大きな笑いがあるわけではないけど、クスクス笑えてホンワカと良い気分で見終えることが出来るクリスマスコメディ。
実はこういうファミリー映画で笑わせるのはとても難しいと思うが、今作はあくまで子供が見ても>>続きを読む
前作にも増しておふざけっぷりが凄い。でもそれを真剣にやり切るところにこの作品の魅力がある。気がする。
ヘビの詰め物料理や甲虫料理、目玉のスープに猿の脳みそシャーベットなどは40年前だからこその異文化へ>>続きを読む
勿論軽い映画ではあるんだけど、そういう映画もあって欲しい。登場人物は勿論悩んだり失敗したりもするけど、それでも多幸感が常に感じられる今作は素敵だ。
親友と結婚したら夫婦円満だとか結構ムチャ言ってたり>>続きを読む
徹頭徹尾エンターテイメント映画。難しいことなしに楽しませようとする作りに潔さを感じる。
アクションとハプニングを詰め込み過ぎ感やストーリーにツッコミどころは沢山あるけど、それでも冒険には少年心を刺激さ>>続きを読む
ポールトーマスアンダーソンは、ブギーナイツ〜パンチドランクの3作は傑作揃いだと思ってるんだけど、その後から妙に大衆性を失ってしまったというか、自己満足の世界に入っていってしまったように感じている。
今>>続きを読む
これは正直わからなかった。出演者たちの演技も大袈裟でわざとらしい。ある意味舞台の映画化のようにも感じた。
インディペンデントと、スタッフを含めて自由をテーマに作られた作品とのことだが、個人的な好みは>>続きを読む
前作よりも全能感溢れる無敵感は少し薄れたのは残念だし、前半は場面の移り変わりが多すぎて見にくい部分があった。
続編の難しさが出てしまったように感じる。
それでも、このイコライザーシリーズの主人公の立>>続きを読む
この作品を見るまで、アイスホッケーって乱闘が正式に認められてるって知らなかった。だから、乱闘での優位性を目的に雇われた人間を主人公とした今作を観ながら、さすがに脚色しすぎてストーリーがよくわからないも>>続きを読む
この作品をどういう視点から観るかで、解釈はかなり変わってくる。
性差別については不勉強だからよくわからないのだけど、女性の地位向上を説くために、相対的に男性を下げる言説をよく見かける。あれはおそらく相>>続きを読む
作中で、マルチバースを司る者の名前がアメリカと名付けられていることは象徴的だ。つまり、今ある現実とは別の理想的な世界を見つけ出すのは【アメリカ】なのだ。
悪は【アメリカ】の力を欲するし、【アメリカ】は>>続きを読む
一言で言うとどうにも浅い映画。スポーツ、親からの独立、学校や権力への反抗、恋。これらを考えうる限り、上辺を掬ったような作品なので、『イギリスに留学していた英語教師が、見知らぬ文化に排他的な権力者に苦労>>続きを読む
他のメーターの作り話シリーズと流れは一緒。マックイーンにメーターの突拍子もない活躍話を聴かせるのだが、最後にあながち嘘でもないのかもと思わせる。
今回は、飛び方を習ったメーターが航空ショーで活躍する。>>続きを読む
他のメーターの作り話シリーズと流れは一緒。マックイーンにメーターの突拍子もない活躍話を聴かせるのだが、最後にあながち嘘でもないのかもと思わせる。
今回はモンスターカーとしてプロレスを行い、巨大な対戦相>>続きを読む
劇中にも使われているハードロックのような映画。良くも悪くも大味でザ◦エンターテイメント映画だ。
タイカ監督らしくポップな仕上げになっているし、登場人物たちのキャラクターを活かしたストーリーもさすが。>>続きを読む
トリュフォーが記したヒッチコックについての本を中心に、様々な映画監督や関係者がヒッチコックの何が凄いのか、どこに影響を受けたのかを語っていくドキュメンタリー。
ヒッチコックがトリュフォーから受けている>>続きを読む
スタントマンの過酷さや努力は理解出来たが、残念ながら想像を超えるような内容ではなかった。
それでも、改めて映画におけるスタントの重要性は明確になるし、アクションシーンの見方も少し変わるような気がする。>>続きを読む
しみじみとしっかりとした『映画』を観た気分になれる。
一度すれ違った人と人が、もう一度同じレールに乗ることの難しさ。もしかしたら再度人生をクロスさせることすら難しいのかも。
おそらくこの映画で描かれて>>続きを読む
この世界観はどうにも文句がつけられない。身の回りのオモチャを使って、ケンとバービーのためにハワイ旅行を作り上げる一味。かわいらしい。
テーマは信じることによる力の強さについて。なんだけど、あまり上手に表せていたようには感じない。
とにかく感じてしまったのが、アジア人への目配せ。無理にオリエンタリズムを取り入れたようにしか思えないのだ>>続きを読む
このジャケットが最高にいい。とにかく惹かれる。
そして、求めていたポールトーマスアンダーソン節は久々に戻ってきているように思う。必要ないような様々なエピソードが並ぶことで、キャラクター達の魅力を立体的>>続きを読む
焦点がイマイチ…。スタートでトムパーカー大佐を語り手にしたように、彼とエルヴィスとの関係をメインに据えたかったのだと思うのだけど、その割にはあっさりしているし、エルヴィスの孤独や闇、家族との関係を描き>>続きを読む
なんかもう過剰演出が多すぎてグッタリする。盛り上げようとするのはわかるけど、事実の曲解はダメだ。
58年W杯時のブラジルがあたかも弱かったかような表現も、ペレが代表チームで実力不足のように扱われていた>>続きを読む
いかにもインディ映画といった趣きの作品。上手くストーリーがまとめ切れていない印象で、あまり楽しめなかった。登場人物やテーマを深掘り出来ていないので、結局家族間の愛情を描きたいのか、東西ドイツの統一につ>>続きを読む
デイゼルワシントンの役へのハマり方が凄い。
彼が言う【体と知と心】を兼ね備えた男を体現しているし、とにかく彼が無敵でカッコいい。ピンチにすら陥らないのだから、アクション映画としては難しいはずなのに全く>>続きを読む
メーターが過去にレスキュー隊であったとマックイーンに聞かせる話。
作り話と思いきや、最後に思わせぶりな終わり方。
どんどん水面が上がってきてしまうというのは、温暖化の進むこの世界のメタファーか。
なんにせよ、どんどん上に増築して暮らすが故に、下に潜れば潜るほど過去に暮らした家が沈んでいるという設定がユニーク。>>続きを読む
同じ雑誌社に勤める女性主人公の映画【プラダを着た悪魔】とどうしても比較してしまうのだが、洗練度が恐ろしく違う。
こちらの登場人物はことごとくチープに見えてしまうし、とにかくケイトハドソンの顔も演技も品>>続きを読む
精神を病むほど追い込まれていく主人公の様子が痛々しくも美しいと思った。本当の意味で心の支えがない人間、帰属する場所のない人間の弱さや儚さは魅力的だ。
ふとした時に出てしまう結局女性を下にしか見ていない>>続きを読む
アメリカとロシアとの関係の悪さを直接的に揶揄し、アメリカ=正義でロシア=悪と割り切って描いているところにある種の時代的な無邪気さを感じる。
作品としてもジェームズボンドの男性優位主義が見え隠れし、この>>続きを読む
シャーマン兄弟の父親アル◦シャーマンがジョージ◦ガーシュインと並び称されるようなアメリカンポップスの作者とは。そこにまず驚いたし、シャーマン兄弟はかなりのサラブレッドということになる。
この作品は兄>>続きを読む
各々の立場から黒人の自由や影響力について考える4人の男、マルコムX、カシアスクレイ、サムクック、ジムブラウンが集まった一夜を描いたブラックムービー。
集まっていたことはわかっているけど、何を話していた>>続きを読む
映画としては、様々ディフォルメし過ぎて、観ていて恥ずかしくなる。マンガ原作だけど、あまりに漫画ちっく過ぎる。メッセージも伝えたいメッセージをあまりにストレートに言葉にしてしまうので、深みがないのだ。>>続きを読む
傑作。
メリーポピンズとは作者の叔母をモデルにした人物であり、作者とその父親のストーリーというのは知らなかった。
原題はsaving Mr BANKS、つまりは心の中の澱となっている父親の記憶を克服す>>続きを読む
シリアスな軍事法廷もの。法廷でのやり取りが映画の大部分を占めていて、細かな言葉の駆け引きを楽しむ作品。そこに軍人達の自負や矜持、そして傲慢さが絡んでくるのがポイントでそこをどう判断するかで、この作品の>>続きを読む
男の子4人のストーリーということで、なんとなくスタンドバイミーのその後を見ているような気分になってしまった。
少年院時代までが描かれる少年時代のパートはなかなかの緊張感。
しかし青年期は色々無理があ>>続きを読む
スパイ映画をパロディにしたコメディ。全編くだらないネタを入れてきていて、ストーリーは正直二の次。
そして、そのネタが子供向けというかベタ過ぎて何も面白くない。
アンハサウェイを観るための作品かな。けど>>続きを読む