mashitaさんの映画レビュー・感想・評価

mashita

mashita

映画(13)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • 13Marks
  • 3Clips
  • 0Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.7

日々が塵のように積まれていく。

彼はただ普通の幸せと、人々を楽しませるコメディアンになりたいそれだけ。

しかし、世間はそんな彼を受諾することなく、ことごと彼の心を砕いていく。

狂っているのは自分
>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.4

これ以上世界を発展させる事が「豊かさ」に繋がるのだろうかと問われる作品。

花椒の味(2019年製作の映画)

3.0

一人では光が見出せず、
二人でも光の輪郭が浮き出さるだけ、
三人での光が重なり新たな一歩が踏み出せる。

異母姉妹が父への理解、受容を経て、
新たな旅立ちを描いた作品。

父の死をきっかけに出会うこと
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

優しいのは傷ついてきたから。
優しいのは何かに許されたいから。
優しいのは自分が救われたいから。

孤独を抱える人達は彼女の優しさに触れ、
孤独ではないことを認識する。
それはまるでカーテンの隙間から
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.5

みんな、何かを、誰かを、権利を、守りたくて
怪物になる。 

二人が手に入れた自由はきっと永遠で誰にも邪魔されない世界に行けたのだと・・・。

自由度の高い世の中でもあるし、その反動で不自由をより感じ
>>続きを読む

椿の庭(2020年製作の映画)

3.8

日本の美しさを遺憾無く発揮した秀逸な作品。

人の営み、自然の営み全てに所作が宿り、乱れた心を崩れた積み木を一定のリズムで積み上げるような感覚を与えてくれる。

監督が写真家だけあってカメラアングルが
>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「このままじゃダメなんだ!」

枯れる水、
渇く人の心。

人との繋がり、誰の為に何の為に社会が在るのか、資本主義による貧富格差、様々な要素を「水」をテーマに「在り方を問う」作品。

渇きが如何に人の
>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

多様な価値観は時に、
精神を切り離し、
肉体を切り離す。

永遠と思われた友情は、
何者にも切り離せない屈強な精神と肉体、
いかような価値観も跳ね返す鎧、
それらを持ち合わせていた・・・。

しかし、
>>続きを読む

森の中のレストラン(2022年製作の映画)

3.8


「生の束縛、死の解放」

人生最後の選択を「最後の晩餐」を通して、
自己と向き合う時間を提供する「森の中のレストラン」。

生の束縛から解放され死を選択するのか、
死を恐怖と捉え生を選択するのか、
>>続きを読む

せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.0

環境循環がテーマの時代劇映画。

人間が排泄するもの、上辺だけでいえば「汚」。
その先にフォーカスすれば循環が見えてくる。

しかし、それはあくまでも示唆するような形で
描かれ、環境循環を土台に人権格
>>続きを読む