リサさんの映画レビュー・感想・評価

リサ

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からっ風野郎(1960年製作の映画)

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三島由紀夫が好きで観た。それに尽きる。(三島由紀夫が大して好きではない人なら、観なくてもいい作品かと…)

相手役の若尾文子といい、脇をかためる船越英二、志村喬、浜村純といい、錚々たる俳優を気持ちが良
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(1954年製作の映画)

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ザンパノはあまりにも孤独だった。
最後の彼のぞっとするのような孤独さよ。
彼は子どものように泣いた。

ジェルソミーナは、孤独に打ち克つ強さを持っていた。
その強さは、あのトランペットの曲のように物悲
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

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ユーゴスラビアの歴史を描いた映画。
初っ端からぶちかまされる陽気で情熱的なジプシー・ブラスがとにかく素晴らしい。
個性的な人物達とコミカルな演出、ナタリーをめぐる物語が、型に嵌まった歴史映画とは一線を
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ルージュ(1987年製作の映画)

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香港幽霊映画ブームの一つ。プロデューサーがジャッキー・チェンなのが面白い。

大人のための切ない幽霊映画。
当然ながら、この映画のレスリー・チャンも凄く格好いい(見た目は)。アニタ・ムイは、とても20
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嘆きの天使(1930年製作の映画)

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マレーネ・ディートリッヒの代表作の一つ。彼女の退廃的な美しさ目当てで16歳くらいの時に観た作品。

谷崎潤一郎の「痴人の愛」的な、美しい女性のために、落ちぶれ身を滅ぼす冴えないオジサンの話。

ディー
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

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夢遊病患者を操り、殺人を犯す「ガリガリ博士」と彼を追い詰める青年という物語が、当初の予想とは全く別の展開へと発展する。1910年代の映画ながら、ストーリーの展開が複雑で、なかなか見応えがあった。

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男たちの挽歌Ⅲ アゲイン/明日への誓い(1990年製作の映画)

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1,2はレスリー、3はアニタ・ムイとレオン・カーフェイが出演している挽歌シリーズ。3にはティ・ロンは出演せず、舞台は戦時下1970年代のベトナム。

1と2に比べると3は映画としての魅力に欠ける印象。
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

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チョウ・ユンファの「米に謝れ」シーンは、80年代香港映画の宝。

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

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この映画が上映された当時、レスリー・チャンは自分のコンサートで当年情を歌う前に、客席にいたチョウ・ユンファに向かい、「あなたは僕のアイドルだ。英雄本色のオファーを受けた決め手はあなたと共演できるからだ>>続きを読む

ラウンド・ミッドナイト(1986年製作の映画)

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ミュージシャンとしてのデクスター・ゴードンが好きで観た。

ジャズファンの青年とジャズマンの交流。デクスター演じるジャズマンのモデルはバド・パウエル。

ワンテンポ遅れているような独特なプレイが特徴の
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アマデウス(1984年製作の映画)

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史実からはかなり脚色されているが、映画としてはとても面白い。
実はモーツァルトの役はトム・ハンクスがやる予定だったとか。

幼い時から神童と持て囃され、父から英才教育を受けて天真爛漫に育った若き天才モ
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炎上(1958年製作の映画)

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三島由紀夫「金閣寺」の映像化作品。
原作も好きだが、映画も素晴らしい作品。

市川雷蔵は、少しお茶目な役をやっている時が好きなのだけど、雷蔵の作品で一番好きな作品を聞かれたら、病んだ心を持った金閣寺放
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軽蔑(1963年製作の映画)

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バルドーが出ているゴダール作品。
観たのは16歳の頃。様々なゴダール作品を観てからこの作品を観た。そして、映画の結末を死へと帰結させてしまいがちなゴダールに少し疑問を持ってしまった作品でもあった。
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

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ゴダールの作品で一番好きな作品を聞かれたら、やはりこの作品を挙げてしまうように思う。
これもとても多感な16歳の時に観た。
アンナ・カリーナのファッションの可愛いらしさ、色彩の鮮烈さ、海の映像とランボ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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原題は「À bout de souffle」、『息切れ』といったところでしょうか。
私が観たのは16歳の時。生まれて初めて観たゴダールの作品だった。
ジーン・セバーグは可愛らしく、ベルモンドの少し無頼
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

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アラン・ドロンをフィリップ役からトム役に変更したルネ・クレマンの判断は大正解だったと思う。
貧しい家庭で育ち、薄暗い野心を感じさせるドロンは、トム役にはまっている。

原作ではトムは同性愛者の要素を持
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生きる歓び(1960年製作の映画)

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初めて観たのは16歳の時。1960年代の映画に興味を持つきっかけになった作品。
「太陽がいっぱい」の次に、ルネ・クレマンがアラン・ドロンとのコンビで撮った作品。コメディタッチでイタリアの素朴な市民の生
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