MASTiXさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

1.9

久しぶりに映画館で面白くない映画観たなーと晴れ晴れするくらい、なんというかユーモアのカケラもない、没になった小ネタの寄せ集めみたいな感じがシリアスに吹っ切ったところで新鮮味がない、キャスティングに魅力>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.7

これから先はなかなか難しいかもしれないけどマジのマジでエンドゲームは他人の感想をシャットアウトした状態で観た方がいい、作品としてどうこうというよりもこれは付き合い続けた自分とMCUとのタイマンの中で頂>>続きを読む

未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)

3.3

現代に生きる自分としては今作をアップデートしたヴィルヌーヴのメッセージにリアリティを感じていたのだが未知との遭遇なくしてメッセージは有り得ないので宇宙人啓発としてのオリジナルな凄みをスピルバーグから突>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

ドゥザライトシング、数年前に初めて観た時には古臭いと感じたのに今観たらなぜか逆に新鮮に感じるのは俺の価値観が変わってきたからなのかも

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

破綻した家族関係を修復したのは皮肉にも犯罪だったがそんなものは長く続かずいずれ崩壊する、というのは運び屋にも通ずるプロットだがその犯罪内容がエグすぎてかなりしんどかった
詰んでる底辺を明け透けなく描く
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

ブラックパワーについてはHIPHOP関連や数々の映画や本で詳しくなってたけどKKKの方は記事で読むくらいでここまで具体的な内容を知らなかったのでその稚拙さやヤバさに確信を持てた
偏った白人の黒人とユダ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.8

初めから遺作を作るつもりだったとしか思えないイーストウッドサーガの集大成かつ最終回のような、ここまでたどり着いた奇跡そしてリアルタイムで堪能できる悦び、素晴らしい傑作だと思いました
今作がいい話すぎる
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DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

4.4

例の事件きっかけで映画館ぶりに観た
アルバムと共に歴史を振り返る作りがすごくツボ、いつかセル版入手したい
20代の頃からドラッグ使用という供述を受けてデビューからのドキュメンタリーを観ると前回観た時と
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.0

アメリカの人種差別の実態に迫り立ち向かったカリスマたちの勇気に涙する、ボールドウィンの言葉は痛烈だがわかりやすく伝わる
近年人種差別やマイノリティ差別の映画作品がアカデミーなどに受賞され目にする機会も
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.7

一本の作品としてはすっきりして単純に面白かったんだけど、それ以上にこの超強くて人間としても魅力的なキャロルがアベンジャーズに加わりサノスと対峙することが頼もしくて楽しみすぎる 子供の頃から今日まで>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

最先端の映像とビギースタートで深まっていく音楽も詰め込みすぎな展開もスタイリッシュでスピーディで全てが超絶だった 普段アニメ系を観ないので評判がいいからといって突然こんなものを食らわされたらクラク>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

4.3

俳優のルックや演技が一人残らず神がかっていたのが凄かった 特にアカデミーでも賞を獲った娘の母親がプエルトリコに降り立ちサングラスを外したあのシーンから滞在中ずっと凄まじい演技で圧倒された 厳し>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.2

長回しの名手キュアロン監督の巧みな長回しが今作でも冴え渡りまだ続くのかと思うその先の余韻にくらいまくった 良いことも悪いことも受け入れたり受け入れられなかったり、それでも時間は進んでいく、思いやり>>続きを読む

世界でいちばん悲しいオーディション(2018年製作の映画)

4.1

リアタイで追っていたので内容も結果も知っていたから岩淵監督の編集が勝負どころという中、脱落した参加者がフェリーで帰っていくシーンが繰り返される展開がまさにキモ、合格したメンバーより脱落した人間のその後>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

シーンとした劇場内に俺の泣き音が響かないよう深呼吸して抑えた後、涙がスーっと流れてその後は泣けるシーンがくる度流暢に涙が流れるようになった、そしてラストシーンでは本日一番いい涙を流せた、ということでア>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

どういった手段で家族を陥れているのか明かさないまま延々と続く気持ちの悪い展開がずっと心地よかった

私はヒーローそれともヴィラン?よみがえれ勝連城(2018年製作の映画)

3.0

よくある普遍的な話だが沖縄を舞台に絡ませとてもしっくりくる仕上がり、傷ついたり感動したりといった場面もすんなり入って着地も爽快、福田沙紀を主演に置いたところまで含めてやたらとバランスがいい

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.2

実際に起こったこと感じたであろうことを伝えきりたいのか、監督が作品にのめり込みすぎたのか知らないがシーンがいちいち長い、ドラマパートも宇宙船アクションもいちいち長い チャゼルならタイトにキメてくる>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.7

高貴な宮廷ものにノリきれるか不安だったが心配はご無用で現代の我々にも突き刺さる超心理戦が楽しかった 男性上位社会のその上に君臨する寂しすぎる女王の存在がいびつでそんな舞台設定が最高に決まってて、こ>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

明るく元気でハイテンションなアーサー王子に二時間半引きずり回されたようでもうクタクタ、しかも緻密で鮮やかな画面からの情報量が多すぎて頭がオーバーヒート気味、この感覚レディプレーヤー1の時にも感じたが終>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.4

なにこれ?それってどういうこと?もしかしてこういうこと?いや違うの?ということはこうなの?などという主人公の頭の中の混乱を自分なりの解釈で紐解いていこうとするのをたっぷりゆっくりそしてとてもダークに見>>続きを読む

がっこうぐらし!(2018年製作の映画)

3.1

物語の途中でハッとしたのはおそらく原作では萌え的女子高生が殺伐としたゾンビ世界をほのぼのと過ごすギャップを楽しむ系だろーなーと、そこから世界観は理解したんだけどラスアイメンにはちょっと荷が重かったよう>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

4.5

全ては悪魔的何かの儀式のため意味のあることだと捉えられるのはやはりヘレディタリーローズマリーオリジナルサスペリアと耐性を積んできたからこそで長く地味な前半もワクワクできた 意味のわからないところも>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

4.0

ヘッドホン視聴だったので不穏な音楽にずっとボディを打たれ続けてる感覚でしんどさを蓄積されてからの衝撃のラストはローズマリーの赤ちゃんやヘレディタリーを先に観ていたので嫌さの種類としては好物、てか最後の>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.5

リアルタイムではないとはいえアンブレイカブルから18年経ち異色作スプリットを経て交錯する今作、正直この角度の映画体験は初めてだしこれはシャマランファンでしか味わえない自分の中にある謎の腫瘍がスッと消え>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.4

クリードとビアンカそしてロッキーの物語もきめ細かく的確で大いに心震わせられたのだが、個人的にはドラゴ父子の側に感情移入しラストの抱擁で涙腺決壊、今回の敗北以降魂に別の火が灯されたはずのヴィクターをこれ>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

偶然ガガさんのルックスが好みでは無かったのだが序盤でその事について強めに釘を刺されそこで偏見が取り払われ素直に観ることができたのは助かった、なので流石の歌唱やパフォーマンスは大いに堪能できた ただ>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.5

まずインターネットの擬人化擬街化の映像表現が素晴らしすぎてそれだけで涙がポロポロ、からのスローターレースパートもプリンセスパートも超完璧、それなのにぶっとく普遍的なドラマにオールドタイプな涙まで溢れて>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.4

早速序盤より妻夫木×黒木のイビツな夫婦の成り立ちからのすれ違いがゾクゾクするほど楽しくてまだホラー展開無いこのタイミングで勝利を確信し、後半にはコクソンを彷彿とさせる私的大好物な極上の儀式まで用意され>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.5

ヘレディタリーきっかけで観てみたら地獄のような傑作で震えた これを観ずしてホラー好きとかほざいてた今までの自分が恥ずかしい
俺はヘレディタリー/継承で戦慄を覚えたクチだがもし事前にローズマリーの赤
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.7

今まで観てきたホラー映画の中でも屈指の怖さでありさらにラストにかけての超展開は俺好みのジャンルに収まらない面白さで高々と上げたハードルを余裕で超えていった
小技も大技もビシバシ決まりハラハラすることに
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.3

この作品の原作は読んでないんだけどおそらく重松清節を忠実に表現できてるんじゃないかと思えるような、序盤はさておき中盤から締めにかけてのキメが決まってた 最近の家族ドラマ系の邦画は曖昧なまま終わる傾>>続きを読む

SOUNDS LIKE SHIT the story of Hi-STANDARD(2018年製作の映画)

4.5

俺にとって酒に酔って狂うためのツールであった"ハイスタ"にはっきりした意味が宿ったというだけでも観にきて良かった バンドとメンバーの経緯はほぼ頭に入っているとはいえ本人たちが語るハイスタ復活への揺>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.7

前作で米側のスタンスは説明済みなので今作での時代が先へ押し進めた複雑な状況がさらに重くいちいち俺好みの展開に転がっていく 時々、位置関係や時系列に戸惑う瞬間もあるんだけどそれにもいい意味でクラクラ>>続きを読む

クズ 卑劣な賭け(2014年製作の映画)

2.3

日本で言えば飛田新地で働く女の足を洗わせるために彼女に養ってもらってる彼氏がリスク覚悟で犯罪で金を稼ぐというシチュエーションとアイデア一発の作品 特に捻りもなくまんまな内容だが俳優のキャラ立ちの強>>続きを読む

アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

4.4

なぜこのタイトルを今までスルーしていたのか不思議なほど超面白い、特にあからさまにパワーアップさせてるこの続編のカラッとしたクソバカ加減は全映画の中でも群を抜いてる アドレナリン見ずしてステイサムは>>続きを読む