見れば、喧嘩の末に自殺で亡くした夫(かなり身勝手)と対話し、主人公ハーパーが精神的な決着を付ける物語ということだろうか。

ただそこに至るまでの中身はかなりのごった煮で興味深い。
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

食べるのではなく、味わう。

食を大切にしない上流階級や口だけのファンに、混乱・恐怖・罪悪感といった "メニュー" を味わわせ尊厳を踏みにじっていくブラックユーモアな映画。

嫌味な客が慄く姿や、軍隊
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

とにかくドウェイン・ジョンソン演じるブラックアダムの存在感と説得力が凄まじい映画だった…。

一線を軽々超えるアンチヒーローな肉体やアクションだけでなく『ターミネーター2』を想起するような少年との交流
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

5.0

気分の沈んだピーターへのクリスマスプレゼントとして、ドラックスとマンティスが地球にケヴィン・ベーコンを誘拐しに行くというプロットだけでもう面白い。

本編は衝撃の事実も挟みつつ、心温まるお話で楽しく幸
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

明日から本気出す、と言わんばかりに怠惰に過ごす主人公ガウェインが緑の騎士による首切りゲームに挑み、騎士としての覚悟と準備を終えるまでの試練のお話。

作者不明の物語『ガウェイン卿と緑の騎士』がベースと
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ミラージュ(2007年製作の映画)

3.5

両親を惨殺されたトラウマからトレーニングを欠かさなかった主人公が、心を閉ざした弟のためにヒーローになる物語。

思いもせぬ活躍、挫折、再起という王道ストーリーだが間違いなくB級。でも嫌いじゃない。
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

男女の関係で感染する『それ』に追われるホラー。

歩く速度でじわりじわりと追われ続け、かつ姿格好も一定ではないというのが不気味。
当人以外には姿が見えず、見えないのにそこにいるように感じさせるカメラワ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

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冒頭から故チャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラの追悼から始まり、重々しく制作陣の敬意を感じる作りだった。
ただどうしようもなく、チャドウィック・ボーズマンの存在の大きさを随所で痛感してしまう。
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.0

これはまずい。
『二重スパイであるモグラを探す』という縦軸のお話だと思うが、何がなんだか理解できなかった。。

解説/考察を読んで出直したい。


*** 解説を読んだメモ ***
解説サイトを巡り
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[リミット](2010年製作の映画)

2.0

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埋められた木棺内だけで展開されるワンシチュエーションスリラー。

全てが明らかになる事を期待すると肩透かしに合ってしまう作品。

画面に映るのが主人公ポールだけにも関わらず人間性を深掘りして展開に活か
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ミスト(2007年製作の映画)

5.0

極限状態の人間の弱さや未知なる怪物の恐怖が、建物の内と外、視覚と聴覚でこれでもかという緊張感で表現されている。

最後の息子との約束を果たす選択、無情さを煽るエンドロールの「音」まで含めて大好きな作品
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

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前評判から覚悟を決めて鑑賞。
エログロは自分の耐性内だったので楽しめた。

俳優陣の演技がかなり良く、引き込まれる。特にでんでん氏。
やり方と方向性は誤っているが、自身の力で前向きに状況を打開していく
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

死体が生き返る奇妙な土地での愛と死をテーマにしたホラー作品。
オリジナル版の映画は未鑑賞です。

ちょっと期待値が大きすぎたのか、転機となる娘エリーが甦るまでに70分かけた割りに、ラストが雑なゾンビ展
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

2.5

日本文化をこれでもかとリスペクトしたストップモーションアニメ。
日本的で壮麗な画作りがあまりにも全力。

もはや言いがかりだが、特殊効果との併用もありクオリティがCGと遜色なく感じてしまった。
本作は
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震える舌(1980年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

覚悟を決めてついに観た。
体力と精神力をとてつもなく消費する映画だった…。

これをホラーに分類してはダメな気がする。破傷風による闘病ドラマだった。
最初の悲鳴から、とにかく少女役の女優さんが体当たり
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

話が幾重にも重なる構造になっており、今何を追求しているのか気持ちがあっちこっちに振られる作品。
中盤で早めの犯人ネタバラシかと思いきや、更にどんでん返しが続いて面白かった。

ただ、中盤以降はアレック
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

これは大変良質なサスペンス!

何かを見て逃げ出し事故にあった病院の警備員、その病院から消えた女性の遺体。
その事件を元に女性の夫、愛人、警察を巻き込んでそれぞれの思惑が交錯する。

女性は死んでいる
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ポケモンの質感やデフォルメ具合が適度にリアルで、映像も綺麗。ポケモン毎の特性をちゃんと描いていたのは好感が持てた。

お話はご都合展開の極み(特に某ツーさんの能力全般)で稚拙だが、分かりやすく楽しめる
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ジャッカー(1988年製作の映画)

3.0

マフィア抗争に関する "何か" を目撃したらしい少年を殺し屋コンビが誘拐するクライムアクション。

経験豊富で冷徹なコーエンと感情だけで動くテイトを少年が翻弄していく様を描く。
舞台は夜中、ほぼ車中で
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

モノクロでクラシカルな雰囲気が良い。
それでいてホラーというよりは、マンシングちゃんの可愛さに癒やされる作品。

ウェアウルフ・バイ・ナイトの原作を見たこと事が無かったため、人狼の姿には初見はずっこけ
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

意識を乗っ取る遠隔殺人システムの工作員と、その宿主による意識の "所有者" をかけた戦い。

と思っていたが、最後まで見ると『上司による完全なる後継者育成』のお話なのでは…。
家族愛から生まれた情ゆえ
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

2022/03/08 再鑑賞
初見時の衝撃は相当なもの。ブラッド・ピットの演技が素晴らしい。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

終始不穏な空気感◎
アダちゃんのシュール可愛さ◎

ビジュアル重視を期待して正解だった映画。

セリフや説明は限りなく排除されていて、雄大なアイスランドの景色をバックにじっくりとお話が展開される。
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ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀(1986年製作の映画)

3.5

宇宙からやってきた人型ダック・ハワードの活躍を描くアクションコメディ。
評価は低いらしいが、個人的にはかなり楽しめた。

着ぐるみと特撮を駆使した作風、大仰な副題からのB級感丸出しのドタバタ展開が懐か
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BROTHERS(2015年製作の映画)

3.0

『ウィッチ』に通ずる森林の開放的閉塞感や自然光を利用したライティングが見れて嬉しい。

お話的には抑圧的な兄、その兄に憧れつつも母に贔屓される弟を描いたもの。
日常だったはずがほんの少しの鬱憤から行き
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デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.0

原作のぶっ飛んだ設定とビジュアルが比較的再現されていて、諸々シュールで楽しめた。
お母ちゃんの優しさと愛が沁みる。

今じゃ規制されるような描写が結構目について時代を感じた…。

もったりしたクドいシ
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

実際の猟奇殺人事件をもとに作られた映画。
製作目的が「殺人鬼の心理を探る」らしく、ストーリーや演出は二の次でかなり淡々としている。ジャンプスケアやゴア描写はない。

幼少期に受けた恐怖を他人にも味あわ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

トンチキジャパンを駆け抜ける、殺し屋達が集う新幹線アクションムービー!

実力派俳優が大真面目に演じる特濃キャラ達の絡みが大変シュールで面白い。
巻き込まれ型のため主人公レディバグのバックボーンが描か
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

作家である主人公モートが「ジョン・シューター」と名乗る男に覚えのない盗作疑惑をかけられ追い詰められていく…というミステリー。

原作が中編小説とのことで、映画になると引き伸ばしたような印象になってしま
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DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

3.0

ド王道なヒーロー映画!
故に予想通りな展開でそれ以上でも以下でもないという感じがあるが、それも狙いと思われる。

コメディ寄りかつ、ペット達が主人公のためジャスティス・リーグの面々はポンコツに!
DC
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

目を合わせると見世物側が牙を剥く。

映画の空気感は大好きなのだが、把握したい要素が多く軌道に乗るまで時間がかかるため、全体を通すと物語やキャラの連続性を捉えきれず何か煮えきらない思いが残った。
冒頭
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.0

目新しさは無いが、白石節を余すことなく堪能できるPOVホラー。
元々がWOWOW配信のドラマという事で、白石晃士監督のファンに向けた作り。

相変わらずキャラの立った登場人物が多く全く飽きなかった。
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ポーカーナイト 監禁脱出(2014年製作の映画)

3.5

恋人と共に拉致監禁された主人公が、ベテラン刑事達から「ポーカーナイト」で聞いた教訓と後知恵を元に脱出を目指すスリラー。

回想が多くわざと分かりづらくしている気がするが、ユーモアな演出や展開の早さ、案
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