しんたろーさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

愚行録(2017年製作の映画)

3.7

あまりにも大きな歪みを淡々と描く2時間が一つの作品として良作となっているのは演者の演技がとてもしっかりしているからでしょう。満島ひかりは流石。小出恵介は性根がクズを演じるのが良く似合う。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

5.0

伏線の回収の仕方が完璧。Part 1と続いてみることによってその凄さが分かる。
この時代の人々が憧れた2015年にはまだまだ程遠いけど、未来に恋焦がれた先人達の夢が詰まってる素晴らしい映画。
いつだっ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.6

この時代の映画はワクワクする。今この歳になってみてもやはりワクワク出来る。子供の頃にリアルタイムでこの映画を観れた人たちは何て幸運なんだろう。単純で分かりやすく、且つしっかりと練られたよく出来た作品。>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.6

圧倒的映像体験。劇場で、IMAXで観るべき、いや、観なければいけない作品。
サイエンスフィクションな仮想世界がまるで現実に起こっているかのように描いてきたノーランが、現実世界の実話をまるでパラレルワー
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.4

アメリカに蔓延る人種差別が産んだ深い闇を丁寧に描いた良作。ストーリーとしてもしっかりしていて見ていて飽きる事もなく考えさせられることも沢山あった。ラストシーンまで気の抜けないヒリついたムード。エドワー>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.3

久々再鑑賞。ヒーローの苦悩を描く王道第2弾ストーリー展開と魅力の少ないヴィランとヒロイン。これはこれでヒーロー物の一つの正解かな?今見ると結構ちゃちい。

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.9

思ってた以上にB級。ヒースレジャーのジョーカーが好きだからここに出てくる緑髪は解せないし、色々ストーリー構成や演出が稚拙。後、刀振り回してる日本人演技下手過ぎた。やはりマーベルには勝てないか、DC。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.5

久々再鑑賞。THEアメコミ。THEヒーローアクション。ヒーローになる過程、ヒロインと親友。ヴィランの登場と理由。ストーリー構成全てが王道過ぎて気持ちいい。そーだった、ヒーロー物ってこうだったと思い出さ>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.4

世界観のせいかマーベルの中でもそこまでのめり込めないシリーズ。悪くはないんだけどな。現代世界に紛れ込むソーはテルマエロマエ感ある。

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

3.9

結局面白い。アクションシーンとCGクオリティだけで楽しめる。相変わらず長い。相変わらず同じことの繰り返し。でもワクワクする。中々ないよね、そんな作品。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.4

実話を基にしてるだけあり、あやふやな点とかふんわりした事実などが蔓延した2時間半。フィンチャーぽいようなぽくないような。終始流れる空気感は嫌いではない。

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.4

基本的に公式のように世間にありふれたラブストーリーに何かエッセンスを足さないと他と差別化出来ないからと色々試している様々な映画の中で、この作品は障害というものをそれとして使った。ただそれだけのこと。悪>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.9

大根監督の安定感。
ストーリーも普通に面白いし、リリーフランキーに狂った役やらせたらマジでトップクラス。二階堂ふみかわいい。
ただの低音ボイスイケメン役では今後難しいと頭を抱えるほどに深みの増さない日
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.3

2人とも芸達者なのはとてもよくわかるけど、これ映画じゃなくてテレ東の深夜枠とかの方が良かったのではないかと思いました。

何者(2016年製作の映画)

3.5

佐藤健演じるタクトという役柄が序盤から終始胸糞悪くて、見ててイライラする映画。就活をガッツリした人はやはり共感するものなのかな?ちゃんと就活経験出来てない身としては、多分自分は受からない側の人間だと思>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.2

今見ても十分にサイコサスペンスとして秀逸過ぎる作品。80年後半から90年代にかけての優秀なサスペンスムービーにこの空気感を持ち合わせている作品がとても多い気がするけど、その中でもこれは先駆けなのでは。>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

これは、サリーという1人の男の冷静な判断力が起こした奇跡を丁寧に描いたドキュメンタリーである。事実・史実を解釈するのは難しい、何故なら既にそこに結論が存在しているからだ。作品としてトムハンクスの存在感>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

ゼログラビティやオデッセイにも通ずる宇宙に取り残された時人はどうするのか系近未来スペースSFラブストーリー。主演2人がとても良かったし、脚本がしっかりしてるから見応え十分。感動出来るところもしっかり押>>続きを読む

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.7

原作に忠実に丁寧に描かれていて好印象。淡々とした描写だから漫画原作を読んでいないと、感情を汲み取るのが難しいかもしれないけど、世界観はしっかり出てたと思う。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.1

終始わちゃわちゃしてるし、手当たり次第に撃ちまくって殺しまくってて、僕たちが期待しているクールでスマートな殺し屋像は皆無。ストーリーとかキャラ設定とかが若干陳腐で穴があるからガッツリ入り込めなかった。>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.9

久々再鑑賞。前回見た時はアメリカの映画館だったからストーリー100%理解は出来てなかったんだな、と。いつだって世界の危機をイーサンハントが救ってくれていることに感謝。相変わらずのワクワク感が詰まってて>>続きを読む

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

4.0

期待していなかっただけに想定外に良かった。全体の色合いがとても綺麗で伏線の回収の仕方も丁寧で好感が持てる。
この作品を皮切りにタイムリープ恋愛物が増えていることに関しては否めない事実として受け止めるし
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

前作より格段に面白い。キャプテンもファルコンもダサいのにカッコいい。アメリカ人はこの絶妙なダサさに国を背負って立つあまりにもカッコいいヒーロー像を重ねているのだろうか。ダサいのにカッコいいってのはある>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

5.0

オープニングもエンドロールも小ネタも音楽もしっかりとしたストーリー構成も総合的に見てクソ最高でクソ完璧。
マーベルが好きな人もそうでない人も必ず満足できる内容。
これをエンターテイメントと呼ばずして何
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.4

まだまだ序章、プロローグといった感じ。ここから続編やらアベンジャーズに如何に繋がっていくか、という観点から考えて見ておかなければいけない作品。ナタリーポートマンがとても美しい。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.8

脚本、演技、一見するとダサいタイトル、主題歌、総合的にみてほぼ完璧。家族にまつわる感動ストーリーには基本弱いので単純に涙腺を刺激されてしまった。宮沢りえ、オダギリジョー、杉咲花ちゃんのキャスティングは>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.7

皮肉に満ち溢れた因果応報。不穏な空気感とアイロニーを込めたラストシーンの作り込みはとても良かったし、しっかり楽しめた。いつどこでどのような形で何が返ってくるか分からないから、しっかり考えて行動しよう。

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.7

シリーズを重ねるにつれ面白さが増してくるという、ミッションインポッシブルパターンな好例。とりあえずテンションあがる。

アントマン(2015年製作の映画)

3.6

若干アリが気持ち悪いところはあるがストーリーはわかりやすく、他のマーベルとも一線を画したテイストで割と楽しめた。小気味よい丁度いい軽さがグッド。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.6

アメリカ人は本当にアメリカが好きなんだなと実感。絶妙にダサいコスチュームが何だか癖になった。ここからアベンジャーズに繋がるわけね。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.6

最高にカッコ良かった。音楽の使い方もキャラ立ちもしっかりしてるし、ストーリーも簡潔にわかりやすく緩急ある。やっぱいつの時代もどの国でも(例え地球を出たとしても)5人組は丁度いい。

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.8

素敵なお話。あとキャストが豪華。
淡々と描いているから気付きづらい所もあるけど、ドミノ倒しが意味する所だったり伏線を丁寧に回収していくところだったりが好感を持てる内容でした。原題がストーリーにおいて重
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.3

何年振りかに再視聴。
いつだってライアンゴズリングはすぐに踊りたがるし、いつだってレイチェルマクアダムスの笑顔は世界を華やかにする。
ちなみにこの話を美しいラブストーリーとして捉えられるのは女性だけで
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.8

人生は人それぞれ。何が幸せかなんて当人にしか分からないこと。でも他人から見ても多分この物語の2人は確かに幸せな最期だったのだろうと思えた。モーガンフリーマンの渋さとジャックニコルソンのチャーミングさが>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.3

まだトランスジェンダーという概念がほぼゼロに等しい時代。そんな時代に本当の自分を追い求めたこれは2人の"女性"の愛の物語。強さと儚さの狭間で揺れ動く心情や性別を超えた人間の感情を見事に演じ切ったエディ>>続きを読む