Masamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Masami

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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.3

リュック・ベッソン監督、脚本。

そもそもこの設定は好きなんだけど、ニキータ、レオン以降は飽き飽き。だけどここまで似たような作品を飽きずに作る監督に脱帽。

とはいえ、今回は急などんでん返しからの遡っ
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

誰一人知らない俳優たちが演じる、銭湯クライムロードムービー。

伊坂幸太郎の小説に出てくるような、ゆるい感じの殺し屋たちの脚本がとても良い。無理のある設定も登場人物たちのいい人感が(特に田中家)、物語
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青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版(2012年製作の映画)

3.3

原作知らずに鑑賞。面白かったら原作読もっかなと。

エクスシストっていう割には世界観はアジアテイストで台湾のような、千と千尋のような。念仏とかサンクスリット文字とか。うさぎの山車のようなやつとか絵力も
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.4

これで完結とかって言う謳い文句を楽しみに鑑賞。

個人的にはアナと雪の女王2って言うタイトルもいまいち。

続編は歌多めのミュージカル要素も高めな割に、前作のような口ずさむようなフレーズも少なかったな
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ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

3.7

フェラーリVSランボルギーニというよりは、ニキ・ラウダVSジェームス・ハントの生き方対決。

冷静なニキと情熱を燃やすジェームス。昔から語り尽くされてきた構図だけど、実話を共にした作品。2人の天才が2
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

かみさんが見ているドラマを釣られて見てたらハマってしまった。

男性同士の同棲している2人が〜となると苦手に思うひともまだいると思うがこの作品はなんとも良い空気感。

LGBTに限らず、中年の恋人同士
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河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

3.8

江戸時代に生きていた河童と現代の家族が一緒に生活し始める。

河童のクウが言葉を話すため、動物から人間への意見が突き刺さる。

最初はキモいクウだけど、見慣れていくにつれてかわいい感じに。ラストはクウ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

この作品は老人介護ドラマというよりはホラーサスペンス。介護する側の視点に立った映画は多いものの、介護される側の映画は少なかったかも。

老年の薄れ行く記憶や時間軸の把握が出来ずに、本人が困惑して行く様
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

中国にいる祖母が余命3ヶ月となり、アメリカに住む孫のビリーが会いに行く。

中国では余命宣告をしないという事で、全体主義の中国とアメリカに住む個人主義のビリーは伝えるべきではと思い悩む。

本人だけが
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.4

初代ガンダムくらいしか記憶にないが、逆襲のシャアの続編ぽいぞって事で楽しみに鑑賞。

主人公のハサウェイの周りの人間模様が分かりかけてきた頃に終わり。これって3部作なんだね…。これを見る前に予備知識が
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.8

学園でのカーストや気付かない差別には、下を向き目を伏せて待てば良いという考えだったヴィヴィアンは、上を向き目を開けた転校生やフェミニストだった母親の影響を受けて自らの殻を破っていく。

女性への無意義
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

ワンシチュエーションのデンマーク映画。

全く部屋から出ないまま物語は進む。

デンマーク映画は『ゆりかごを揺らす手』以来かも。

おそらく問題を起こして緊急通報司令室のオペレーターとして働くアスガー
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

殺し屋兄弟のシスターズ(苗字)ブラザーズ。ゴールドラッシュ時代のアメリカのいわゆる西部劇。

過去に父親を殺した経験のある兄妹は助け合いながら殺し屋として名を馳せる。喧嘩もするが助け合いながら逞しく生
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.0

土着の宗教のような暮らしを続ける、まるでアーミュッシュのようなホルガ村。輪廻転生のような思想に沿った老人たちの投身自殺あたりからめちゃくちゃ不穏な雰囲気に。

さまざまな儀式に意味を持たせてこの世界観
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

久々のウディ・アレン監督。
この年齢で相変わらずのニューヨークでの恋愛ものを撮る気になるとかさすが。

シャラメくんとエル・ファニングちゃんにセレーヌ嬢まで起用するもなんだか会話の例えが古くて若干違和
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.1

ダニエル・グレイヴ007第1作目。

今までのニヤけた2枚目というシリーズを根本から覆し、骨太な007へと昇華させたダニエル・グレイヴ。冷淡でマッチョでニヒルな役柄がどハマり。

そろそろラストかなと
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

ドラン監督の映画には同性愛と母親への偏愛(父親不在)の大きな2つのプロットが欠かせない。

自分はこの2つのテーマに興味を駆り立てられることはないが、監督にとっては作品作りに欠かせないというか、創作意
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.6

女性になりたい男性。いわゆるトランスジェンダーの主人公画家アイナー。妻のゲルダも画家でふとした事からアイナーを女装させそこから女性の姓に目覚めていくアイナー。

愛し合っていた2人だがアイナーが女性に
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.8

川沿いのボートハウスに住む14歳のエリス。友人のネックボーンと一緒にマシュー・マコノヒー演じるマッドに出会う。

家族の愛や淡い愛情、くたくたにすれ違った結ばれない愛などを通して、真っ直ぐなエリスの眼
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.3

だんだんと聞こえなくなっていく恐怖が主観と客観が交互に入り混じり観ていて不安と不快感。

しかし物語が進むにつれて、聞こえてるからこそ見えないもの、聞こえないからこそ見えてくるものがある。

ルーベン
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.1

美しい女性国務長官と冴えないけど過激な記者とのありえない恋。

ノッティングヒルの恋人のようなプロットだが、テイストは全くアメリカ的というか現代的というか。個人的には嫌な感じはなかったが、お下品が散り
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.7

警察学校の学生バディもの。

学生あるあるの、この授業本当に役に立つのかよが実際に役に立っちゃうと授業にも力入るよね。

重ためな事件に出くわしながらも、アクションの終わりにはくすりと笑えるシーンが必
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.5

大ヒットのミステリー小説の映画化。

原作から入ったのでどうしても比べてしまうが、映画の良さとして美術作品や歴史的な建造物の表現を期待したけどちょっとがっかり。

ストーリーと配役が前面に出ていたが、
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.5

ダラダラと観るにはちょうどいい。

前回のようなオタクの成長的な要素はあまりなく、前回の設定ありきのコメディが続く。アメリカンギャグだからなのか、ゾンビあるあるだからなのかあまりピンとこない笑いが続い
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

韓国版リトルダンサー、タップダンス版?くらいの熱い思いが溢れたタップダンスがこれでもかと見れて圧巻。

しかしちょっとほっこりした前半から、後半に向けては戦争を背景になかなかシビアな展開に。ここまで2
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.5

この世界の片隅にのロングバージョン。遊郭のリンさんとの意外な繋がりが付け加えてあるのと、終戦後の後日談が加えられてる。

ロングバージョンになっても全体を通して素晴らしい作品で、普通の人たち、特に女性
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

実際に起きた無差別テロをテーマにした作品。あまりにも多くの人が惨殺されていく様は目を背け鑑賞をやめようかと。これが実際に起きた事件だというのがゾッとする。

ここまでの惨殺をするに至るインドやパキスタ
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.8

とにかく吉田鋼太郎がかわいい映画。

オンラインゲームで友達に同じパターンのドッキリ仕掛けた事があったので、感情移入しながら鑑賞。

ファイナルファンタジーは1から6ぐらいまでプレイしたかなぁ。今のは
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

施設で暮らすダウン症のザックと兄を亡くして自暴自棄のタイラーが奇妙な縁で出会い、絆を深めていくロードムービー、いやリーバームービーか。

全体的なトーンが暖かく好きなタイプの映画だけど、どこかで見たよ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.4

バットマン誕生譚でクリストファー・ノーランの3部作初回。

アジアでの忍者との特訓が、若干この作品と合わない感じを引きずって前半はちょっと期待外れ。

しかし後半に向けてはやっとバットマンらしい展開に
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.2

物語は深界四層から五層へと向かう。五層のイドフロントには他の白笛オーセンから「筋金入りのろくでなし」と呼ばれる、黎明卿ボンドルドとの対決が待つ。

愛くるしいほっこりとしたキャラクターたちと対峙する相
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.6

ホビットという小人族が世界を救うという、ロードオブザリングと同じスキームで進む。

全話を通して中つ国の壮大な自然をバックにした世界観や、ドワーフ、エルフ、オーク軍の大規模な戦闘などのアクション要素も
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

4.3

ホビットのビルボとドワーフ12人の旅から、エルフ族や人間との関わりが出てくる本作。

それぞれの種族なりの特徴や気質が相入れない偏見や諍いをうむ。

ドラゴンのスマグフという圧倒的な存在とビルボの対立
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.7

あまり見慣れないタイ映画だけど、デザインも俳優もよく、テンポよく鑑賞。

ストーリーも意外性があり、予想通りに進まない部分がいい意味で裏切られた。

主演の女優さん(名前が複雑なので割愛)がすらっとモ
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.0

ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムスの3人に加え、ローラ・ダーン、レミ・マレックなど演技派勢揃いで、しかもPTAといえば何故もっと早く観なかったのか。

ホアキン
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.3

タイムリープものので宇宙人やガンアクションまでありありのSF。

ずっと飽きずに観られるけど、終わった後に何も残らないやつ。

娘いるけど感動は無しだった。けど観ちゃうやつ。