ダギリオダギレイさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ダギリオダギレイ

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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.2

なーんも意味分かんない。
怪談話なんだろうけど。火が全く使われてないことに驚いた。完全に照明とアクションだけで物語ろうとしている。非常に挑戦的。常人には考えられないアイディア満載でどれもこれも謎めいて
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山の音(1954年製作の映画)

3.7

殴る蹴る描写を省略せざるを得ないのは良くも悪くも日本映画らしい。あまり晴れ晴れとしない内容なんだけども、この時代から人間性に迫るテーマを扱ったことに関しては素晴らしいと思う。成瀬巳喜男は全く色褪せない>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.0

ノレなかった。思ったことを口に言わないで心の声で済ませるあたり、オタクみたいだなーと。リカちゃんのメンヘラ全開なヴィジュアルが面白かった。

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

1.0

クッッッッソおもんなかった。おもんな過ぎて発狂した。
レストランで働く人たちをワンカットで撮りましたーってコンセプトなんだけど、なんにも起こらない。本当になんにも起こらない。俳優はずっと喋ってるだけ。
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マーベラス(2021年製作の映画)

3.4

面白い!復讐劇の重みみたいなのは全然感じられなかったけど映像が超綺麗だった!最初と中盤の、2人が銃を向け合うことで距離が縮むっていう演出がイカしてる。立つサミュエルと座る人の組み合わせはパルプ・フィク>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.5

水着姿の綾瀬はるかを拝めただけでも満足、と言うとありきたりに思うので、あぁ長谷川博己身長高っけーなとか言っとく。
シリアスな内容だが、水泳の指導は結構コミカルな写し方で、水に怯える主人公の心理をそのま
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.6

秩序崩壊映画。冒頭10分見て、金持ちがボロボロになる話なんだろーなーって予測してたら大外れ。予想を遥かに超えてきた。地獄みたいな90分だったけどむしろ二時間もしないで終わってくれたことが不幸中の幸い。>>続きを読む

モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.2

すごい、全く古くなってない。こんな昔からこのスタイルで撮ってたとは。ロメール恐るべし。クリスマスツリーの点灯だけ見たくて起きる子供なんなんだ

街のあかり(2006年製作の映画)

3.9

監督病んでたの?って心配しちゃうくらい救いようが無い話だった。警備員として働く男が唐突に現れた女に恋する物語。
主人公は不器用であり正直すぎる一方で、いざとなれば悪い奴に立ち向かったり、刑務所に入れら
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

良くも悪くも典型的なホラー映画。オマージュたっぷりだった。そんなこともあって先読みしやすい内容。
暗い中でもしっかり状況が見えるように撮られてるのが凄かった。登場人物全員脱いでるのもポイント。冒頭の画
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

1970年代ハリウッドを色濃く映したPTA新作。脱線しすぎたように思えるけど、電話のシーン、バイクのシーン、ガス欠するトラックなど、見どころたくさんでとにかく楽しかった。ライフ・オン・マーズ。

現金に手を出すな(1954年製作の映画)

3.9

ビンタは強烈だけどそれよりもジジイたちのぎこちない走り方が可愛い。テーマ曲のブルースが何回も流れるのがしつこい。終盤のアクションの畳み掛けが素晴らしかった

悲愁物語(1977年製作の映画)

3.8

狂ってる話だけど綺麗な終わり方。
ゴルフだけでこんなに話広げられるんだなーって感心した。ポン・ジュノはこれ観たのかなー。でもところどころループ再生されてたのは古臭くて嫌だった。70年代後半なんだし。

麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.0

麻雀好きだったらもっと楽しめそう。
冒頭の荒廃した街並みはだだっぴろいミニチュア作って再現したもの。とある美術館でその複製とカメラが展示されてあって、実際に客がカメラを動かすことが可能で、モニターで映
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贖罪(2012年製作の映画)

3.7

超怖かった。怖いじゃなくて気持ち悪い。Filmarksには300分って書いてあるけど5話構成のドラマ。どのエピソードも不穏で救いようが無かった。一話見終えて次の話見るのに躊躇することそうそうない。1話>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.0

ドラム叩くのもカット割りもゴダールのそれだけどあまりに緊張感を感じない映像は一周回って高級感が引き立っていてすっごく癒された。
ゴミ浮いてるプールで泳ぐシーンなんてこの人にしか撮れない。インディーズ映
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めし(1951年製作の映画)

4.0

初成瀬。ナレーションがあるとは思わなかった。原節子の不満等キャラクターの描写一つ一つがすごく繊細で今見ても新しく感じる。夫が手前で寝そべり原節子が奥でぽつんと立ってる構図が良き。でも回収できてない要素>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.2

カオスで最高な映画。ピンポン球みたいに動く子供たちが好きなのよね。カオスといってもゴダールのウィークエンドのようなベクトルじゃなくて感情についての話。でもジャケットはゴダールの決別っぽいヴィジュアル。>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.9

もう…異次元レベルの恐怖。
何食ってたらこんなの作れるんだ。カメラワーク、美術、編集、どれも神がかっている。おふとん持って歩くシーンが神秘的で好き。この時期の邦画の、声の聞き取りづらさはいつまで経って
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アンナの出会い(1978年製作の映画)

4.1

うわー好き。カーテンピシャッ!!
こんなに画面が作り込まれてるロードムービーってなかなか無いんじゃないんですか?静と動のコントラストが素敵。薬飲んでから男と女で裸逆転してるの良かった

白夜(1971年製作の映画)

3.9

でんぐり返しやマルト連呼しか印象に残るものないけど家の中で夜景楽しむにはうってつけの一本だね!街灯に照らされる車だとか波だとか超キレイ。ヴィスコンティ版の白夜もみたみたい。

春婦傳/春婦伝(1965年製作の映画)

4.0

いい話。野川由美子が走りまくり叫びまくる。見たことないカメラワーク連発してて感動した。いちいち派手すぎるんだけど一貫性あるので憎めない作品。