ねねさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.5

パゾリーニ「テオレマ」4K版を劇場で鑑賞。生誕百年だそうで。例えれば「トヨタ(違の社長一家の豪邸に稀人降臨」のお話。各々の奇行が本当は面白いんだけど、笑っていけない雰囲気が… 画家志望の長男が見てたベ>>続きを読む

愛と誠(2012年製作の映画)

3.5

漫画連載の同時代に中学生だったので流行ってたのを知ってましたし「聖と俗」という題材も気になってたものの、何せ少年漫画。漠然とした興味を引きずったまま2012年のリメイクを劇場公開時に鑑賞し、まあ納得。>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

4.5

意外にもめちゃブルジョワなZ世代の恋愛劇。パリ政治学院(慶応法学部政治学科みたいな所)出てバイト転々フラフラしてる台湾系仏人女子。ピアノ弾けるし姉は医者。アフリカ系仏人男子は知性と教養滲み出る仏語を話>>続きを読む

オートクチュール(2021年製作の映画)

4.0

ナタリー・バイが目的で鑑賞。しかし主役の若手女子がなんとも美しい。気品があって「シネマの顔」をしている。ソフィーマルソーの初期を彷彿。全体に皆言葉遣いが汚いがこれは現実。高級ブランドの客とは別世界?で>>続きを読む

リング・ワンダリング(2021年製作の映画)

4.2

主役の若手、笠松将がまさに「映画俳優の顔」をしている。演技もしっかり。(既にハリウッドに進出してた)
脇も名優で固めている。演出の「間」の取り方が独特。戦没者鎮魂、花火大会、結びつき、死者との共存。ア
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

4.5

久々のアピチャッポン監督。
主演のティルダ・スィントンが兼プロデューサー。なので色々ややこしい。あらすじがあって無いような、劇場で没入して音と映像を体感する映画。「あの音」出る度にちゃんと身体を反応さ
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.3

疲れている時に無理して見に行ったので、途中で寝てしまいました。字幕なので目を開けていないとセリフが耳に入って来ないので難しい。映像は細かい所まで作り込まれていて完璧でした。あと子役の演技に目を見張る。>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.9

『ゴヤの名画と優しい泥棒』
美術とかゴヤの話じゃない。原題も「the duke (公爵)」だし。順主役がエンドロールで「ヘレンミレン」と解った時の衝撃❗️女王に似たやたら品のある人物だと思ってたわ。本
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ウォール街(1987年製作の映画)

4.0

欲がなかったら人間って朝起きないし世界は終わってると思いますよ。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

2.5

これがZ世代を取り巻く生活感なのか、貧乏臭くて観ていても痛々しい。途中はいびきかいてたかもしれません。それなりに混んでいたのですみませんでした。プリンセスのような伊藤沙莉さんひとりがここで何してるので>>続きを読む

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.8

深夜テレビで偶然途中から。でもほぼ全て理解出来ました。最後があっけないからこそ全てが辻褄が合い救われている。

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

4.8

ヤクザをずっと弁護してきた弁護士さんと事務所の事務員さんの在り方に触れる場面が印象的。もちろん人生の大半を刑務所で過ごしたとは思えないほどの最早哲学者然とした風貌の組長の印象は言うまでもなく。傑作。

黒いダイヤ(2005年製作の映画)

-

知多半島の野間漁港、この前テレビの旅行番組で見たけど活況な印象でした。セントレアが出来てから海苔が獲れなくなったという事ですが、他に活路を見出して生き残ったようです。この映画でどのように海苔が養殖され>>続きを読む

約束 日本一のダムが奪うもの(2007年製作の映画)

3.8

それまでして建設したダムは実際に必要だったのでしょうか?そうでは無かったと言われているらしい。当事者であった当時の国土交通省高官がワンシーン登場してましたが、なんともいやはや典型的な人民を見下した感じ>>続きを読む

パリ・オペラ座バレエ シネマ「プレイ」(2017年製作の映画)

4.5

ボールや風船に触れる投げる観客席にまで届いては投げ返す。まさに感染の拡大。ガルニエ劇場で5年程前初演してたが、個人的に苦手な今流行りの群像舞踊か?と思ってスルー。今回映像で観て果たして正解だったのか?>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.8

パイロットを夢見るも視力が足りず航空事故の音声分析官になった見目麗しく頭脳明晰かつ身体能力高い青年が、ある墜落事故の真相追及を糸口に大きな運命の流れに巻き込まれてゆく状況及びその精神の動乱を一気に映像>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.8

この映画のおかげで東海テレビの最年長アナウンサーの高井さんがどういういきさつで夕方のニュース番組に登場することになったのかが分かりました。尚、朝の番組「スイッチ」の高井さんの知多半島お遍路旅のコーナー>>続きを読む

クナシリ(2019年製作の映画)

3.4

フランスの国営テレビ局で遅い時間にやっている教養番組のドキュメンタリーによくありそうな一本です。日本人クルーでは絶対撮影取材できない対象であり内容。日本人なら必ず覗いてみるべき映像と世界観。現地在住の>>続きを読む

ドーナツキング(2020年製作の映画)

4.0

2時間もの間、ある男性とその家族の波瀾万丈の人生を、凄い情報量で怒涛のごとく息をつく間もないほど、まくし立てるように展開させる急ピッチ進行。「ドーナッツ休憩」のような甘くマッタリした時間を想像すると裏>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

わざわざ映画館まで観に行かないで済んで良かったと思いました。寓話とかコメディーとしては良く出来ています。製作予算が75億ドルと聞きました。でもおそらく10年後にこの映画をもう一度見ようと思う人は居ない>>続きを読む

天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

5.0

昔見た時よりも感動しました。こんなに身も蓋もない話だったとは!と今更。。。
フランス人の血に流れる永遠のよくわからない恋愛観が語られていると言いましょうか。色々考えて余韻も楽しめますね。この映画を作っ
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スチューデント(1988年製作の映画)

3.6

マルソーさんの美しさを讃える普通の青春映画です。このジャケットは良くありません!

ボン・ヴォヤージュ(2003年製作の映画)

3.6

珍しい40年代(と言えば大戦中)のリッチな方々のお住まいやらファッションが考察出来て興味深かったです。

イザベル・アジャーニの惑い(2002年製作の映画)

3.5

全編に渡って鳴り響くシューマンの室内楽がずーっと心に残ってます。

獲物の分け前(1966年製作の映画)

5.0

ジェーン・フォンダ演ずるヒロインの住んでる館のインテリアが最高過ぎる。おそらく20世紀の頂点。