マークジェイコブスさんの映画レビュー・感想・評価

マークジェイコブス

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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

4.0

癒しと可愛いツッコミどころが
たくさん詰まったキャラクターたちが
近くにある幸せを教えてくれる作品です。

自分のコンプレックスに向き合い、前向きにみんなで協力して、焦らず少しずつ進もうとする姿は感動
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.9

不思議な設定で進むストーリー。

長尾謙杜さん、山田杏奈さんの演技がとても良かった。

様々な要因が複雑に絡み合う一人の人生を客観的に描いているのが面白い。

最後に謎が解けた時のシーンはとても感動し
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.3

「愛ほど歪んだ呪いはない」と五条悟の持論。

愛と呪いは別物だと信じたいけれど、一理あると思いました。

また、禅院真希の「弱い奴ほどよく群れる」という言葉。

さらに、乙骨優太の「生きてていいって自
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.2

オープニングから印象的なシーンでした。

スローモーションを入れたり、ストーリーを細かく丁寧に描いていて、とても心地が良いなぁと感じました。演出も良かった。

オスカー・シェル役のトーマス・ホーンの演
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星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

4.4

見終わって、タイトルの「星になった少年」の意味を考え、切なくなりましたが、とても好きな映画です。

動物好きな人なら、より楽しめるし、より悲しくなる作品だと思います。

演出と音楽がとても良かった。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

他人とは分かり合えないという前提で、演劇やドライブを通して言語や手話、文化、ルーツなどを乗り越えようとする。

印象的で無機質なセリフが多く、良い意味で不自然さのある、そんな179分長尺で繊細な作品で
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.2

もうひとつの現実。もうひとりの自分。もう、ひとりじゃない。

序盤から作品の世界に引き込まれて、音楽と映像がとても素晴らしかった。

高知県の自然豊かな景色から、仮想世界の幾何学的な空間まで、素晴らし
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

後半から本番が始まる衝撃的なミステリー。

作中に日本製のコピー機が出てきます。

さすが、日本製だと思わされるシーンでした。

中盤で「え?もう出していいの?」と思ってしまいましたが、その後に待って
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.4

この作品とても好きです。近所付き合いのある田舎暮らしの知恵がたくさん出てきて、学びにもなります。

今はまだ、新型コロナウイルスの影響で帰れないけれど、地元に帰りたくなりました。

作中では、数々の料
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

大切なものを失ってから、その大切さに気づきます。

そんな伝説のバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの壮絶で孤独な人生は、共感できる部分もあります。

クイーンの数々の名曲から、人生とは
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アラジン(2019年製作の映画)

4.1

一番気になっていたジーニーの実写化は、違和感なく全体的に集中して観れました。

作中の歌やダンスにしっかりディズニーらしさがあり、まるでディズニーランドにいるのかの様なワクワク感もありました。

衣装
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.2

「神様にだって沈めることができない船ですよ」と言われたタイタニック号。

ここで起きた事故では、人それぞれの想いがあって、助かろうと必死に行動するものや、割り切って最後まで優雅に過ごそうとする紳士、最
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.9

さらっと興味深い言葉がたくさん出てくる作品です。

例えば、「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだよ」という言葉です。

地球の重力がなくなって、空に浮くか
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

4.0

北欧の童話には、「長くつ下のピッピ」や「ちいさいロッタちゃん」など、素敵な作品がたくさんあります。

その中でも、本作品は、「ムーミン」で有名なフィンランドの童話を実写化した作品です。
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

4.2

心に響く言葉と景色がたくさんありました。

「サボテンは、水の中に生える必要はないし、蓮の花は、空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。」
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.4

「原子力 明るい未来の エネルギー」の実状とは。

防災を改めて考えさせられる東日本大震災から、まだ10年。

序盤のシーンから涙が溢れました。

新型コロナウイルス感染拡大も防災に似た危機感を持つべ
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.4

ちっぽけな人種差別が、協力すべき人類を分断させる時代は、これからも続くのでしょうか。

そのような、深いテーマを思わせつつ、鮮やかで淡いカラーリングやファッション、ポジティブな歌、ポップなダンスなどの
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.8

この作品を観たことで、俳優”瑛太”さんが、本名の”永山 瑛太”に改名していたことを知りました。

前半、その”永山 瑛太”さんの演技に違和感を感じていました。

後半になり、そういうことだったのかと納
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.9

文字通りの「しあわせのパン」でした。

オープニングのストーリーから心にグッとくるものがありました。

舞台が北海道洞爺湖の月浦だからこそ、感じられるストーリーがありました。

何事にも存在意義があり
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.1

この作品で、栃木県栃木市岩舟のことを知りました。

豪徳寺、新宿駅、宇都宮線から両毛線への乗り換え、小山駅、電車扉の開閉ボタンなど、私と関わりのある場所が描かれ、より感情的になります。

明里から届く
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

新型コロナ感染拡大の影響下にある、このご時世のため、作品タイトルが気になって鑑賞しました。

”新感染”の”新”はどういう意味なのか、主にそれを考えながら鑑賞することになりました。

途中、邦題の”新
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偽りなき者(2012年製作の映画)

4.2

親友の娘であるクララは、偽りある者へとなってしまう。

安らぎと優しさを教えてくれるルーカスに恋をしたのは、家庭環境が大きく影響したと考えます。

そのルーカスが、クララの気持ちを受け入れず、自尊心を
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.1

姿と人柄のギャップが強調され、無垢でありながらも、繊細で空気を読むこともできる孤独な奇才。

そんな彼だから、良くも悪くも差別され利用されてしまいます。

愛を知ることで、嫉妬まで知ることになり、裏切
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

まず初めに、松坂桃李さん、ご結婚おめでとうございます。

衝撃のラストシーンで、この作品の中での日本の民主主義はそういうものなのかと落胆させられました。

光と影の使い方で、闇の深さを演出しているよう
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デッド・カーム/戦慄の航海(1988年製作の映画)

3.4

メインの登場人物3人+ベン(無垢で可愛いわんちゃん)、船上オンリーでテンポよく展開される。

少し省き過ぎている印象があるものの、序盤から何か起こりそうな演出は良かったと思います。

人の本質を見極め
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.1

人間が作る言葉がどういうものなのか考えさせられた素晴らしい作品です。

「舟」とは、水をわたるために乗る道具。こぶね。

「編む」とは、多くの材料を集めて本を作る。編集する。

「言葉」とは、意味を表
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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(2014年製作の映画)

4.6

黒がしまっているモノクロ写真は魅力が上がります。

出逢えて良かったです。

私は、この作品に深く傾倒しました。

色がないことで余計な情報を与えられず、文字通り光と影の世界を深く感じさせてくれます。
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

圧巻。卓越。巧妙。迫真。神秘。美観。壮大。大望。我儘。虚偽。生命。伏線。愛。

といった単語が思い浮かびます。

「愛は人間が発明したものじゃない。愛は観察可能な力よ。何か意味がある。」

「起こり得
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

4.0

人間は、動物とは違い、器用に道具を使うことが出来る。

その素晴らしさ、出来ないことが出来るようになる秘めた可能性を改めて確認させられました。

他人の為に自分が出来ること、それを理解してもらう努力が
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.8

死がある故に命が尊く美しいものなのだと改めて考えさせられました。

老いや死がなかったら、人はどう生きるのか。

動物は死を意識するのだろうか。

人だから、死を意識できるのだろうか。

そんなことま
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.6

この作品に出逢えてよかったです。

オススメできます。

”きっと、うまくいく” この言葉で救われる命がありました。

インドにおける過度な競争、格差、自殺問題などが垣間見えるものの、明るい気持ちにさ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

観終わった後、心がとても温かく豊かになった。

人種差別なんてくだらない。
悪しき人類の前例を変えるべく、音楽と勇気で立ち向かっていく姿がとても素晴らしかった。
作品中の素敵な音楽がまた心を揺さぶって
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.3

珍しい。そして、とても素晴らしい。

他のTVアニメ映画と違い、続編を全くそのまま描いている。

IMAXシアターでの迫力のある音と映像効果が相まって、極々感服しました。

以下、特に印象に残った場面
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

それでも夜は明けた。
人間は皆、差別し合うべきではない。とアメリカの黒人差別が残る現状も含め、改めて深く考えさせられました。

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.8

自分の罪を素直に認めること、勇気を持って気付くことの大切さ、生きていれば人生のやり直しが出来ることを感じられる作品だと思います。

自分のした事を認めていく内に、愛する人の為に本当の愛し方を知り、相手
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アス(2019年製作の映画)

3.9

人間も動物も得体の知れないものや見えない何かに恐怖を感じやすい。それが敵だと知ればなおさら。

大どんでん返しの結末とそれに至った経緯が人間の欲、愚かさ、恐さを演出で上手く表現出来ていると感じました。
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