noonさんの映画レビュー・感想・評価

noon

noon

映画(195)
ドラマ(0)
アニメ(0)

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

和山やま先生の漫画大好き人間で、原作もめちゃくちゃ読んでいたので、実写化大丈夫…?と不安になってたけど、心配いらなかった。ギャグシーンはもちろん、青春シーン、シリアスなシーン、いろんなものが凝縮されて>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

規則正しく同じようなサイクルで生活しているように見える平山。でもそんな日々にもいろんな違いはあって毎日が一生に一度の出来事ばかり。そのことを平山は誰よりも知っている。無口な平山はスマートフォンもパソコ>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった作品、ようやく観られた…山内マリコさんの本が好きで、原作もとても好きなんだけど、この映画は原作とはまた違った良さのある穏やかな気持ちになれる映画だった。
原作だともう少し幸一郎に毒気が
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.4

草薙剛の立ち振る舞いがあまりにも美しくて綺麗だった。そして誰よりも子の可能性を信じる母だった。いろんな出会いと別れ、その度に傷つきながらも強くしなやかにバレエを踊り続ける一果。とても切ない話だった。

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

刹那的でただ今この一瞬を生きている人達の物語。リップヴァンウィンクルの花嫁もそういうところはあったけど。たくさんの歌が出てきて、それぞれの歌詞がこの映画の各シーンに共鳴してるようだった。友情とか恋愛と>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.6

すごい映画だった。あっという間に終わってしまった。それくらい引き込まれて観ていた…
いじめをテーマにした作品かと思って観ていたけど、徐々に明らかになる展開に始終びっくりしていた。すっかりやられた。
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジー要素が間に挟まりまくっており、その部分にいろんな比喩があるのだと思うけれど、失意の底にある主人公が母の遺した「君たちはどう生きるか」を読んで(ファンタジーの世界で冒険した後)から、母や父へ>>続きを読む

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.2

人から借りた作品。久しぶりにピノキオのストーリーに触れたが、まあ最初のピノキオの憎たらしいこと。己の欲望に忠実で何も考えていない、まさに木の脳みその持ち主。しかし、世の中の厳しさに直面して次第に考えて>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

テレビドラマを欠かさず観てきた岸辺露伴の映画、世界観を崩さずそのまま舞台がフランスへ。ルーブルと岸辺露伴…合う。
最終的には時代を超えたラブロマンスだった。泉くんはマジで最強の編集者。あのタフなメンタ
>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.8

仮面ライダーは平成ライダーしか観たことなかったので初代との比較はできないけど、個人的にめちゃくちゃよかった…
エヴァの世界観を彷彿とさせる設定で庵野ワールド炸裂!
シン・ウルトラマンのときもそうだった
>>続きを読む

人生に乾杯!(2007年製作の映画)

4.2

映画好きの人からオススメされて借りた作品。最初は仲悪い熟年夫婦の話なのかと思ったらめちゃくちゃ仲良しの夫婦の話で最高だった…2人の出会いも素晴らしいし、こんなふうに老夫婦になっても仲良いと憧れるね…最>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

スラダン読んだことないけど、めちゃくちゃ面白かった…なんて滑らかで臨場感のあるアニメーションなんだろう。すぐ側で試合を観てるような楽しさ。試合がメインだけど、合間合間にメンバーそれぞれの物語が挟まって>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

庵野さん達の特撮愛全開!面白かった!庵野さん達は普段、現代に怪獣達が現れたらどうなるかを考えていそう。その脳内を見させてもらった気分。
ウルトラマンってストーリー全然知らなかったけど、知らなくても楽し
>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

3.5

職場の人から借りた作品。とても手の込んだダークで可愛い世界観。ただ可愛いだけじゃない。思ったより淡々と進んでいくので静かに観られる感じ。どうやって撮ったのかなあと思うシーンがたくさんあって面白いです。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

人からめちゃくちゃ勧められて観ましたが、新しいタイプのホラー映画…始終画面が明るいのになんて不気味なのか…エログロ満載なので人と観ない方がいいです。映像は綺麗。人間の風習や慣習なんて一歩間違えたらただ>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

映画館でボロボロ泣いてしまった。
人が他者を思いやること、何気ない毎日を精一杯生きること、大切なことがたくさん詰まった映画。シンジくんが成長し、父親を超える姿もよかったし、他の登場人物達もラストで報わ
>>続きを読む

インスタント沼(2009年製作の映画)

3.4

始終破茶滅茶なコメディーだけど、最後の主人公のセリフには元気が出るし、なんだかみんなハッピーに終わる映画だった。あとは麻木久美子が可愛い。

痴人の愛(1967年製作の映画)

3.3

原作がめちゃくちゃ面白かったので観たのですが、原作の方が面白い…ナオミが成長していく様があまり描かれていないので魅力が足りない。そのため、びっくりするくらい馬鹿な男と女しか出てこない映画になってしまっ>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.3

最初はエログロでチグハグな変態達が集まる騙し合い映画なのかと思って観ていたけど、とんでもない、女性解放がテーマの女性のための映画だった…
日本贔屓の朝鮮人達の片言日本語にめちゃくちゃ違和感〜うーん…っ
>>続きを読む

ロストパラダイス・イン・トーキョー(2009年製作の映画)

3.2

最初からラストスパートまで本当にやるせないことがたくさん起きて不憫すぎて暗鬱な感じでしたが、最後にほんのりと希望を残して終わったので安堵した…3人とも幸せになって欲しいと心の底から願いました。特に弟。

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.6

アイヒマンを追い詰めたフリッツ・バウアーに焦点を当てているはずなのに、ラストシーンの見せ場は完全に彼の協力者であるカールが持っていってしまい、せっかく所々でフリッツのナチスに関する後悔や執念、理念を語>>続きを読む

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.5

初めは二階堂ふみの可愛さを堪能する映画だ…と思うくらい二階堂ふみの表情仕草の素晴らしさに目がいったが、後半の大杉漣の老い・死・孤独いろんな苦悩にもがき苦しむ姿も大変よかった。
二階堂ふみがラスト間際に
>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最近、映画鑑賞ご無沙汰だったんですが、時間のある今こそ観るチャンスだと気づいた…

江戸時代特有の台詞や舞台背景を事前に知っておくとより理解が深まってよかったかなとは思うけど、初見でもほろほろ泣いてし
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

黒人と白人の人種を超えた友情に最後は心が温かくなる映画。ドクのような「孤独」を常に抱えている人が幸せになる映画が好きなのでよかった。時々くすりと笑える場面もあったのでびっくりした。ハートフルな映画でし>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.3

今年初の映画。一緒に行った人のリクエストで観た。初カイジだったんですが、みんな始終叫んでいるので声枯れないか心配になった。カイジはギャンブル好きなダメダメキャラなのかと思ってたのに、この映画観たらただ>>続きを読む

エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

3.1

途中でウトウトしてしまった。ドキュメンタリー。エッシャー展や師匠のメスキータ展も観に行ったので観た。エッシャーの作品がヒッピーに人気だったとは知らなかった。しかもギラギラに色を塗られていてエッシャーに>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.8

久しぶりの映画は太宰ファンなのでこの映画を。でも、これは太宰治を観るための映画ではなく、太宰治の周りにいる3人の女性を観るための映画だった。しかもタイトルが人間失格ではなくて斜陽でもいいくらい斜陽だっ>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.6

思っていた以上にSF映画だった。ピカチュウもさもさで眉間にすぐシワがよる…しわしわのピカチュウ…コーヒーめちゃくちゃ飲む…他にもポケモンがたくさん出てきたけど、手の混み具合からピカチュウへの強い愛を感>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.4

なんとなくタイトルだけで選んだ映画だったけど、全然思ってたのと違ってびっくりした…まさかのSFボーイミーツガールなラブストーリー…はちゃめちゃで映画の存在自体がパンクなのでは…と思ったけど、なんだか不>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

埼玉在住なので最初から最後までめちゃくちゃ笑ってしまった。ローカルネタ多し…ローカルネタ分かる方が楽しい映画な気がする。むしろ知らない人たちにも楽しめる映画なのか、埼玉に住んだことがない人に聞いてみた>>続きを読む

謝罪の王様(2013年製作の映画)

3.3

人からDVDを借りたので観た。まさにエンタメって感じ。楽しく何も考えずに観られる映画。よく考えると豪華な出演陣だなあ…そんなこともあって今回は阿部サダヲ要素は低め。
ストーリーにはあんまり関係ないけど
>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.4

人に誘われて観に行った映画。最初はインド映画特有の歌と踊りや笑える要素が多くてコメディーなのかなと思いきや、迷子になった子を親の元に返すべく数々の困難に立ち向かったり、インドとパキスタンの宗教・民族問>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.8

予想以上に怖くてあっという間の80分。1998年に作成されたのに今の時代でも通ずる内容なのはびっくりする。アイドル、ドルオタ、インターネットとか。
結末してはシンプルなんだけど、ずっと悪夢を見続けてい
>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.9

今年初の映画館で観た映画。特に何の期待もせずに観たんだけど面白かった〜!あっという間に終わってしまった。
私自身や私の周りの人とは真逆のギラッギラの若者達(パーティーピーポー?)が出てくる話だった。正
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

2019年最初の映画でした。が、なんというこじらせ!!!思わず悲鳴が出るほど(自宅でよかった…笑)のこじらせ!!!主人公の気持ち分かるんだ!でも分かりたくないような!こじらせまくりながらも最後は綺麗に>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

まさにアイディアの勝利。パソコンやスマホの画面だけで構成された映画。まさかそんなシンプルな設定なのにここまで夢中になって観ていられるとは…いつもどこかしら感じるインターネットの不気味さと娘の謎の失踪が>>続きを読む

>|