アンダーグラウンドのリサのレビュー・感想・評価

ユーゴスラビアの歴史を描いた映画。
初っ端からぶちかまされる陽気で情熱的なジプシー・ブラスがとにかく素晴らしい。
個性的な人物達とコミカルな演出、ナタリーをめぐる物語が、型に嵌まった歴史映画とは一線を画している。
所々の要所に流されるリリー・マルレーンが印象深い。
最後のシーンは、戦争の犠牲になった人々が、せめてあの世では幸せでいてほしいという監督の願いが込められているのだろうか。