mahirunoahiruさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 ミッドサマーね~何故か日本での公開が大幅に遅れて、ヘレディタリー好きだった私はどうしてもアリ・アスターの新作が観たくて、字幕のないBDを買って家で観て、英語できないので1セリフごとに画面止めて字幕を>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 ヘレディタリーって出てきた時「21世紀最も怖いホラー映画」って紹介されてて、いやそれはちょっとハードル上げすぎなんじゃないですかね、別に普通に面白ければぜんぜんいいわよ!っつって観始めて、「100年>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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 ダンケルクが私の映画体験の中でも最of高だったので、ノーランの歴史映画ということでけっこう最初から観たいと思ってた!なんか無駄に焦らされてしまった。こんな内容むしろ日本人こそ観たいと思うんじゃないの>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

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 わたしノーランはピンポイントでダンケルクが好きなだけで他はそうでもなくて、とりわけノーランが作った俺ルールの元で進行するお話あんまり……なんだけど(バッドマンは嫌いじゃない)、思った通りあんまり……>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

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 ね、ねこちゃん涙。
 一部に、「現実に人が被害に合っている事件を作品にしてはいけない」みたいな風潮あるじゃないですか。私はあんまりそうは思わないんだけど、これが創作物だったら、「子供と動物出すぎてて
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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 オッペンハイマー観る前に見返しとこうと思って。
 様々なものの元ネタになっているタイトルなので、一般教養として観とかないといけないんだろうなと思ってたぶん大学の頃観たんだけど、大学の頃の私はまだ映画
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シャイニング(1980年製作の映画)

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 ボー観る前くらいのタイミングでさりげに見返していた。
『2001年宇宙の旅』のイメージに侵食されていて、もっと意味不明のイメージビデオだったような印象だったんだけど、思ったよりお話がちゃんとあった笑
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 うおおお変な映画!ランティモスといい今年はよく変な映画を観る年だなー。まあ私は基本的には同じ構造のホラー映画ばっかり観て「よっ!田舎の孤立したガソスタ!」「よっ!車の後部座席!」って言ってる人なので>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

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『オオカミ狩り』よかった!って言ったら『犯罪都市 NO WAY OUT(三作目)』をおすすめされたので、U-NEXTで一作目の『犯罪都市』から履修してる律儀な私。
 元々ゴッドファーザーも仁義なき戦い
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 これも『震える舌』と同じく、前々から観たいと思ってたけどツタヤディスカス時代に永遠にディスクが送られて来なかった映画のひとつ。
 サブスク入って見やすくなってうれしい~!

 ドウェインがキスしてベ
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プレイタイム(1967年製作の映画)

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 ボーの元ネタ映画のひとつと聞いて。トリュフォー絶賛らしいが私は全然わからんかった!結構ガチでキツかった。ジャック・タチは巨万の富を投じてこの映画のセットの街をパリ近郊に作って映画がスベって破産したら>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 タイトルとティザービジュアルの「これはおしゃれな女子が彼氏と見に来る映画でノットフォーミーなのでは!?」感がすごくて、Saltburnがはちゃめちゃ好きなのにも関わらず観るのが遅れてしまった。蓋を開>>続きを読む

ドラキュラ(1992年製作の映画)

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 ホラー映画表現がなんというか素朴()で、すごい古い映画なのかと思ったら1992年作品だった。ちなゴッドファーザー1972年、地獄の黙示録1979年なんだけど、予算削られてないか!?まあそれがマイナス>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

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『ミツバチ』があんまり肌に合わなかった……というかお話自体は嫌いではなかったんだけどすべてのシーンが果てしなく続くような長回しで、ボケちゃったおばあちゃんの話を聞くようなゆっっっっくりしたテンポでしか>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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わんちゃんがおりこうさんでガチかわいいのでわんちゃん目当ての人はサブスク待ってもいいと思うけどおすすめです。
わんちゃん相手にあんな複雑な演技指導どうやってやったんだ……?
映画に出てくるわんちゃんみ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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『ディア・ハンター』に出ていたクリストファー・ウォーケンが『パルプ・フィクション』でもベトナム戦争帰りの軍人を演じていると聞いたのと、あとこの前『レザボア・ドッグス』再鑑賞してかなり面白かったので、タ>>続きを読む

ZOO(1985年製作の映画)

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シアター・イメージフォーラムのグリーナウェイ特集にて。一応記録としてつけておくんだけど、実はこの映画を語れる立場にない。電車が30分くらい遅延したおかげで、冒頭の部分が切れてしまっていて内容イミワカだ>>続きを読む

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

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アリ・アスターもヨルゴス・ランティモスもピーター・グリーナウェイの影響を受けている!というので早く見ないとなリストに入ってたグリーナウェイなんだけど、開始5分くらいで「え、シナリオド下手なの?」ってな>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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『瞳をとじて』にボルヘスオマージュが入っていると聞いて、遠い畑だと思っていたビクトル・エリセに興味を持った。ボルヘスの小説に出てくるお屋敷は映画で観たいに決まってるじゃん!映画自体、ミツバチを撮ってか>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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 ボーの感想がまだ書けない(好きすぎて)。
 感想書いてる人みんな二言目にはトゥルーマン・ショーって言うので未鑑賞を恥じてすぐに観た。
 神様、僕たち私たち、神様のお作りくださった世界を出て、神様が育
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 二度目の鑑賞。これファニーゲームの元ネタと言われる『メイクアップ』っていう映画のリメイクだったんだね!『メイクアップ』はサブスク配信はされてなさそうなのでこちらを見直してみた。言われてみれば形はファ>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 再鑑賞。ひどい映画ってどういうのだったかなって思い出したくなって。もう始まって5分くらいで見るのやめたくなる。
 これでもわたくし好きでホラー映画ゴア映画を観ている者なのですが、ファニーゲームは全然
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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 結局観に行ってしまった……。新作映画を映画館に観に行くことはあんまりしないんだけど、あまりにも流行っていたため。ヨルゴス・ランティモスは、歪みを抱えつつも安定していた社会に外部から闖入者が現れ社会を>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 えー! めっちゃよかった! こういうのが本当の正義の話、勧善懲悪の話なんじゃないかなと思った。みんなが(渋々ながら)納得しているこの世界に文句をつけるっていうのは、反発もあるし、穏やかな人達の穏やか>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

 再鑑賞。パレスチナ問題についてちょっと掘り下げるとやっぱり人類史上最大の汚点とも言えるホロコーストに行き当たってうわあああとなる。パレスチナ問題の解決が困難なのって、全人類がホロコーストについてユダ>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

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リアタイで観てた時は大好きだったんだけど、今観るとシンプルすぎてふーん感はあるな。どんでん返しは一応あるも、複雑な伏線やストーリー展開があるわけでもなし(推理とかじゃないじゃん。ほら!この時ここにいた>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

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ベトナム戦争の映画とかそういえば観たことないなと思ったので。てか戦争行くまで長過ぎないか?パーティがまず本編のように長いんだけどその後に鹿狩り行くし鹿狩りでもだらだらするから……。ようやくベトナムの風>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

再鑑賞。後にSAWにもつながってく低予算閉所疑心暗鬼ものの嚆矢として有名な本作(だよね?あんまリアタイでは知らないけど)。主人公らしき人が非コミュで前半全然しゃべらないのにウケた。映画だとこれで成立す>>続きを読む

メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

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『オオカミ狩り』がめっちゃ楽しかったので監督を掘ってみようと思って過去作の中で一番ホラーっぽかったやつを。うーーんまあ楽しかったし、悪魔が家族の誰かに成り代わっているというシチュエーションは子どもの頃>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 え?徹底的に外の情報遮断して本すら読ませず育てたらこうなる??ホントでござるか~??
 とは思ったけどめっちゃ好き映画だった。ダンスかわいい~。映画が刺激的すぎて一生セリフ呟き続ける熱狂感もよかった
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 18世紀の王宮の様子がとてもいい~!
 いじめられた描写のために、床に撒いた消石灰?で手が炎症起こすエピ入れてくるのが面白かった。なんか元ネタあるのか?それとも歴史に詳しいと自然に出てくるのだろうか
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ロブスター(2015年製作の映画)

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 え……思ってたより変な話だった……。
 別にそんなに好きじゃなかったけど、おしゃれな映画で観てる間は面白くはあったし、この変な設定の話を意味ありげに仕立てられるのはやはり才能なのかも。

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Saltburn(2023年製作の映画)

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 バリー・コーガン鑑賞会三作目。
 てかバリー・コーガン当たり映画引きすぎだわ!(種崎敦美みたいなもので運で当たりを引いてるんじゃなくて種崎敦美が、バリー・コーガンが、その作品を当たりに"してる"んだ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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 バリー・コーガン鑑賞会二作目。
 狭いコミュニティ内でおっさん2人が喧嘩した、というのは導入だと思ってたら全編それなのには正直びびったけどぜんっぜん飽きなかったしすごく面白かった。でも読み解くにはア
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