エピソードが少ないのでいまいちキャラが飲みこめない。というか、クラーク・ゲーブル以外アホに見える。いやまあゲーブルも大概だが。ウィリアム・パウエルがそんな有能な人間だとは納得できないし、ラストなんか>>続きを読む
『96時間』的な話だろうと思って見ると、はじまっておよそ1時間超が「地道な捜査」描写に費やされるので驚く。個人的にはちょっと退屈だなと思いながら見ていたのだが、犯人との交渉がはじまって合点がいった。>>続きを読む
「体験」としか言いようがない映画があると思うのだが、これはその一本。
ノイズが溢れるオープニング・シーンで幾許かの期待をしたものの、以後はどうも焦点の定まらないドラマで退屈。ボーイフレンドとの恋・親父が市長に立候補・歌のコンテストという三つの支柱がいずれも発砲スチロー>>続きを読む
なんか新作がメチャクソに叩かれてるらしいじゃないですか三谷幸喜。それでふっとこの映画のことを思い出した。学生のときに女の子と見に行った映画である。
古畑のビデオCDをシンガポールで買って死ぬほど見>>続きを読む
とても楽しかったのだが、画竜点睛を欠くというのじゃないが、何か物足りない感じもする。
以下はごく個人的な好みの話でしかないのだがーー復讐の発端である一件が、納得できるように描かれすぎじゃないかし>>続きを読む
笑っちゃう題名だが、きわめて不気味な、そしてちょっと背筋が寒くなるような迫力のロマンポルノ。『(秘)色情めす市場』や『貴婦人縛り壺』にも肉薄する、いどあきおの傑作。個人的に愛着があって、脚本まで持っ>>続きを読む
個人的に偏愛するロマンポルノ女優、倉吉朝子の最高傑作。とにかく切ない。
「コーマンの初仕事、『●●●』だった」だの、「2日間で撮影された『古城の亡霊』はコッポラ=ヘルマン=ニコルソン=コーマンの共同監督作だった、しかもニコルソンが忘れたいレベルの駄作」だの、いちいち面白>>続きを読む
あまり真面目に見ていなかったのだが、ラスト20分の展開は笑った。ご都合主義もいいものである。復讐が進行してお互い疲弊している感じの空気も良いと思う。しかしこんな内容なのに妙にシリアスなのは好きになれ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
三島由紀夫出演シーンが面白すぎる。
しかしそれ以上に珍妙なのが川津祐介と松岡きっこの恋愛描写である。黒蜥蜴の私設美術館とやらで二人が閉じこめられるシーン。それ以前の描写で示唆されていたふたりの惹>>続きを読む
さすがにこの三浦春馬には愛想が尽きた。わめいてじたばたしてるだけじゃないか。誰のせいでこうなったのか知らないが、こんなんでいいと思ってるのか。國村隼もうっかりこんな映画に出たばっかりにアホの怪人みた>>続きを読む
まあ正直言って期待値がマイナスに振り切っている状態で見たのだが、かなり気合いの入ったおまぬけぶりでいいですね。シキシマ隊長の初登場シーンに立体機動装置の説明を被せるというのはさすがに愚策にも程がある>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
主人公がアニメにありがち(偏見)な、なんか斜に構えた、平熱35度みたいな醒めた態度で激モテ。ちくしょうこの野郎エロゲーか。カッとなって声を荒げた野球青年を効果的な方法で叱責するシーンなども俺たち日蔭>>続きを読む
こんな(おおよそ100年前の)映画も登録されている。
都会を馬で疾走するシーンが良い。『サンライズ』に出てきたような、路面電車の線路?上を走るのである。しかしそれよりも牧場での安定感のほうが凄い>>続きを読む
『ムーンライズ』以外てんでダメという定評の40年代ボーゼージ作品。まあ確かにヌルくどうでもいい映画だが、テクニカラーのモーリン・オハラが美しすぎて息ができなくなる瞬間がいくつもある。
ちなみにかの>>続きを読む
石井輝男の初監督作がレビュー0とは驚いた。傑作だなんてものじゃないが非常にテンポよく物語っていて、デビュー作でこれを作るあたりさすがの石井輝男、それにクラブのムード歌謡、お色気ママ、足なめの構図と「>>続きを読む
舛田利雄といえば石原裕次郎と組んだ作品のほうが有名だとは思うのだが、個人的には小林旭とのタッグのほうが好きで、特にこの『女を忘れろ』は日活ムードアクションーーという言葉もなかった時期の映画だろうがー>>続きを読む
『八月のクリスマス』の監督&脚本コンビが作ったバイオレンス?映画。
何だかグダグダしたあげくすさまじい勢いでバイオレンスが噴出するのだが、どうも飲みこみづらい話だと思う。そもそも、何が起きてるの>>続きを読む
色々盛りこんだ結果なんとなく味がよくわからなくなっている。コーヒーくらいしかピンと来ない。加圧室というのは新鮮だった。
ラーメン二郎みたいな映画だ。味じゃない。さすがに爆笑した。
おれたちわくわくアリ大好きボーイズにはたまらない映画であり、ソウル・バスもおそらくそんなテンションだったのだろう、人間側の描写が本当におまぬけである。
傑作だなと思うのは「黄色い薬」を噴射するく>>続きを読む
Pre-Code期の映画らしいというのか、なんかこうエロがあれば細かいとこはどうでもいいじゃん的なユルさがある。アホみたいな話だなあと思いつつ「トップレス+花輪のみ」のドロレス・デル・リオをつい目で>>続きを読む
とにかく、この映画をはじめてみた時のショックは忘れられない。
で、改めて見返してみると、もちろん前半は凄い。知性というかセンスの冴えに圧倒されるしかないのだが、同じくらい後半も凄い。改めて見ると>>続きを読む
話としてはメチャクチャ面白い。発狂しそうなくらい面白い。
が、これは本当に理解ができないのだが、あのオープニングはないだろ。ネタバレやんけ。バーのシーンから始まってたら、通報されるくらい褒めてた>>続きを読む
いやーめっちゃエモいわ。近年稀に見るエモさだわこれは。エモけりゃ良いのか偉いのかと、3歩引いたポジションで腕組んで胸ポケットにボールペン指して映画を見る人種であるこの俺様も本作のエモの奔流にはさすが>>続きを読む
やくざ版の、若干台詞が多い『ウエスタン』。ほぼ同じ話という『解散式』がどんな映画だったか忘れてしまったが、ここまでの作品ではなかったように思うのだけれど。
松原智恵子が東京への電車に乗るシーンが突出していると思う。雪の降るなかで高橋英樹が新内を唄うところもいい。こういう抒情的なシーンがやっぱり好き。話の詰めこみすぎで「高橋英樹の亡妻に松原が似ている件」>>続きを読む
突如異様に長いキスをカマす健さん。突如キレてお偉方をボコる健さん。突如踊りはじめる根岸明美。いや本当に面白かった。タランティーノ作品のようだ。このころ石井輝男が健さん主演で撮った『ならず者』『いれず>>続きを読む
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお鳩が飛んだ! 鳩が飛んだぞ!