Masamiさんの映画レビュー・感想・評価

Masami

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RRR(2022年製作の映画)

4.3

冒頭30分くらいでガッツリ掴まれて、その後放されずに3時間取り込まれた。
バーフバリを彷彿とさせる大雑把なパワープレイもありつつ、勢いで圧倒してくる、ストレートど真ん中の映画。
ナートゥも素晴らしいが
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

多分、ハマる人はハマるだろうし、ある立場から見ると素晴らしい作品と感じられる側面を多様に持ったスルメ的・玉虫的な作品なんだと思うけど、個人的なファーストインプレッションとしてはそこまで…。
多分、物語
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.1

スパイダーマン自体に大して理解と興味がなくて敬遠してたが、アニメーションとして非常に高度で斬新な映画。
そんな立場でコメント書くのも忍びないとは思うが…。

スパイダーマンを舞台とした2次創作的なSF
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

小倉優子で「弱い!」が一番草

こんな下らない話をこんなスケールで描くのすげえなあ。
埼玉県民のビミョーな、ホントに小さいコンプレックスとあるあるネタを散りばめてくれてありがたい。
まあそれ以上でも以
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.4

これはこれで観れるけど、前作からの続きにする意味合いはほぼ無いなコリャ。
前作は閉鎖的な空間の中で生まれる緊張とドラマに見応えがあったけど、これは出来損ないのマッドマックスみたいな感じ。
あと主人公が
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

あえて嫌な言い方すれば、絶対にイイ作品になる設定なんだけど、演出、演技、歌唱力で期待値を超えてくる。
ハタから見てると逆境すぎる逆境なんだけど、その中にも絆というか幸福が見出せるんだなあ、と。とはいえ
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犬王(2021年製作の映画)

3.7

意欲作だなあ。
難しいことは考えずに、友情譚として、犬王のパフォーマンスを楽しんで観るのが正解な気がする。
それをあくまでも時代物としてポップな形式に落とし込んで表現してる作品というスタンスで観るのが
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

ホラーだと思ったらSFかと思ったらホラーだったでござる

空から異物が降ってくるところから話が始まり、UFOかと思ったらXXXと…。
もうちょいサイコかつ理不尽なホラーを期待してたから肩透かし感はあっ
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

観よう観ようと思って観れてなかったけど、やっとこさ鑑賞。
なんか一言では言いづらいけど、普通に面白かったな。クセのあるオッサンの共同生活のめんどくささと面白さが同居してるというか。
ちょっとした日常の
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

シティハンターの映画見たときと同じような感覚で、欲しいものがど真ん中に来てくれた感じ。
小難しいこともなく、老若男女楽しめて、かつどのマリオをプレイしてた人にも引っかかるように、色んな引用元を駆使して
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

いや、結構いいじゃん。評価低ない?
キャラが立ってる群像劇って感じで。原作は読んでないけど、伊坂幸太郎っぽいっちゃぽいし、映画的にはガイリッチーとかタランティーノ好きには結構刺さるんじゃない?
ところ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

スラダン全巻買っちゃったくらいには出来が良い。
声優の騒動とかなんやったんや…。
リョーちんのキャラ掘り下げってされてなかったから、そういう意味でも新鮮。というかそのレベルの掘り下げするんだったら、他
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

原作の一番面白いところを、一番面白いカタチでやってくれた。
シティーハンターの映画見た時と同じように、期待に合った満足感。
音楽もメンツ的に素晴らしく圧巻だけど、それに負けずにエフェクトも圧巻で引き込
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

評判ほどではなかった。色々とカオスで、やりたいこと、表現したいことが多すぎたようなイメージ。
どんなテイストの映画として見たらいいのかも分かりづらいし、ストーリーも割とごちゃっとしてる。
もうちょっと
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

3.5

混じりっ気なしのC級映画。ホントに2020年の映画か?個人的には好き。面白い映画としてはオススメしづらいけど、誰かに見てほしい。
ツッコミどころ多し。

・吐血・出血のクソエフェクト、というか全体的に
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

あーウェス・アンダーソン観てるなー、という第一感想。
どこかコミカルでナンセンスで、オシャレだけど無機質な感じ。
ジム・ジャームッシュ味もちょっと感じる。

個人的に群像劇のオムニバスっぽい作品って、
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.2

別段面白いとは思わなかったな。
一味皆んなが活躍するわけでもないし、じゃあシャンクスがフィーチャーされてるかというとそうでもないし、ウタが中心かと言えば、それはそうなんだけどライブシーンが多すぎて、も
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

絵画をテーマにしてて、観ててまさに絵画的だな、と感じさせられる情景&心理描写。
マリアンヌのエロイーズがどうして恋仲に落ちたのか、分かりやすく描かれてはいないんだけど、どうしてそう至ったかを自分で読み
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

じわじわ面白い系の映画かな。
派手な展開はそこまでないけど、1人の不遇な少女がどう生き抜くか、成長するかという過程と、舞台を楽しむ映画って印象。
境遇がホントに恵まれてなくて、だいぶ差別的なコミュニテ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

クリスマスに観る映画ではないけども、中々に面白かった。
前作も面白かったけど、こっちはこっちで今どき珍しいベタベタなサスペンスしつつ、パンキッシュな感じが強く出てて良かった。まあ、もうちょいオールドフ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

前作よりも色んな思惑が絡み合って、ずっと惹きつけられる構成になっていたと思う。
何より、鈴木亮平の怪演が光るというか、ずっとコエーと思いながら観させられた。悪漢で圧巻でした。
収束だけちょっと物足りな
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.0

差別をテーマにした映画でありつつ、単純な二項対立っぽく描いていないところが良き。安易に仲直りとかせずに終わらせるところも好み。
差別を理由にした休校に憤りを覚えたりするとの同時に、スター(主人公)がど
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

正直、ウルトラマンそのものをそんなに知ってるわけでは無いのだが、ウルトラマンをきちんと消化し、いい意味での特撮感は残しつつ洗練されたモダナイズをした作品だな、という印象を受けた。どうせ古い作品を扱うな>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

ちょっと美化してるんじゃないかな、とか、劇団ひとりの描く理想像かな、というような膨らみは感じつつも、思いがけず良い作品だった。
途中まで、もっと濃くできるんじゃないかなと思ってたけど、たけし軸の作品で
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

現代社会のクソな部分の煮凝りみたいな映画。マトモな人が全然おらんというね…。
テーマに対して一向にシリアス感が湧かないところにヤキモキするけど、それがまた面白い。
最後の方、えーこのまま終わり?と思っ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

ちょっと思ってたんと違ったけど、まあこれはこれで。
主題の話が一貫して描かれるコメディ寄りの作品かと思ったら割とシリアス寄り。
かつ、強いメッセージ性があるというよりは、「人生色々」みたいな感じだった
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

B級かどうかの瀬戸際を攻めるバランス感と無駄のない展開で、ノーストレスでサクサク楽しめちゃうタイプの映画。スナック感覚。
タイムリープものでも、その中でも楽しんじゃおう精神と、脱出したい欲求の両面を簡
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.9

身体拡張のテーマは良いね。SFの題材としてもうちょい増えてくるといいな。
話の大筋はこうなるだろうなーと思ってたけど、そういう帰着になるか、というのはあったな。
最後に血のついた指を舐めるのはニクい演
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