颯馬さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

颯馬

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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

最後に片方の少年が注目されていることへのかすかな高揚を感じていることにゾッとした。
ほんのちょっとの刺激でポジティブな理由として死を選ぶようなあやうい精神状態で生きている人は以外とたくさんいるのかもし
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.0

三味線の音のおかげで場面が持つところがあった。みているうちに映像の質感と物語がどんどん調和していく。
ラストでは「主人公、鬼メンタルやな」と感服。

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.3

思春期、恋、幼なじみ、転校生、すれ違い結ばれるラブストーリーあるあるなのに、どこまでも爽やかな作品だった。
見れてよかった。美しすぎた。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.3

現代のような色使いができなくても、まったく飽きさせない。惹き込まれてしまった。モノクロの世界が彼らの魅力をより引き立てているようだ。
障がい者という言葉すらはばかられるご時世だが、この映画にとっては彼
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.2

この映画シリーズが好きな友達1番のオススメを一緒に鑑賞!!
どこまでがCGなのか考えてないと気が遠くなりそうなほどハラハラなアクション、てれれ〜が流れだしてからの胸の高鳴りがすごい。笑 はやく新作みた
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

4.0

尊厳死と夫婦の深い愛。愛するひとも自分自身も、ずっとそのままでいることはできない。
それをわかっているからそこ、衰えることも老いることもない記憶のなかで逝きたい。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.2

洋子さんのお芝居調のセリフと、蒔野さんのキザだけどぎりぎり言えそうなセリフの掛合いがよく世界観を表していた。

ほんの少しのすれ違いで、人生の軌道はかわってしまうんだなぁ、、
お部屋でずっとながしてい
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ラッキー(2017年製作の映画)

2.4

カメは生まれたときから自分の棺桶を背負って生きている、といったようなセリフが印象的だった。
偏屈で頑固なおじいちゃんが、「生きたい」と悲壮感たっぷりで言いう姿が切なかった。

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.5

静寂のなかにある緊張と圧倒。美術館の雰囲気が映画で再現されていた。

ひとつの絵画にたくさんの思惑がめぐらされていると思うと、本物みたときにゾクゾクしそう!
美術について無知だからこそ、引き込まれてし
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

旦那さんがどんどん性格わるくなっていって胸くそにさせられる名演だった...
金の亡者になっていく描写がわかり易すぎるけど、人間って簡単な生き物かもと憂う気持ちもありつつ。
実話を元にしてるそうだけど、
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.2

サムネ?に惹き付けられた作品。
ハーブティの効力で、音を手がかりに忘れていた記憶をたどる物語。

生きていたら、思い違いをしていた記憶や忘れてしまった幸せな感覚もあると思います。旧友とはなしたら、「あ
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.0

まず、お姉さんの宝塚の男役の方みたいに妖しい雰囲気にみとれた...

献身的につくす妹と才能の代償、妹への潜在的な嫉妬を売れることで解放する姉と変わらぬ愛。

アメリ(2001年製作の映画)

2.9

細やかなところまでカラフルに彩った絵本みたい。
非現実的にみせかけた人間世界。
アメリが自分の気持ちをモネの絵画を通して言語化していくシーンが、想いをかたどるみたいで印象的。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

「君は今まで会った人のなかで最も変で美しい人だ」
互いに暗い過去がありながら、彼氏の深い愛からくる言葉に何度も胸打たれた。

彼女のこどもたちに対する声かけも秀逸で、気を張りつつもどこまでも寄り添える
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.4

はじめにさらっと捨てられてしまった、「なんでもなさそうな絵」に秘められた濃い想い。

不倫はいけないけど、あの色気にはやられちゃうよ、、🤦‍♂️どっちの気持ちもわかる。

戦時中の貧しさや残酷さにスポ
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.3

農村部における「障がい者」いじめがあからさまで辛くなる。
この夫婦は、好きを追求したシンプルライフのなかでジェンダー規範に囚われることなく生活していた。
今みても、彼らはどこまでも近代的で愛に満ちた生
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.4

貧しさは個人の責任だろうか。金持ちは個人の実力だろうか。

「前例をつくられては困るの」という役所側のセリフが心にのこる。
ただ生きたいと願うひとたちが、保証制度の煩雑さから飢えや死に追いやられていく
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

死んだらモノは遺していくしかない。

わたし自身、昨年ずっと一緒に暮らしてきた祖父を亡くしそのときのことを思い出しました。祖父の部屋にあった沢山のモノたち。釣り道具、コート、旅行カバン...

シン
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惑星ミズサ(2014年製作の映画)

2.8

優しい声の読み聞かせをききながら寝落ちするみたいに、地球が滅亡に向かっていく。

セリフがぎこちない気がしたけれど、登場人物たちの素朴なキャラクターを引き立てていた。
吸い込まれそうな田舎の景色やアナ
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罪の声(2020年製作の映画)

4.2

後半4分の1くらいはずっと泣いてた。
幸せになることへの罪悪感。復讐に伴う犠牲。エゴと本心。違う方向を指す正義どうしの探求。共通していたのは誰かを思う気持ちに違いないけれど、そこから生まれる不遇が忍び
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さいはてにて やさしい香りと待ちながら(2014年製作の映画)

2.3

すごくひっかかったのは、子どもたちの「演技してます」感。たぶん、セリフが子どもっぽくつくられすぎてたのかな...
日常的に子どもと関わる身としては、違和感だった。👦👧

海のシーンは案外少なく、最後の
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

子どもとしてみえていた戦争の世界。おもちゃ箱みたいな戦争。大人が口にする人種差別の食い違いには気づけず、死に対する感度も低い。
10歳の男の子。好きな物にとことん夢中になったり、好きな女の子にカッコつ
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