イケダタイキさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

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1995年から2020年をかけて描くフツーに苛まれる男の話。

過去にどんどん遡っていき、現代に戻ってくるのは多少の混乱はあれど新鮮な気がする。

男は諦められて、悟られて、抗いを見せて。大人になった
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ひらいて(2021年製作の映画)

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突如として始まるアンジャッシュ展開は笑ってしまった。

屈折を重ねて形を変えてしまった姿を開いてくれるのは恋でも愛でもなくまっすぐな友情なのかもしれない。

生きちゃった(2020年製作の映画)

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本音が上手く言えない夫と愛されたかった妻と夫婦を見守る男の話。

内容としては不条理感が強く、好みだった。
娘がめちゃくちゃ不遇な状況なんだけど、それを描いてたら臭くなるような気がするので、夫を中心と
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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~(2017年製作の映画)

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レコード店で出会った2人の話

夢を追いかけて自堕落な生活を送るリアムと彼の為に夢を諦め堅実に生きようとするナタリーはすれ違いの積み重ねで別れることになるが、それぞれの引っ越し準備で出てくる思い出の品
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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大学生グループがカルト共同体の夏至祭に巻き込まれる話。

類似作品でロビン・ハーディの「ウィッカーマン」という作品があるが、あれからサスペンスを抜いてサイコを足したかのような作品だと思った。
ただイカ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

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田舎の熱帯魚店を営む主人公が街の大きな熱帯魚店の経営者に脅され殺しに加担する話。

所謂オイディプスものなんだろうなと思った。

オールド(2021年製作の映画)

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楽園と呼ばれるリゾート施設の支配人に案内されたプライベートビーチは老化を早める不可思議な場所だった。という話。

絵変わりが激しく、混乱具合がとても良い。

良い意味でアメリカ映画だなぁと思う。
種明
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凶悪(2013年製作の映画)

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認知症の母を持つ雑誌記者の藤井の元に死刑囚からの告発が送られてくる話。

低予算でよくここまでまとめたなぁと思った。
正直2時間ドラマみたいな内容だけど、そこは脚本や間合いの取り方で映画に仕立て上げて
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南極料理人(2009年製作の映画)

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ペンギンもアザラシもウィルスだって居ない、南極の僻地に存在する「ドームふじ基地」で料理担当することとなった主人公と同じく越冬調査で派遣された男たちの話。

目的はそれぞれ違うのだけど、同じ場所に居ると
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

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ジョーダン・ベルフォートの自伝映画
金、セックス、ドラッグ全部詰め込んだ映画

ディカプリオの怪演っぷりは凄まじい。

撮影にあんまり時間がなかったのか
構図観があんまりドラマチックではなく、状況に対
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孤狼の血(2018年製作の映画)

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違法捜査を平気でしてしまう大上とそれを内偵する日岡がヤクザの戦争に巻き込まれていく。

こういうバディものには弱いので須く好きだった。
1人のカタギの死をきっかけにそれまで冷戦状態だったヤクザ2組とそ
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

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おひとりさまの生活がすっかり板についた、みつ子とみつ子の中にある人格〈A〉のお話。

自問自答の繰り返しで自己肯定や自己否定を行なっている。他人は居なくなるけど自分は居なくならないから、自分だけで解決
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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電脳世界「U」で多くのフォロワーを持つ歌姫『ベル』とその正体、高知県の田舎に住む女子高生『鈴』のお話

細田監督が得意とする電脳空間と現実の行き来した演出は本作でも遺憾なく発揮されていたと思う。

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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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敏腕映画プロデューサー ポンポさんとそのアシスタントをするジーンを中心に映画作りをテーマにしたアニメ映画

劇中歌の配置の仕方とか計算されてるなぁという印象と、メタ的映画は地味な絵が多くなりがちだが内
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写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(2012年製作の映画)

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カラー写真の先駆者的存在、ソール・ライターのドキュメンタリー

1980年代ごろには隠遁生活に入ったので、それまでどんな人物であるか定かではなかった。故にこの映画は生前最後の記録映像としてしっかりと残
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あの頃。(2021年製作の映画)

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上手いことバンド活動が出来なかった主人公に友達が松浦亜弥のDVDを渡したところからハロプロオタクとして目覚め、そこから交友関係を築いていき、遅れた青春を送る話。

コミックエッセイが原作ということもあ
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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戦争が悪化する時代、広島から呉に嫁入りをしたすずさんのお話。

2016年に公開された映画作品の完全版として位置付けられる。

原作ではカットされている白木リンとの場面が多く含まれており、原作に近い状
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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引っ込み思案で俳句を詠むのが好きな男の子と歯にコンプレックスを持つライバーの女の子の話

俳句をテーマにしていて、終始男の子が詠む俳句がイカしているし本物の高校生が詠んだ俳句を採用しているのは素敵な演
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

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カルフォルニアの大学へ進学予定の映画作りが好きな娘と自然を愛し、パソコンなんてものは一切接していない父親。そして優しいママと恐竜好きの弟。少し風変わりな家族がロボットの反乱に立ち向かう話。

ソニーの
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

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菅義偉氏をテーマに扱ったノンフィクション作品

ドキュメンタリーと書きたいところだが、菅義偉の為人はそこまでわからないのでたぶんノンフィクションが適切な気がする。

合間にアニメーションを入れることで
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

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香川県の政治家 小川淳也氏のドキュメンタリー

目紛しく揺れ動く日本の政治情勢と向き合いながら悩み戸惑う政治家の姿を見た気がする。

家族や後援会なしに政治活動は出来ないのだなぁと伝わった。