法一

法一

金にならないgameならget the hell out

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます。

 ぶっとい筆致にアメリカ映画の歴史を感じる。久しぶりに「ヒーロー」というものをちゃんと描いた映画を見たという感じだ。

 まあ同時に狂人でもある人だが。前半のアンドリュー・ガーフィールドはたしかに好青
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.3

 「捨ててあるVHSをつい拾ってきちゃうボーイ」だった過去を持つ僕としてはとても楽しかった。VHSっていうか民生用ビデオテープがいかに魅力的なメディアかを再確認する。DVDなんざ本当味気ないもんよ(戻>>続きを読む

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

-

 家族のことがなんとなく鬱陶しく感じられたり、友人とうまくいかなかったり、自意識過剰になったり、まあそんなのは確かに誰もが多かれ少なかれ身に覚えのあることだろうが、このナディーンさんという主人公の悩み>>続きを読む

昼顔(2017年製作の映画)

3.1

 「すれ違い」がメロドラマの肝だと橋本治が言っていたような気がするが、この映画でも二人が再会するまで、お互いをふたたび求めようになるまでが一番面白い。携帯もネットもあるこのご時世にバスの窓で会話させる>>続きを読む

夜の大統領(1931年製作の映画)

3.1

 なんというか、梅宮辰夫とか松方弘樹の顔がチラつく豪儀な邦題ですが、本編もなかなか。省略をうまく効かせた語り口の安定感はさすがアルフレッド・E・グリーン、ガハハ男の物語に若干滲む物悲しさが渋い。検察側>>続きを読む

ベン・スティラー 人生は最悪だ!(2010年製作の映画)

2.7

 グレタ・ガーウィグは素晴らしい。Judee Sillの"There's a Rugged Road"を唄うシーンも良い。それだけにベン・スティラーが中心にいることの不満が際立つ。

劇場版 虫皇帝(2009年製作の映画)

2.1

 やばすぎるキャラ差など含めて大富豪のおたわむれ感がハンパない(「プライドを賭けた戦い」って誰のプライドを賭けてるんだよ)。25試合もやるだけあって、柴千春vsアイアン・マイケル戦級の番狂わせもある。>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.5

 原作アニメより断然好き。エマ・ワトソンの黄色いドレスが良い。『ノー・ワン・リヴス』のルーク・エヴァンスがガストン役というのは若干淋しい(敢闘していると思うけど、相方のほうが魅力的なキャラだ)。

 
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

2.8

 オリジナルも見ているので話の流れはおおむね知っていたつもりだったのだが、肝となる一点を除くほぼすべてを忘れていたので、その点においては大いに楽しんだ。一部展開・キャラクターについてもケレン味が増して>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます。

 犯人の幼稚さが際立つ。行き当たりばったりだからこそのスリルは確かにあると思う。

 しかしそれにしても、マーク・ウォールバーグに愛がどうのとか喋らせて、そのうえ同僚に「お前はやっぱ綺麗な心を持ってた
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モンスタートラック(2016年製作の映画)

3.5

 いやいや可愛い映画じゃありませんか。ロン・ハワードの処女作『バニシング IN TURBO』をなぜか思い出した。可愛い映画というのはいいもんである。街なかおっかけっこ、その後の焚き木、壁を突き破ってく>>続きを読む

前科者(1939年製作の映画)

3.0

 真摯なテーマだと思うがどうも犯罪シーン以外がいまひとつ。

 主人公(マザコン)がデパートで働き始めるのだが、どんどん出世する。それが「タイムカードにものすごい勢いでスタンプが押されていく」という描
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地獄の銃火(1949年製作の映画)

3.6

 なにかこう、オープニングからして異様なテンションの映画だ。いかさまギャンブラーとして出てきた主人公が、実時間でも劇中時間でも5分くらいしか経ってなさそうなのにいきなり敬虔なクリスチャンになるのでびっ>>続きを読む

無頼 殺(バラ)せ(1969年製作の映画)

3.6

 シリーズ中で一番ハマった。正直出来が違うと思う。野添ひとみ(さすがに老けているが)と松原智恵子の共演というだけでもありがたや感あるのだが、ふたりが渡哲也を見送るシーンは素晴らしい。銃弾摘出のシーンの>>続きを読む

無頼 黒匕首(くろドス)(1968年製作の映画)

2.9

 これも松原智恵子が本当に添え物程度の扱いである。川地民夫を主人公にしたほうが面白くなりそうである。

 五郎は対立するふたつの組織と最初ほとんど無関係なのだが、それがどんどん巻きこまれていく……わけ
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無頼非情(1968年製作の映画)

2.8

 東映の悪役顔が多数出演しているせいもあって、これまでのシリーズ作以上にテンプレ感が強い。松原智恵子、なんなんだって感じだ。

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます。

 まあ、ルーたんのぐうかわぶりに萌え焦がれ転げのたうちまわらんばかりに楽しんだので別に良いんですが、物語らしきものが動き始めるとだんだんテンションが下がってきたのである。

 予告編の時点でめっちゃポ
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.6

 今度公開される『トンネル』の監督(なんか『ミッドナイトFM』の監督だと思って期待していたら別人だった)ということで何となく見たのだが、やだ面白いじゃないですかー。前半数十分の牽引力が素晴らしい。検問>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.5

 『スター・ウォーズ』のトリロジー(Ep. 4~6)を準備する話だが、血統の問題に収斂していく(ように自分には見える)あのトリロジーとは違い、無個性な人たちの無個性な生死が描かれる。どう考えてもスター>>続きを読む

ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ(2016年製作の映画)

3.4

 笑った。で、これどういう理由で撮り始めたんだろうって思った。市長選へのサクセスストーリーのつもりだったのかしら。

 ちなみに懲りない男って題名に入ってますけどマジに懲りてないからねこの男。詳しくは
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.3

 「誠実だけどそこが退屈」そんな女子の不満にいつだってキレてきたおれたちチェリーボーイズだが、今日ばかりはあいつらの気持ちがわかる気がする。前半は慎ましくも確かな演出だとかなんとか思いながら見ていたの>>続きを読む

マイアミの月(1941年製作の映画)

2.6

 のんきな映画でまあ嫌いにはなれないのだが、魅力的なアイデアに乏しい。ベティ・グレイブルが踊るシーンももっと欲しい。

 ウォルター・ラングって何撮った人だっけと思ったらあのつまらない『デスク・セット
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依頼人(2011年製作の映画)

2.5

 筋しかない。その筋も別に美味しくない。

 しかし「自宅なのに指紋・遺伝子など痕跡一切なし」の時点で怪しいを通り越して完全におかしい事件だと思うのだが。

何者(2016年製作の映画)

2.6

 『桐島、部活やめるってよ。』クラスには――そもそも題材的に――なりえない話だと思う。だって「就職活動」ですよ。そんなものが映画になるわけがないと思っていたのだがまあ見始めて数分、タイトルの出るタイミ>>続きを読む

ブラフマン・ナーマン ~性春のファイナルアンサー~(2016年製作の映画)

-

 わたくしも人並みにその筋の知識は心得ていたつもりでしたが、冷蔵庫での扉で自慰をするという文化があるとは知りませんでした。さすがカーマスートラの国。それ以降はつまらん。

くすぐり(2016年製作の映画)

3.5

 事実は小説より奇なりとは言うけれども、いくらなんでも話が面白すぎるし、こんなの絶対創作だろと思った。で、どうしても我慢できなくなって、観賞中に登場人物の名前で検索してしまった。すると90年代のニュー>>続きを読む

アート・オブ・オーガナイズド・ノイズ(2016年製作の映画)

2.7

 Organized Noizeは偉大なプロデューサーだと思い出すためには必要な映像なんだろうとは思う。思うが、若い世代はこれを見るのか。

 まあ、90年代後半から00年代中盤までのDungeon
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底流(1946年製作の映画)

3.0

 後半の展開が良くないのだが、それ以前にやってることが映画に向いてない思う。「キャサリン・ヘプバーンとジェーン・メドウズが似てる」とかマジかよ(ちょっと前までシャツ姿で試験管いじってた女とギャングの情>>続きを読む

あなたと永遠に(原題)(1958年製作の映画)

-

 全然ダメ。美意識の違いというのか……しかたないのだが。

大時計(1948年製作の映画)

3.8

 非常に知的な映画だと思った。ちょっと似た映画が思いつかない。ノワールという言葉から想起する禍々しさはなく、めちゃくちゃウィットが効いている。こういうのを「よくできた脚本」というのだろう。さらに多くの>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.2

 オープニングの射殺→調査のくだりのダイナミックな画面だけでノックアウト必至、さらにそのあとにやってくるのが有名な銀行強盗シークエンス。銀行と食堂の距離、アクションの明瞭さ、吹き上がる水柱、もう全部完>>続きを読む

デビルズ・メタル(2015年製作の映画)

3.0

 ボンクラがエドガー・ライトの映画を見て何を間違えたのかやる気を出してしまったという趣の映画で、まあそんなに面白くはないのだが可愛げは認めざるをえない。なぜそんなに張り型にこだわるのかよくわからない中>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.7

 奥さんが亡くなって頭がおかしくなったというより、正気に戻ったというふうに見えるあたりがポイントだと思う。ジェイク・ギレンホールも『ナイトクローラー』ばりに生を満喫している。活き活きしたキチガイを見る>>続きを読む

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)

3.4

 ごく普通に良くできたミステリー映画という感じ。ジーン・ティアニーは確かに人生狂わせるレベルの美人だし、ダナ・アンドリュースはザッツタフガイだし、クリフトン・ウェブの気持ち悪い役も、ヴィンセント・プラ>>続きを読む

ブリット(1968年製作の映画)

3.0

 タイトルバックがかっこいい。引きずりこまれます。しかし雰囲気だけという感じもする。あの部分があろうがなかろうが物語の理解には一切支障がない。まあタイトルバックはそれでいいのだけれど、困ったことにこの>>続きを読む

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