MasatoShinoharaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

MasatoShinohara

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

ストーリーがとても良くまとまってる。
起きた出来事で家族がそれぞれある感情を抱き、それが伏線となってラストを迎える。
観ていて常にハラハラするしとても良く出来てるんだけど、なんか足りない気持ち。
起承
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

もはや映画というより総集編。
やはり今まで寅さんではなかった。

でも「男はつらいよ」ならではの人々の温かさが健在し、観ていて郷愁にかられました。
寅さんシリーズの良い所は、平凡な暮らしで良いと思える
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.4

映画は2時間30分を超える内容で、しかもル・マン24時間耐久レースの物語だから観る我々も体力勝負になるかと思いきや、あっという間に終わった。
ストーリーに無駄がなく、レースにもしっかりドラマを持ってき
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.7

戦争の描き方はこういう方法もあるのかと感服しました。
第二次世界大戦はあくまで時代背景として置いて、ナチスに憧れる少年とユダヤ人の娘の物語を基に描くことを主軸に作られた映画でした。
子供目線で描かれて
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.3

何というか勿体ない映画。
内容としてはスタア誕生のような物語なんだけど、こういう映画って最後は必ず大舞台で歌うシーンがあって、そこが感動するかどうかはそれまでのプロセスがもちろん大事。
この映画はその
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

エピソード8を無かったことにしたJ.Jエイブラムスに感謝ですね。
ここまでしっかり軌道修正したのはお見事。
そしてライアンジョンソンを除け者にしないで敬意を評した演出もあり、J.Jエイブラムスは人格者
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.1

写真のようなカメラアングル、映像の色、立石で生きる人々、人間の心の描き方、音楽の全てが綺麗。
大きな展開がないけど、観終わったら何故か晴々とした気持ちが生まれる温かいカタルシスがある。
とても美しい映
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

監督ダニー・ボイルだしビートルズだしで観たけど、、

発想は面白いしちょくちょく笑えるシーンもあるしある人の登場でジーンとくる所もあるんだけど、カタルシスを感じることは出来なかった。
ビートルズが現代
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ジョーカーといえばサイコキラーであり人を魅了する悪のカリスマでもある人気のキャラクターなんですが、今回はその誕生の物語。
なので今まで理解出来ない圧倒的な悪が、今回は人間臭さによって身近に感じる悪とな
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.7

痺れました。
真利子監督の生々しい世界観が宮本という人物と見事にハマって、見事に圧倒されました。
まさにフルスロットル。疲れるくらいに面白かったです。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.6

話題の映画を観賞しました。A24が制作会社だったんですね。

中学生の時は感受性豊かな年齢だったんだなと今になって気付いた作品でした。
SNSと共に過ごす中学生はこんな感じなんだなぁリアリティを感じた
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.8

この映画はとにかく音楽が素晴らしい!
ダイナミズムと宇宙のしじまのバランスがとても良かったです。

内容としては、どうしても今までのSF映画のオマージュと感じてしまうけど、しっかりとした軸があるので集
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.3

正直言って微妙でした。
大きな理由としては、単純にエルトン・ジョンがどういう人間なのかがよく分からなかった。
ドラッグに溺れ、自分がゲイである事の葛藤や苦悩を側だけ描いてた印象で、何故そうなってしまっ
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.5

元恋人とひたすら食べる、ひたすらセックスする、ひたすら寝るという3大欲求をひたすら描いた作品。

普段言いそうで言わない言い回しのセリフを主演の2人が自然体に演じてくれたので飽きずに観れました。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.7

痛快!!
相変わらず映画の固定概念を無視!

ラストの展開から冒頭まで思い返すと、よくもまあこんなシナリオを思いつくなと感服です。
タランティーノの映画愛と映画の力を信じる想いが詰まった作品でした。
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

2.3

久々に矢口史靖作品を観ましたが、
これはちょっと、、

キャラクター作りは相変わらず上手いんだけど、こんな明るい映画なのにほとんどが愛せないキャラクターばかりで観るのが辛い。

設定は面白いけど、あま
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

1.0

ドラクエ5をがっつりやっていた世代だし、予告編観たら割と楽しめそうと思って観にいきましたが、、、

さすがにこれはない。。。
話題になってるラストもそうだけどストーリー展開も酷い。。全てが強引。映画と
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.4

この作品は個人的な愛情が強いからまともな感想にならないと思うけど、まずはもちろん満足です。
賛否両論あるみたいだけど、私たちが成長してるように、作品ももちろん成長しています。だから正当な続編としてとて
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天気の子(2019年製作の映画)

4.2

映像構成はほぼほぼ「君の名は。」だった。
だけどシンプルなストーリーに登場人物がしっかり味を出してるなぁと感じたのでこっちの方が好きかなー。
元々新海作品は広く浅くシズル感っていう印象なんだけど、今回
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.7

主人公が徐々に新たな環境に慣れていく様子と、映画のじわじわと展開していくのがシンクロしているような感覚で良かったです。
そして起承転結の承と転に爆発力があって結まで飽きずに観れました。
ただ、ミステリ
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.0

題材の着眼点が面白い。
レディープレイヤーワンのようにゲームの世界とリアルのバランスが良いのと、ストーリーもよくまとめられている。
ゲーム実況を観ている感覚と近い没入感があって、今の時代に合った映画と
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.5

何だかんだ新シリーズもずっと観てきたので今回も観ましたが、
出せば出すほど酷くなっていく、、、

ブライアンシンガーのと一緒で焦点がブレブレであっさり終わる。
最初のマシューヴォーンのは良かったのに、
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.4

良く言えばシンプルイズザベスト。
悪く言えば月並みなストーリー。

舞台はポーランド冷戦時代。亡命など国を超えたラブストーリーとなるのだが、舞踊団による民謡音楽とパリのジャズに酔いしれるだけで観る価値
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.4

心の師匠の1人、ガス・ヴァン・サント監督の新作をようやく鑑賞。
正直そんなに心が揺れる作品ではなかったが、相変わらずデートシーンと後味は良いなぁと感じました。

そしてルーニー・マーラは女神の域に達し
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.6

平凡な人生で送る学生たちが、自分を変えるため強盗事件を起こす。(実話)
ここまでだとよくあるプロット。

この映画の何が凄いのかいうと、本当に強盗事件を起こした人たちのインタビューが展開の合間に入り、
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.9

一言で言うなら痛烈。

麗しきメラニーロランが監督をやって作品は賛否両論あるみたいですが、好き嫌いで分けるなら私は好きな方でした。
理由として、
ロードムービーに近いがダラダラしないで要点だけ絞った編
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

今泉作品の割にはセリフが多かったけど、自然体な空気感を出そうとする所は相変わらずな感じ。そこが良いとこなんだけど。会話劇は良かったけど画の背景が全然薄っぺらいのがとても気になってしまった。低予算あるあ>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

約10年続いたシリーズの完結編は、もはや今まで世に出た名作の良いところも汲み取った映画の集大成でした。
キャップシリーズが好きな私にとっては、もはや全てラストシーンの為にこのシリーズがあったと思ってし
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

2.8

時系列がよく分からない編集と、家族の話なのに家族関係と背景がイマイチ伝わらない。
ロケーションも美しい所が多いのに映像美を感じるカットもあまりなく。。
ラストシーンくらいしか良い印象がない。
そしてテ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

この映画のほとんどのシーンが広角で撮られていてほとんどカットを割りません。
そこに映るのは、主役となる女性の行動と背景で起きている出来事がリンクしてくるという印象的かつ秀逸な画作りをしています。
主役
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

淡々と進んでいく中に、笑える内容もありつつも常に緊迫感がある潜入捜査。良い意味で観ていて心臓に悪いです。
もはや宗教のような人種差別問題が赤裸々に描かれている実話を基にした攻撃的な映画。
普通に楽しめ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

ストーリーは置いといて。
マンガを読んでいるときの頭の中を描いてくれた。そんな映像を観た感覚です。
既成概念を気にせず隙間なくこだわった演出は表現の幅を広げ、かつ好きなことをやって面白く出来る技量に感
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

本当に良いストーリーは演出や撮影技法に特殊なものは要らなくて、むしろシンプルが良い。
それほど素敵なロードムービーで、キャラクター作りとそれを演じきった俳優たちが魅力的であり、脚本の強さが光る映画でし
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.5

4度目のリメイク版と知りつつも今作で初めての鑑賞。
カガの歌声が解き放たれる大ステージのシーンは自然と涙が。
これは良い映画かもしれないと思ったけど、冒頭で割と作品のピークを迎えてラストは泣けないし欲
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.6

フランケンシュタインを書くまでを描いた小説家メアリーのお話。
実話を基にした映画だとやはりドラマが欠けてしまうのが残念だが、ストーリーのまとめ方は上手く出来ていて好きでした。
ただああいうラストだと、
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