Masamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Masami

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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.4

「良い映画」なんだろうけど、ちょっと退屈だな。トム・ハンクスが聖人すぎる(聖人という表現は嫌がっていたけど)。実話ベースだとしてもちょっと現実味に欠けるというか。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.6

ジム・ジャームッシュらしい世界観、しょっぱなからカセットウォークマンを一緒に聞くカップルから醸し出されるどこか気怠い雰囲気は申し分ない。
ただ、群像劇でありつつそれぞれがリンクしている作品となると、ガ
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PK(2014年製作の映画)

4.0

ストレンジャーから見た自文化って変だよね、みたいなベタな展開から次第に物語の根幹に迫ってくる過程にオーディエンスを飽きさせない工夫が感じられた。
宗教や国家間の対立に対して物申すメッセージはそれはそれ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

ディズニーがジャズをテーマにした作品を出す、ということで随分前から楽しみにしていた本作。
蓋を開けてみたら、だいぶスピリチュアルな感じ。でも俗っぽいところもあり、ここを上手い塩梅で描いているのはさすが
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.7

有名だからタイトルは知ってるけど、勝手にハードボイルドな映画かと思ってたら、思ったより柔らかいハートフルな作品だった。
クラシカルなコメディ映画で、トントン話が進んでいって、カフェそのものやそこにいる
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レインマン(1988年製作の映画)

4.0

ベタだけど、それが王道でスタンダードだと思わせてくれる良作。もっと早く知りたかった。
ダスティン・ホフマンの名演というか怪演?がとにかく光る。あんまり言うのも憚れるが、リアリティもありつつ人情も随所に
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

Amazonオリジナルだからあんまり期待してなかったけど、中々どうして、いい作品だった。
「メタル」をタイトルにつけて攻撃的なのかと思いきや、かなり繊細な内容だった。
音の聞こえない世界をオーディエン
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.6

今更ながら年末にテレビアニメも一通り観たうえで鑑賞。
結論から言うと予習(?)は不要だったかな。ほぼバックグラウンド関係ないストーリーになってるから、これだけでも内容は理解はできる。もちろん、前提理解
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

序盤からしばらくは陰キャにとってはキツい現実を突きつけられるとともに、アメリカの高校なんか行ったらマジで頓死するな、という戦慄に襲われるけど、フタを開けると意外とスッキリ、サッパリとした爽快感のある終>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.8

NHKでララランド観た繋がりで
良いね、この不器用で無骨で無頼な感じのアウトロー感。感情の起伏が薄いから、余計に気味が悪いというか、得体が知れない感じが出てる。単なるスタントマンとか逃がし屋かと思った
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.8

闘争とか反体制という活動そのものには関心もないんだが、アイコンとしては魅力的で、その辺をくすぐってくれる。
自身の学生時代含めてどこかノスタルジック、かつ厭世的な世界観はどこか麻薬的。森見登美彦とか好
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

もうちょいエレガントなサスペンスかと思ったら、結構俗っぽい感じなのね。
BGMとかオブジェクトは割とそんな世界観描いてたけど、プロットはシンプルで、コロンボ的な探偵モノだな、と。
で、舞台設定もありが
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.4

この時期に観るのには良いイキフンなんだけど、どうも一義的でご都合主義的な展開には辟易する部分があるというか。
テーマ的にケチがつけづらいから頭ごなしに言えないんだけれども。
インディアナ州の古典的な価
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

ずっと観たかったこの映画、まさかのGYAOで無料配信ということでようやく鑑賞。M-1のシーズンしかGYAO使わないけど、株爆上がり。映画に広告挟むのはマジでいただけないけど。

さて、チェコはどうして
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

3.8

最後ここで終わるのかーという不完全燃焼感はあるけど、これまでの展開を伏線にしながら何だかんだとまとまったんじゃないでしょうか。
皆んなのスキルを活かしながら脱獄からテロ阻止まで完遂できて、最後らしく皆
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.8

1よりはテンポよく、ノンストレスで観れた。トリップ中の演出もユニークっちゃユニークだったし。
とはいえ、キャラ数が増える中でそれぞれよ個性を活かし切れてないのと、前作にあった悪漢感がやや薄めなのが残念
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

ネトフリ解禁ということで。
スーサイド・スクワッドが酷かった記憶があったからあんま期待してなかったけど、そこまでではなかった。ただ、なんか半端な感じがある。
敵方にそこまでインパクトがないし、ピカレス
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.6

そのうち観たいなーと思っていたシリーズ。
たぶん続きも見るけど、思ったよりコメディタッチではなく、ドタバタ劇という印象。
もうちょいアウトローに振り切ってくれるかコメディに振り切ってくれるかしてくれた
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0

不器用なラブロマンスかと思ってたら、えらい急展開じゃないの。
後味悪いけど、嫌いじゃない。ノクターナル・アニマルズとか、ゴーン・ガール見た後の感覚に似てる。
時間の割に早いテンポで進む展開だったり、ス
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.7

この感じはグローバルスタンダードなんだな、という再認識と、アンディが普通にオタクなだけでコミュニケーション達者という裏切り(?)があった映画。
そんで周りの友人もちゃんと気を回してくれるし、テーマの割
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

イーストウッドっぽい題材だな、という感じ。
でも終始モヤモヤする。
学長もメディアもFBIも軒並みストレス溜まるし(という描き方になるのは重々承知だけど)、なによりジュエルが真っ直ぐではありつつ自らの
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ゲット・デュークト !(2019年製作の映画)

3.5

何だこの映画。アマゾンようこんなん作ったな。
ラスト30分くらいは笑ったけど。カーライル先生もう死ぬだろアレ。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

mid90sと題されてるものの、これは結構大多数が共感しうるテーマなんじゃないかな。
当然、タートルズやらストⅡやら、散りばめられている90年代を感じる種々のアイコンに対しても好感が持てるんだけど、年
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.6

マトリックス連休消化第三弾。
レボリューションズあんまり好きじゃなかったけど、やっぱりしっくりこない。
マトリックスへの期待値ってサイバー感なんだな、と再認識した。コレはそれがやっぱ薄いんだよな。こん
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.8

マトリックス連休消化第二弾。リローデッドとレボリューションズは記憶もかなり曖昧だったけど、こんな感じだったかーと脳がスパークした。
ハイウェイでの攻防がアツい。モーフィアスにもちゃんと活躍の場があるか
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

SF欲求不満から超絶久々に見たけど、やっぱオモロイな。エンディングでレイジ流れるの当時分かってなかったけどカッコええな。
現代にも通底する価値観で描かれてるのはシンプルにすげえなと思うし、作品としてス
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

これ真っ当に観ようと思っても意味わからんな。
見応えのある作品とも言えるけど、ここまで翻弄されるとちょっと苛つく。
初回は少なくとも大枠とざっくりとした仕組みだけ掴むくらいの見方の方が良かったんだろう
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

この手の映画ってテーマ的に批判しようがないからちょっと敬遠してる部分はあるけど、ジーンとくるものがあった。ラストは重かったけど。
ルディとマルコの笑顔がとにかく印象に残る。周りが寛容なら、ハッピーな家
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ジムジャームッシュに期待してる世界観ってこんな感じだよね、というドンピシャな映画。何か起こりそうで起こっていないというか、日常のちょっとしたドラマを上手く切り取るよな、というのと、そういう舞台としてタ>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.7

ミュージカルコメディみたいな感じかと思ったら結構シリアスな戦争背景があったから戸惑った。
コメディタッチな部分とかどこか牧歌的な感じもあったから、余計にどこにチャンネル合わせて観ればいいのか、ちょっと
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

3.6

これ真っ当に理解できるの?説明のあり方がだいぶめちゃくちゃで置いてけぼり感がめっちゃあるんだけど…
もちろん戦闘シーンは迫力あるし、やっとライダー活躍できたな!(というかSNとUBWが不遇すぎる)とか
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.5

別につまらないわけじゃないけど面白いわけでもないな…
ジェイミーフォックスとジョセフ・ゴードン・レヴィットが出てたなー、というところと流石CGに気合が入ってたくらい。
題材の割にスケール感が小さいんだ
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.3

ジェイクギレンホール若いな!そんでクリスクーパーとのコンビは鉄板。
熱い目標に向かってトライアンドエラーを重ね、仲間を作って、周りと衝突して、と紆余曲折を経た先にカタルシスがある青春譚であり人生譚。何
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

フランス映画っぽいオシャレでスノビッシュな感じかなと思ったら、途中から生臭くなってくる。それに伴ってミステリー色が強くなっていって見応えがある。馴染みのない国のキャラが9人、それぞれ名前とか性格インプ>>続きを読む

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.8

リジーがかわええんじゃ
家族のハートフルコメディ。大まかなストーリーは、まあそうだよね、という感じで、言っちゃえばイメージ通りだけど、この手のはそれでいいんだよね。ベタにぎこちない「インスタント」なフ
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.8

中だるみする。このストーリーで3時間は流石に長く感じる。間とか行間をたっぷり持たせてるからしょうがないけど。その分、背景や感情が分かりやすくなってるから良し悪しはあるけれど。
それに、終盤の展開と煌び
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