もこさんの映画レビュー・感想・評価

もこ

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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

優しくするのかと思いきや、ぬるっと家出していったことで、脳内お花畑のおバカな旦那はこの先も「フィクションなの?」とか混乱してそう。
一生とらわれてろよ。

そして父になる(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

福山雅治が演じた父親の、人間としてどこか欠けている様子を見て、劇中発していた「子どもにとって本当の幸せは何か」を自問自答してみてほしいなと感じていた。

本作のとり違え事件に関しては、血縁と過ごしてき
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

登場人物の頭のネジが外れてる。
変わり者同士結ばれて良かったねという感想も浮かばず、ただ浮気癖のある男女に振り回される息子が不憫。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

既婚者なのは想像できなくて驚いた。
主人公を選んだ理由も「横顔が似ていたから」ってどこまでも旦那の代わりで期待させないなぁ。彼女との時間もマジックアワーだったということか。
理想とは違う現実も、状況が
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.3

歌声もダンスも衣装も、美しいなとは思うけどそれだけ。
内容が散りばめられすぎて浅いまま終わってしまい、もっと深く掘り下げて見たかった。

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

展開はぼんやりと予測できたけど、ヒロインやお友達の女の子の気持ちを考えると涙が止まらなかった。
例え記憶があっても、いつか薄れてしまう最愛の人との時間を忘れたくないと思う気持ちは一緒。
記憶が失われな
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ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

レイプの実態や裏側が想像を遥かに超えていて怒りと悲しみで胸がいっぱいになった。
ブカブに住む女性は志が強く、優しい方が多いのだろうという印象を抱いたが、そんな善人が暴力でしか解決できない武装勢力に深い
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.3

舞台や女性陣が華やかで、個性のあるメンバーが連携しながら嬉々として宝石を盗む様子はワクワクした。
でも欲を言えばもっとハラハラする展開が見たかった!

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

トムクルーズのアクションはどれも大好きだけど、これも良かった。

Icemanが亡くなってMaverickが空軍から追放されかけた時、「任務で隊員が死んだら一生後悔する」と感じる責任感の強さが好きだっ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.4

荘厳なミステリー映画かと思っていたら、コメディだった。
キャラは愛らしくて好感が持てるし、映像は所々安っぽさがあるがそれが良く、若干ハラハラする展開もあり楽しめた。
英語字幕ではI beg your
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

Air Chinaで鑑賞。
ゲームでお馴染みのキャラクターや演出、グラフィックにワクワク。
ピーチってこんなに勇敢だったんだ!と好感度が上がったし、タイトル回収はちゃんと盛り上がって最後まで楽しく観れ
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

お点前は同じ動作の繰り返しだけれど、一日として同じ日はないのだと、そして相反するようだけれど変わらない日々を過ごせることはとても大切なことなのだと、典子は骨の髄まで教えてもらったのだろうな。

昔お茶
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

我が身が滅びようとも、弱い者のために戦い抜いた煉獄さんの最後の笑顔は幼い子どもそのものだった。まだ20歳なのに人のために命を捧げられるなんて、、あんな立派な生き様。死に様は生き様だなあと改めて感じた。>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

成仏できずに6年間、あんな姿になっても喜んで傍にいてくれた里香ちゃん凄い。
客観的に見たら乙骨くんと里香ちゃんの関係は良くないものだったと思うけど、私も志半ばで死んだら好きな人の傍にいたいと思うだろう
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

2.9

家族や友人に想い人を隠して生活するのはどんなに辛いことだろう。エマの周りの人たちはレズビアンに対してとても排他的で差別的だけど、身近に例がなかったから仕方ない面もあるかも。

俳優4人組はもうちょっと
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

「ここにいていいのかな」とそれぞれが自分の居場所について考えていた時期があったと思うけれど、仕事や恋人や趣味の他にも、家族という心休まる帰る場所があって本当によかった。

地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

一ノ瀬さんは立派なカンボジア人だったのだろうなと思う。
たった50年前の話なんだと受け止められない。
地方ではまだ地雷が残っていると聞くし、戦争の傷跡は人の心や生活に根強く残るのだろう。
半年前にアン
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とても美しい恋愛だった。
私は最愛の家族が亡くなったら、間違いなく何十時間も添い寝したいのでアレクシの気持ちがよくわかる。
最後のお別れが不十分だったからこそ、必要な死の受容作業だったのだと思う。
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

優しいようで本当は優しくない、自分に好意のある相手に甘えすぎ、来るもの拒まず去るもの追わず、自分しか可愛くない…そんな主人公が初めて彼なりにちゃんと向き合えた恋だったのかな。

最後今ヶ瀬が戻ってきた
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

清水監督の最近の作品で最も好きだった。
「イマジョ」ってなんやねんと思っていたけれど、忌々しい、忌み嫌うの「忌」かと劇中ようやく気付いた。
(後日追記:清水監督インタビューにて。イマジョは漢字ならば「
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

タイトル「燃ゆる」が何を表すかと思いながら見ていたけれど、彼女たちの強い自我や意志、そして相手を慕う気持ちだと解釈した。
それぞれが初めてキスしたいと感じた場面では炎が燃えていて、心情の描写が美しかっ
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

「しっちゃかめっちゃか」の言葉では収まらない。ルッキズムや愛情不足によって生み出された怪物では。
整形が悪いことだとは思わないので、そう感じたのは外見より内面の問題。
あの親にしてこの子あり。

沢尻
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

中盤まで少し飽きてしまっていたが、後半の追い上げと伏線回収が凄かった。
皆まで言わなくとも…って思った最後の回想シーンも、ネタばらし+αの内容だった。

何度か絵や人物に対して「忘れない」という表現が
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犬王(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

途中、歌が長すぎるし聞き取りにくくて飽きてしまった。
パフォーマンスに力を入れる必要があるのはわかるが、物語を語る事で成仏するというのは特異的な内容ではないので、もう少しストーリーをプッシュしてほしか
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.2

酒が好きな私ですが、ワクワクより血中アルコール濃度を見てのヒヤヒヤが勝った。
でも、酒を飲むと厳しい現実から一時的に逃避できて、立ち向かう力をくれる様子は良かったかな。
結局酒を飲んで力が湧いても、か
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トールガール(2019年製作の映画)

3.1

背が高いという事実だけでジョディを女の子扱いしないクラスメートと、ジョディの本質的な良いところを理解して傍で支える周りの人との対比が目立つ。

ジョディにはコンプレックスを肯定してくれる素敵な家族や親
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億男(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな作品の1つ。
何回も見ているけれど、毎回お金について考えさせられる。

一男は『死神』、九十九は『芝浜』を語るが、この2つの噺を知るか知らないかで印象が変わる。
其々の落語は彼ら個人のお金に対
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.0

前半が「夏・秋」と知らずにこちらから見始めてしまった😂
農村での丁寧な暮らしにどこか憧れはあるけれど、怠け者の私にとって実際に暮らせることは一種の才能ではないかな…と思う。

主人公は自身を母や友人と
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

私自身音楽はこれまでかじった程度で偉そうなこと言えないのですが、主な登場人物4人がお互いの成長のヒントになっているところがいいなと思いました。
聴き手の私にとって音楽は、辛い時にいつも寄り添ってくれる
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

田中みな実と弘中綾香が好きと言っているのを聞いて、興味をもち鑑賞。
1人の早すぎる人生の終わりと、死を受け入れて責任を持ち最後まで信念を通す過程と、それらを家族が受け入れていくお話。

双葉が特に娘の
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

才色兼備のジュールスが素敵で、アン・ハサウェイ効果出てた。

ジュールスは人生の「インターン」をベンから受けていたように思います。
頼れる先輩の体験談ほど貴重なものはない。

ジュールスが夫との関係に
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

旦那と娘がシャシを見下している様子にもやもや。家族なら何を言ってもいいというわけではない。
日頃から相手に敬意がないと、例え嫌味で言った言葉じゃなかったとしてもそんな風に感じちゃう。

入国審査やカフ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.4

人ってどんなところで思わぬ繋がりができるかわからないよなあ。
まさに一期一会なストーリー。

作中、サチエさんは「やりたくないことはやらないだけです」と言う。
多くの人ができるならそうしたいはず。
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.5

恋の始まりはそんなことから?!と思うような始まりだったのですが…
園子が本当に嬉しそうな顔で馴れ初めを話している様子を見て、可愛いからいいかと流すことができました。笑

対人関係において、ちょっと話し
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

震災が起こった場所を巡り、「戸締り」という形で被災者を悼む行為をしているのだと解釈しました。

もう何ヶ月も前に鑑賞したのですが、直後はショックが大きくてなかなか文章にしたいと思えなかった。
地震速報
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

近年、安室さんや赤井さんがメインで活躍する作品も多いけれど、本作はコナン君が1番輝いてた!
哀ちゃんとの水中のシーン、こんなの見たら哀ちゃんを応援したくなってまう…と思うくらい、哀ちゃんヒロイン回で素
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