確かな「自分」が無いが故に、ほんの一瞬魔が刺してしまい、後戻りが出来なくなってしまった主人公。
偽りの自由にすがり続けた彼女が、最後に駆け抜けるシーンが印象的。
心の隙間をその場しのぎで埋める事なく、>>続きを読む
ずっと観たかった作品。
アナーキーで危険な香りを漂わせながらも、コミカルに落とし込まれていたのが絶妙だった。
情熱的で、あまりにも無鉄砲。
荒んだ世の中でも、一秒、一瞬を共に生きていたいと願わんばかりに、ボニーとクライドは激動の日々を駆け抜けた。
最期のシーンで、二人が見せた目配せには、どこか儚さが帯びつつ>>続きを読む
どんな環境だろうが、決断するのは自分自身。
一日を無為に過ごした後に鑑賞すると、明日からは少しだけ前を向く気分になれた。
偏屈で孤高な天才数学者、ジョン・ナッシュが最愛の人と共に病と向き合っていく、半自伝的なヒューマンストーリー。
「愛とは何か。」という、ある種の究極の命題に対しては、個々の価値観や経験を基にして、各々で>>続きを読む
数奇な出会いによって個々の価値観が大きく揺さぶられる事は往々にしてある。
主人公ウォルトも同様だ。
大切なものの為に『覚悟』を決めた人間にとって、武器は必要ない。
そんなウォルトが最期に魅せた生き様は>>続きを読む
少年時代に抱いた妄想を具現化したような作品。
お姉さんに対する少年の一途な想いと、主題歌の「Good Night/宇多田ヒカル」の「この頃の僕を語らせておくれよ」というフレーズがリンクして、色々な感情>>続きを読む
ブラックながらもロマンチックな作品。
一見、内気で変わり者だけど、心の中では妄想で溢れてる、そんなアメリという人物の何気ない些細な行動を通じて、身の周りが変わり、やがてアメリ自身も変わっていく。いつま>>続きを読む