Masamiさんの映画レビュー・感想・評価

Masami

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

刑務所に長く入っていた人が懸命に外の生活に慣れようとしていくその様はとても素直で擦れていない。

見たことをそのままの感情で受け取って表現すれば、周りからシャバに馴染めないやつだと思う思われる。自分の
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犬王(2021年製作の映画)

3.8

何気なく観たら何これ!

世界観も物語の構成も見たことないアニメーション。室町時代、琵琶法師が琵琶をエレキのように奏でると猿楽氏がロックな音調に合わせてダブレイクやバレエをエンターテイメントで魅せる。
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.8

世代的にもぴったりで、随所にいたい共感が刺さる。今の自分とも重なる部分もあり、自分にとっては少しヘビーな作品だった。

自分でもいつからか思っていた、ふつーが無個性で嫌だったのに、いつのまにかそんなふ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

ジョン・ウィック最終作は3時間越えの大虐殺。相手は大抵兵士か殺し屋とはいえ今回も殺しに殺す。

冒頭の乗馬から始まって、大阪のヌンチャクも見れたし、洋館の中で花火のような銃をぶっ放すシーンを上から俯瞰
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.9

ずっと観たかった、アンドリュー・ヘイの一作目。

ラッセルとグレンの2人が週末に出会ってから別れるまで。誰かがビフォアサンライズみたいだと書いているのを見て、なるほどと腑に落ちた。

特に自分はアンド
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.6

ちょっとしたきっかけから、facebookのなりすましから恋に落ちていく50代の大学教授をジュエット・ビノシュが演じる。

ジュエット・ビノシュの恋愛もの見たさで鑑賞したが、何度も展開が変わるミステリ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

ベン・アフレック監督作品ってハズレがない。

自分はいわゆるエンタメ感の強いアメリカ映画(ざっくりと区切って申し訳ない)よりも細部にこだわりのある、リアリティのある、等身大なヨーロッパの映画の方が好み
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

草薙演じる凪沙が何かと話題であったが、個人的には一果のダンスとまっすぐな視線がとてもよかった。

社会的にはじかれたもの同士がお互いを必要としていくストーリーは特にLGBTをテーマに扱った作品に多くあ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

待ちに待った続編!しかも前作途中で終わったしね。ここまで続く感じで終わった作品はなかったので余計に待たされた感じ。

ようやく善と悪の対立や師匠と弟子ライトセーバーでの戦い、前作から脈々と繋がるフォー
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.3

待ちに待った九部作としては最後に当たる三部作の一作目。エピソード7。

砂漠の星で4をなぞるように進んでいくストーリーで4との繋がりを想像する。女性の主人公、黒人のメインキャラなど時代感もありながらだ
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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.6

プライドと偏見は鑑賞済みで鑑賞。

漫画の転生シリーズのように、名作とゾンビ混ぜたら〜の先駆け的作品。

内容はそれなりに真面目に作ってましたね。

生きてこそ(1993年製作の映画)

4.0

生きてこそ。

飛行機事故で遭難した人々の実話をもとにした映画。当時は人肉を食べたのか論争でも有名に。

若い頃に見て個人的な倫理観として自分だったらどうするのか、追い詰められた集団になった時に一体ど
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.7

ダニエルボンド2作目。

一作目から続く人間味のあるダニエルボンドの苦悩。クールだけど感情的でマッチョなボンドは今までのファンからしたらそれは007じゃないところでやってよっていうのもわかる。

ただ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

久しぶりの映画は軽く観れて楽しいやつをと探していたらちょうど良さそうなの発見。

どうやらRPGゲームが原作のようだけど、なにも知らなくても大丈夫なやつ。

ゲームが進むようにストーリーも伏線を回収し
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ヴォルーズ(2023年製作の映画)

3.0

メラニー・ロランは単純に顔がタイプです。しかもアデルちゃんも出てるとなれば内容はさておきでしょということで鑑賞。

内容はさておき楽しめましたね。
こんな楽しみ方もたまにはいいでしょ。

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.9

母親に先立たれた9歳のアディと父親候補のケチな詐欺師モーゼが伯母の家までの道のりで絆を深めていくロードムービー。

2人は実の親子っていう事や、アディ演じるテータム・オニールが最年少で助演女優賞を受賞
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

アカデミー賞7冠!ということで予備知識なしで鑑賞。

イケていないコインランドリーを経営するエブリン。マルチバース(別宇宙)からの使者で自分が世界を救う存在たと知らされ…。

とにかく映像に詰め込まれ
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TOMORROW パーマネントライフを探して(2015年製作の映画)

3.5

メラニー・ロランが好きなので観てみたけど、かなり直球な環境ドキュメンタリー。

このまま行くと地球環境が破壊され、6度目の滅亡を迎えるだろうと言う警告から、今から何が出来るかを農業、エネルギー、経済、
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.2

ずっと見たかったレフン監督のデビュー作。そしてデンワークの至宝マッツさんもデビュー作というおまけ付き。

売人のフランクがはちゃめちゃな行動を繰り返し破滅の道に突き進んでいく1週間。

ストーリー的に
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

3.5

きのこってこんなに凄かったんだね。

特に地下で木と木を繋いでいるというとこ、マジックマッシュルームが人間の脳の増大に繋がった仮説、がんの治療や宇宙とつながる全能感などちょっと驚き。

こういった自然
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.3

叔父と甥っ子がいっとき一緒に生活する事で、大人と子供のコミュニケーションの齟齬や、子育ての大変さ、親子関係のあり方に直面し、離れたり近づいたりしながらお互い少しずつ距離を縮めていく。

子供たちに未来
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

トップガンがすごく好きだった訳では無いのに何故にこんなに素晴らしいのか。

1に関してはニヤけ顔が可愛いトムとわかりやすいストーリーで面白かった訳だけど、今回はニヤけ顔だけでは通用しなくなったマーベリ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

高校時代、初心者でバスケ部に入部した後連載が始まったこの作品はそれだけで、高校時代の部活の思い出とリンクしてしまう。ということでこれは作品的に観る前から高得点は間違い無しの思い入れ作品。

個人的には
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.4

10代とロックって合うよね。

パキンスタン移民の家族で、課長制度や差別による抑圧からの解放。音楽ともマッチしていていい話だった。

ブルース・スプリングティーンはボーンインザUSAしか知らず、ここが
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

ほとんど絵を描く人と描かれる人2人しか出てこないのにここまで惹き込まれる作品とは。

女性2人の繊細で機微な感情が、揺れ動きながら徐々に高まっていく。気高く自信に溢れた2人だけにその気持ちと視線の近づ
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

障害を持った女性の自立…といった感想よりも、ひとりの人間を通して様々な問題を描く。

LGBTや障害者などのマイノリティを描いた作品に名作が多いのは、誰にでもありえる社会的な問題が当人達にわかりやすく
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真実(2019年製作の映画)

3.3

カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュの共演を是枝裕和が監督。気になる〜って事で鑑賞。

お二人ともお年を取られてちょっとくたびれていたけど、演技はさすが。ずっと見てられる。なんだけど、是枝監督
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

完成度の高く、しかもキャスト最高のアクション映画。

ライアン・ゴズリングの寡黙さは以前のブラピのそれだよね。アナ・デ・アルマスちゃんも007でちょっぴり見せたアクションがさらに見られて、コケティッシ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.0

女性の権利のために貢献した、アメリカの女性最高裁判官にもなった、ルース・ベイダー・ギンズバーグの伝記映画。

この映画で初めて知ったRBGはリベラルで女性人気も高いとても好感の持てるタフで知的な女性だ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

元になった作品、エールを予習してから本作に臨んだんだけど、コーダが上手くまとまりすぎていて個人的には荒いエールの方がよかったかな。

最初にこっちをみていれば全く違う印象になったのかも。エールの方が味
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

早くもアマプラに配信されてたので、すぐさま鑑賞。原作はうろ覚え…。女のいない男たちの短編だっけ?

開始早々、棒読みのような台詞の違和感が抜けずに入り込めず。奥さんの浮気を目撃してからの一連でようやく
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.7

頭に石をぶつけられて記憶がなくなった支持率最低の総理大臣。何のしがらみもなく政治に向かっていく。

三谷幸喜らしい脚本とキャストで進むので観ていて安定感のある作品。今回はわざとらしさが抑えられていてこ
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ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.3

不良が優等生に恋に落ちる王道のラブストーリー。

たまにはこういうのもいいね。いつの世も男はおバカで女の子に気付かされるもんだよね。

ラブストーリーでもあるけど、男子の成長譚。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.3

やばいサイトに悪口書き込んだら、親玉が家に来て両手に拳銃をボルトで留められて、さあ戦ってという映画。

主演のダニエル・ラドクリフがハマり役で他の俳優陣もなかなか良い。だがしかし、あまりにもガンアクシ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

人が羨むような金持ちと結婚したハンターだったが、じわじわと孤独とモラハラに蝕まれる。

swallow(飲み込む)の題名通り、ビー玉に始まり、ピンや電池まで飲み込む。しかもそれをコレクションするって。
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.6

程よいレトロ感でジェニファー・ガーナー目当ての鑑賞。

30歳で中身が13歳を演じるジェニファーがなかなか可愛い。30歳になった自分に見た目のギャップに喜び、中身のギャップで落ち込む。

タイムリープ
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