まほろばさんの映画レビュー・感想・評価

まほろば

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リディアと四人の恋人(1941年製作の映画)

3.8

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督のアメリカ映画。

代表作「舞踏会の手帖」のアメリカ版と言ってよいほどよく似た作品だった。

ヒロインがとにかくめっちゃ喋る。人物の気持ちや、いろんなことを言葉で表現しよ
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早春(1970年製作の映画)

4.5

TSUTAYA発掘良品で紹介されていた作品。

赤毛と深い緑の眼が美しい魔性の女を演じた女優さんはポール・マッカートニーの恋人だったそうだ。

男性が女性のミステリアスさに抱き続ける憧れ、妄想を映像化
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キッスは殺しのサイン(1966年製作の映画)

3.3

TSUTAYA発掘良品で紹介されていた作品

とにかくグラマラスな美女たちがたくさん出てくる

ミツコという名前の日本女性も登場

007ぽい感じの雰囲気

間奏曲(1936年製作の映画)

4.0

イングリッド・バーグマンのスウェーデン時代の作品。後にハリウッドで大輪の花を咲かせるのも納得の華がすでにある。

とても丁寧で繊細な描写がヨーロッパらしくてとてもよかった。

それにしてもこの時代の男
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花嫁の父(1950年製作の映画)

5.0

昔見た時は正直退屈な映画だと感じたが、久しぶりにテレビで再放送しているのを見かけてこの映画ってこんなに名作だったっけ⁉︎と最後までグイグイ引き込まれたのをきっかけに再度見直してみた。

ひとつひとつの
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花嫁のパパ(1991年製作の映画)

3.7

アメリカの名作映画として必ず登場する「花嫁の父」のリメイク版。

あまり期待せず見たけど案外よかった。

スティーヴ・マーティンのお父さんはとても素敵なパパで、元の作品への敬意も感じる作りだった。
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若草物語(1933年製作の映画)

3.7

2度目の鑑賞。

キャサリン・ヘップバーンのダイナミックな演技が印象的、優男なローリー役と対になっていてとても良いカップリングになっていたと思う。

若草物語(1994年製作の映画)

3.7

ガブリエル・バーンのベア先生がとにかくめちゃくちゃ素敵!

ローリー役は合っていたけど、その他の

ジョー役、お母さん役、成長したエイミー、ローリーの祖父ローレンス氏などのキャスティングはちょっと違う
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

5.0

ホームレス3人組を主人公にして話の最後まで引き込ませる今敏監督の力量に脱帽!

声優さん、背景など、どれも素晴らしかった。

クリスマスが近づくと見返したくなる映画です。

若草物語(1949年製作の映画)

4.0

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」が何度も時系列が入れ変わっていくのとは異なり、シンプルに原作の主な出来事を追うような丁寧な作り、品格のある作風だった。

この作品のジョーは女性らしさ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか観ていてめっちゃ微妙な気持ちになりました。

作者のリアルな体験と家族の物語をベースに描いた物語が見ていてごちゃまぜになりだいぶ混乱した。

特に最後のジョーが結婚を決める場面と編集部の物語の最
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

多くの人々がおすすめしている映画だったが、観るのが怖くてなかなか観れなかったのをようやく鑑賞。

物理的に拘束されても心までは縛られない。繊細で内面的に豊かな人々こそ、肉体的にタフな人々よりも過酷な収
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眺めのいい部屋(1986年製作の映画)

4.5

ずっと見ようと思っていたままになっていた映画を主演のジュリアン•サンズが雪山で遭難死されたニュースをきっかけにようやく鑑賞。

数多くの名台詞とイタリアとイギリスのコントラスト、とても丁寧に作られた名
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つぐない(2007年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

救いがなさすぎる映画。

戦場シーンも空回りしている、というか無駄に長くて意味不明。

美しいお屋敷とそこに広がる美しい自然のなかで戯れる美男美女の切ない恋を期待していたけど、まったく違う重苦しい作品
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

東ドイツの閉塞感のある空気が重苦しいタッチで描かれる。

最後の「わたしのための本だ」というセリフが見事だった。

ひとつは贈り物ではなく、自分用であるという意味、

もうひとつは作者が自分の生き方を
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.0

ダーシー役の俳優さんの低音で落ち着きのある声と威厳のある話し方にうっとり!

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.6

衝撃の結末!

今敏監督の他の作品も見てみたいと思います。

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

戦う愛と美の女神!

強さだけでなく、戦いのなか愛に目覚ていくことで最強の女神に成長していくようすが神々しく描かれていた。

ワンダーウーマン役の女優さんの美しさもさることながら、

スティーヴ役の俳
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愛と憎しみの伝説(1981年製作の映画)

4.0

ハリウッドの大女優ジョーン・クロフォードが養子に迎えた娘に対し行ってきたモラルハラスメント、身体的虐待がこれでもかと描写される、コメディタッチのホラー作品。

虐待されている娘が被害者であると認識して
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.6

とにかくいろんな意味でめちゃくちゃ怖い!

主演の2人が絶世の美男(2001年宇宙の旅)美女(ポセイドンアドベンチャー)だからこそ、観ていて恐怖心がいっそうかき立てられた。

サイコスリラーの傑作。
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12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

4.5

ヘンリー・フォンダ主演のリメイク作品。

個人的には一人一人の人物描写がこちらの方が丁寧で心に沁みた。

主演のジャック・レモンの相手を裁くのではなくまず理解しようとする人道的姿勢、ひたすら真実を探究
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めぐり逢い(1994年製作の映画)

3.8

めぐり逢い、リメイク4作目だと思います。

ウォーレン・ベイティが若い頃よりもダンディで柔らかな雰囲気になっていてとても素敵だった。

女優さんの演技もよかった。

このリメイクはあまり有名ではないよ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.8

ロバート・デニーロが素敵すぎ!

若者たちに囲まれて、その存在感が際立っています。

往年の出演作へのオマージュぽいシーンが盛り込まれているのも楽しい。

心に沁みる、自分もこんなふうに素敵に年齢を重
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

監督役のエド・ハリスが主役のジム・キャリーを完全に食ってました!もうこれはエド・ハリスが主人公にしか見えない(笑)!

この監督役、「博士の異常な愛情」のストレンジラブ博士を思わせるキャラクターだと思
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邂逅(めぐりあい)(1939年製作の映画)

4.5

デボラ・カー版リメイクと同監督なんですね!なので演出がほぼ同じですがフランスの役者さんがフランス人の役をしている本作のキャスティングの方がとても自然。

セリフもオリジナル版だけの素晴らしい言葉もあっ
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今朝の秋(1987年製作の映画)

4.0

杉村春子さんの玄人感あふれる艶っぽい演技が最高すぎる!!

山田太一・笠智衆三部作のなかでいちばん救いのある終わり方でした。

蓼科に行ってみたいなぁと思いました。

冬構え(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の自死の気持ちを知った友人から、それはいけないよと何度も言われた時、決まりきったことは言わんでくださいとの答え。

登場人物の青年の祖父が最後に登場、孫から主人公に、生きていればいいことがあると
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ながらえば(1982年製作の映画)

4.0

DVDだと最初、第23回モンテカルロ国際テレビ祭最優秀賞とテロップが出る。海外でも評価された作品。

静のイメージの強い笠智衆が遠く離れた奥さんに会うためにお金もほとんどもたず家を飛び出したり、感情を
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

5.0

とにかく超が何個もつく自由人でロックな生き方をするモードおばあさんがカッコよく、かつ天真爛漫な少女のようで見ていてスカッとする!

そんな生き方の背景には悲しい歴史があった。

映画「メリーに首ったけ
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