KOZZさんの映画レビュー・感想・評価

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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.1

回想なのか、はたまた妄想なのか…といった不可解なシーンが時折ねじ込まれていた理由はなんだったのか…。

また、副題の「蜥蜴」の意味が最後まで分からなかったけれど、他の方のレビューを読んで「トカゲの尻尾
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

3.3

映画としてはもう少しひねりがあっても良かったなとは思うけれど…。
自叙伝として観るか、映画として観るかの差かな。

良くも悪くもアメリカ人の好きそうな
「Theハリウッド映画」

とにかく、ラッセル・
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.6

カン・ドンウォン目当てで視聴。
是枝監督作ということもあり、韓国映画よりはスリルもトラブルも控えめ。

ただ、タイトル通り「赤ちゃんをいかに高額で売るか」という議題なので、コミカルに描かれてはいるもの
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

人間の解体シーンにヨハン・シュトラウス 皇帝円舞曲がより一層の狂気を感じさせる。
グロさを伴いながら、ブラック過ぎるブラックコメディ。
序盤から淡々としている奥さんが一番怖い。
人を「丸々とした霜降り
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

同じ趣味から芽生える年の差の友情。

BLには一切興味がないので、何故この2人の共通の趣味をBLにしたのかの意図が読めなかったけれど…「意外性」ってところかな?

キャスティングがとーっても良かった!
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

これだけ沢山の賞を受賞したから勝手に期待してしまったのか、はたまた私の知識と感情の欠如が原因なのか…
何も響かず、共感も一切出来なかったな…
そもそもの作品の意図も読み取れなかった。

「こういう生き
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.7

設定が秀逸!
子供を守るために家族が一致団結して…
という単純なストーリーではなく、伏線と気が付かない伏線にしてやられた。

にしても、終始お父さんがKing nuの井口理にしか見えなかったw

映画
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バレリーナ(2023年製作の映画)

2.9

「バレリーナ」というタイトルとは全くの非対称、更にサスペンスかと思ったらゴリゴリのハードボイルドアクションムービーだった…w
(そうと知ってたら観なかったw)

あんなに沢山SMグッズあるのに全然使わ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.3

「デヴィッド・フィンチャー作品」として観ると良くも悪くも期待外れ。

とにかく淡々と冷静に。

第一人者の語り手がちょっと苦手だけれど、このセリフの数々は内なる声なのか、自分に言い聞かせて納得させてい
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

2024年初映画。

元組員=全員が短気ではないし、さもそうであるという描かれ方にはちょっと疑問が残るし、差別的描写な気がした。

もっとジレンマや社会との差を感じる場面があっても良かったと思う。
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無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

3.7

目を背けたくなる、酷い実話。

ただ、映画として描かれている分美化されつつある部分も。
自分もそうされたから(被害者)
人にもそうしていい(加害者)
訳では決して無いわけで…
もちろん同情はするけれど
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声もなく(2020年製作の映画)

3.6

死体処理であったり、人身売買といったドス黒い背景なのに、どこかコミカルでユーモラスで、その黒さを塗りつぶす明るさを備えた作品。

セリフなしでの演技がとても素晴らしかった。

ただ、どう感情を捉えたら
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

ジョーダン・ピールらしい不可解な展開
5割程ぼんやり理解できて
5割理解不能。

サルの下りはもう少し掘り下げて欲しかった、一番興味深いシーンだったのに…。

あと本作は昼間に観ちゃいけないやつ。
(
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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.3

実際にあった事件に近いとも言われている作品の様で…最初から最後までずーっと胸糞展開。

日本も悪しき田舎を舞台とする作品は多いけれど、韓国の足元にも及ばないな…。

本当に韓国作品は「クズ」を描かくの
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心のカルテ(2017年製作の映画)

2.9

摂食障害はなかなか理解が難しく、感情移入は出来なかった…。

また、治療やセラピーといったものがこの作品の中でどのくらい効果があるものなのか、キアヌ演じる医師がこの方達にとって本当に必要な存在なのかそ
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フラクチャード(2019年製作の映画)

3.5

なんとなくの展開予想はついたものの、2転3転とする展開に、観ている側はまんまと巻き込まれ、振り回されっぱなしの1時間半。

脳は都合がいいな。

闇はささやく(2021年製作の映画)

3.0

前半はサスペンス要素多めで展開が楽しみだったのに、途中からファンタジー要素やら宗教要素やらごっちゃ混ぜ、詰め込み感が否めない。
アマンダちゃんの可愛さだけが救い。

更に後半10分で全てが台無し。

母性(2022年製作の映画)

3.6

セリフに都度状況説明を乗せる、The湊かなえワールド。

違和感みたいなものや、圧みたいなものを感じるけれど、多かれ少なかれ、母親と娘って自分を投影させてしまったり、傾向にあるんじゃないかな…と。
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

変化を求めたい建前と
変化を拒む本音
田舎の悪しき部分が全面的に描かれている

まさに表情のない「能面」と、何も疑問を持たずにただ一方に向かっていくあのお祭りシーンが「田舎」を体現しているんだなと感じ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

広大な景色の中にたった3人と1匹(?)しか登場せず、台詞も殆ど無い。

観る側に沢山の考察を委ね、斬新すぎる設定に凄くワクワクした。
ただ、宗教的な部分も多そうで、無宗教信者にはちょっと難しい解釈や裏
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ラン・ラビット・ラン(2023年製作の映画)

3.3

広大な景色と、たった2人きり
孤独の中生きている親子の対比がなんとも違和感であり、その中でじわじわと狂い始める親子と終始暗い画面。

サスペンスというよりホラー寄り。
おそらく7割しか理解できていない
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君は僕のもの(2021年製作の映画)

2.5

既視感と安易にその後の展開が想像できてしまうありきたりなサスペンス。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

途中で展開は読めてしまったものの、長さや展開スピードも丁度いい。

大体歪んだ愛憎劇の題材になるのは「母親✕娘」よね…。
本作も大半が2人だけの構成でストーリーが展開していき、いわゆる母親によって形成
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君の誕生日(2018年製作の映画)

3.5

事件も時間と共に風化してしまうので、もう少し詳細を含めたストーリーでも良かったかもしれない。
(記憶に残っていたのでなんとか辿り着けたけれど…)

父親の気持ちも母親の気持ちも分かるが故に、事実を受け
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.6

戦争が人を狂わせ
人生を狂わせ
周りを狂わせる

それでも前に進もうとする残された家族と
元の場所に戻ろうとする兵士との葛藤を描く。

どう見てもトビー・マグワイアよりジェイク・ギレンホールの方が歳上
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.2

タイムループコメディ。
さくっと観られるので、家事をしながらのながら観には丁度良かったけど、サラに魅力を感じられず感情移入は出来ないままラストまで。

あ、人ん家のプールなのねw

ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

島という閉鎖的な舞台で1つの事件をきっかけに少しずつ歯車が狂っていく…

表面上の明るい島と島民の雰囲気の中に、不穏なドロドロとした心の内がどんどんと露呈していき、島が都合よく守ろうとする物と排除しよ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

サスペンスに始まり
ラブストーリーに繋がり
サスペンスに終わる

湿地という中の孤独と、その反比例とも言うべき美しい主人公と景色が広がる。

湿地の中で、自然の中で生きる術を学ぶ。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

役所広司から引き継いだ作品を松坂桃李がどう仕上げていくか…のLEVEL2。
ガミさんスピリットを受け継いだ日岡が、1よりしっかりと貫禄を体中に纏いながらも、笑った笑顔にあどけなさが残ってるなんてズルい
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ソレ役のタン・ウェイがどこか物悲しくて、それでいて本当に美しく、レイトオータムの時感じたあの雰囲気を彷彿とさせる。

一体本当のソレがどれなのか…。
再会シーンでそれまでのイメージががらりと変わってし
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

DCコミック系の実写はほぼ観たことがないので、ジャック・ニコルソンやヒース・レジャーのJOKERと比較できないけれど…。

主演男優賞も大納得、圧巻の演技力。
ずっと惹き込まれて画面から目が離せなかっ
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.3

冒頭の中村アンの演技に激萎えしてしまって、ここから観るか観ないか迷ってしまった。

なんとなく途中から「ラスト20分の真実」が読めてしまうんだけども…
ちょっとハードル上げすぎ感と、肩透かし感が否めな
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.7

草彅剛が苦手✕正直LGBTQを題材にしたものはリアルさに欠けていると感じてしまうのであまり好んでは観ないけれど…

女性という内なる性と対比しているのがバレリーナだったのかな。
バレエを踊るシーンはと
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先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

1.9

原作は未読だけれど、これはきっとマンガの一択。

すずちゃんは可愛くて
(でも演技は…)
生田斗真はかっこいいし

あんな先生がいたらみんな好きになっちゃうし、あんな生徒がいたらみんな好きになっちゃう
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彷徨い(2023年製作の映画)

3.3

前半部分の意味が分からない不気味さが、後半部分で視点を変えて展開。

監督も俳優さんも全く知らない方でしたが、ジョーダン・ピール監督のインスパイアを感じる作品。

ある意味ループなのかな。

神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

精神病院が舞台となる映画は誰の何を信じていいのか分らなくなり、振り回される。

本作は振り回された挙げ句、時系列での混乱も発生し、頭の中がプチパニック。

ラストはいくつか考察案があるとは思うけれど、
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