maiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.5

『SEOBOK/ソボク』を観た。ありがちな設定ながら、人間にとって『死とは何か?』という哲学的なテーマが根底にありなかなかの見応え。映像も迫力も美しさもあり良かった。おすすめです!

空白(2021年製作の映画)

3.0

『空白』を観た。
タッチは違うけど桐島を思わせる。 すぐひとを責めるひとは自分と向き合うのが下手で自分と向き合うことが出来ないひとほど他者をみていなくて自分しかみえていなくて。ひとは見たいものしか見な
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.3


『リリーのすべて』
私には愛とは何かを問う物語にみえた。
愛とは相手を生かすこと。その人が自分らしくいられるように。そして時には自由に飛べるように解放してやらねばならない。しかしそれは自分の願いから
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.3

原一男さんが気になり『ゆきゆきて、神軍』を鑑賞。
前もって読んだウキペディアと合わせて理解したのは奥崎謙三には理不尽に暴力で対抗し成功体験があるという本能的な側面と強い自分なりの信念があり理不尽に立ち
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

『プロミシング・ヤング・ウーマン』

「女のひとのやさしさは長く世界の潤滑油であったけれど それがなにを生んできたというのだろう?」

寛容は必要な要素のひとつだが
許すことを当たり前にしていった結
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
スカイフォールがちょっと苦手だったので悩んだんだけれどやはり観たくなって鑑賞。結果、観てとても良かった。クレイグ卒業に相応しいストーリー、オープニングでお馴染みの
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

『キャッシュトラック』アマプラで観た。ガイリッチーもステイサムもそれぞれ苦手意識あったんだけれど、これがどうして、かなり良かった!脚本の巧みさで引き込まれるし、キャストや監督が違ったら全然違ったテイス>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

『DUNE/デューン 砂の惑星』
美術と音楽が秀逸。世界観もしっかりしていて、描き方によってはイマイチになりかねなかったとおもうのだけれど、満足感があった。原作も気になる!

デイ・シフト(2022年製作の映画)

2.5

「デイ・シフト」netflixにて鑑賞。
脇役俳優さんたちと、アクション要素は良かった。けど設定既視感あり過ぎ、人間関係の描き方テキトーとか色々雑過ぎな脚本だし、映像の色味が映画のタッチと合ってないし
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.3

『アバウト・タイム』未来から来て今日が最後の日だと思い生きる。毎日を噛み締めながら生きると、まわりに感謝したくなるし、生きていくことの素晴らしさを知る。死にそうになったり、すごく辛いことがあったりしな>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.5

『バーニング 劇場版』をみた。私は人間の作り出す芸術、特に小説や映画などは作り手の在り方がすごくかんじられる故に、原作の村上春樹さんは個人的には苦手な小説家さんだから不安だったけれど。イ・チャンドン監>>続きを読む

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

4.3

『インヒアレント・ヴァイス』掴みきれない内容と登場人物。でもホアキンが愛らし過ぎてどうでもいいか!って気になる。映像と音楽、雰囲気がいいので、解きほぐす意味でも何度も観たくなる。卵は割れ、国は腐敗し、>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

『ブレット・トレイン』観てきた。 リアルではない設定なのはわかってても日本が舞台ってだけで度々感じる違和感のノイズ気になって集中できず。あと個人的にやはりお洒落頑張ってます!な映画テイストはやはり苦手>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

前情報無しで『NOPE/ノープ』鑑賞。観て良かった!前半の凪からの怒涛の展開。伏線回収の見事さと、死体やらははっきり映らないのにこんなにもグロいし恐怖を感じさせられるなんて!多重的な構造で表面的にエン>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.6


『はじまりのうた』久々に再度観る。やっぱりこの映画が好きだ。最後のさまよう星たちの歌詞が絶妙で毎回泣いてしまう。青年から大人へ。さまよいながら人は成長する。甘い夢から旅立つ。そんな時期を経験した大人
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.7


『クラウド アトラス』メイクのやり過ぎ感、違和感は 否めないが、それでも私はこの映画が好きだ。それはこのメッセージに通じている。『命は私たちだけのものではない。子宮から墓場まで、私たちは他の人々とつ
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0


何度観ても素晴らしくて完璧で大好きな映画。
SFの皮を被った哲学的な映画。
運命論は実存主義とは相容れないと言われそうだけれど
さだめがあっても
そのなかで自分で感じ尽くして選びとることはできるはず
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