Yuki10さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

地獄のモーテル(1980年製作の映画)

4.1

人肉を提供するモーテルを営む兄妹を描いた古典ホラーコメディ。
能天気な緩い空気感が兄妹の猟奇的な一面を引き立て、本人達に一切悪気がないのが面白い。
結婚前は性交渉しないキリスト教の教えを守る徹底した態
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.6

冴えない中年男性2人組が殺人鬼と勘違いされるホラーコメディ。
ホラーの定番の流れを笑いに落とし込み、事実の不一致や不遇な死の連続が最高。
殺人鬼がいない中死体が増えていき笑える。
正常な判断ができなく
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モーガン・ブラザーズ(2012年製作の映画)

3.6

死体を肥料にする工場を営む兄弟と偶然遭遇した若者3人が繰り広げるホラーコメディ。
登場人物全員が個性的で監禁後に恋人関係が破局する展開や支配的な兄からの自立が良かったが、突き抜けた面白さに欠ける印象。
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シー・トリップ(1970年製作の映画)

4.2

ポルノ監督が宗教的な映画を作る為に新人女優を招致し薬漬けにする話。
ヒッピー感溢れるサイケな冒頭から時代を感じる。
肝心な映画の内容を告げず、ただハイな状態で踊り狂う様子を撮影する事しか考えてない監督
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ヘルレイザー4(1996年製作の映画)

4.0

ルマルシャンの箱を作った職人の血脈にまつわる18世紀のフランスから22世紀の宇宙ステーションまでを舞台にした気宇壮大な話。
初見時はあまり印象が残らなかったが、『ジョジョの奇妙な物語』のジョースター家
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

5.0

スーパーヘル地獄にて4作品通した中でずば抜けて面白い。
フランク復活に向けた殺人とカースティの猜疑心を軸に性と死の表裏一体性を感じる。
最初は殺人に抵抗があったジュリアが徐々に悪女になっていく過程も見
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センチネル(1977年製作の映画)

4.8

引っ越し先の古いアパートでモデルが体験する恐怖を描いた作品。
原作『悪魔の見張り』を以前読みどう映像に落とし込むか楽しみにしていたが、隠れたオカルトホラーの傑作に相応しく最高だった。
『ローズマリーの
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ボーグマン(2013年製作の映画)

3.8

裕福な家族が謎の集団に襲われる話。
家宅侵入系の中でも異彩を放ち何が起こるのか全く予想できない展開が良い。
安らぎの場であるはずの家が知らぬ間に乗っ取られ崩壊する様子も薄気味悪かった。
シュールでリン
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ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー(1981年製作の映画)

4.3

マイケル・マンのデビュー作。
強盗から足を洗い安定した家庭を築こうとする矢先に全てを手放す主人公の潔さが素晴らしい。
夢の詰まった写真を投げ捨てるシーンには痺れた。
身勝手で破天荒だが情に熱い人物像を
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.2

1人の男性により平穏な家族関係が崩される話。
終始不穏で心から安心できない緊張感に掻き乱された。
ふとした日常に出る厭さの描き方が良い。
重大な過去を真剣に話す八坂とさらっと打ち明ける夫との対比から人
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デス・サイト(2004年製作の映画)

3.6

オンラインポーカーによる連続殺人事件を描いた作品。
命を握られた状況で犯人とのポーカー対決が見応えがあり『ソウ2』的なトリックに驚いた。
殺害描写は控えめで物足りなかったが、自然光を使ったローマ郊外の
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処刑教室(1982年製作の映画)

4.8

治安の悪い高校で新任教師が不良集団に制裁を加える作品。
ドラッグや恐喝、売春の斡旋といった暴力の蔓延する環境で学校や警察は一切役に立たず、教師という職業を逆手に取り追い込むやり方が悪手。
良心のかけら
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THE WAVE ウェイヴ(2008年製作の映画)

4.0

独裁制を繰り返さない為の実験が悲劇を生む実話に基づいた作品。
体験を通して過去から学ぶはずがまんまと独裁制の罠に嵌る『es [エス]』的な集団心理が恐ろしい。
生徒だけでなく教師自身も理性が働かなくな
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関心領域(2023年製作の映画)

4.8

アウシュビッツ収容所の隣に住む所長一家を描いた作品。
動的な変化はなく淡々としているが、得体の知れない不快感に包まれた。
残酷な描写を直接描かず、ふとした日常風景に垣間見える声や示唆的な外部の状況から
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ザ・ホード -死霊の大群-(2009年製作の映画)

4.6

ギャングに同僚を殺された警察の復讐がゾンビ乱入で地獄と化すフランス産ゾンビ映画。
ギャングと警察の血生臭い抗争が一変し呉越同舟を地で行く作りが最高。
容赦ない暴力描写も見応えがありゾンビを集団で嬲るシ
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ブラッド・フィースト 新・血の祝祭日(2016年製作の映画)

4.1

『血の祝祭日』のリメイク版。
オリジナルを踏襲しながらドラマ性に重点を置き、生々しいゴア描写が最高だった。
時代感のあるチープなグロさが現代にアップデートされて見応え満載。
ルー・ハーシェル教授として
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MOTHER マザー(2004年製作の映画)

3.6

パスカル・ロジェの長編デビュー作。
私生児を宿した主人公の身体的影響と怪奇現象を交えた変化が綺麗にまとまりラストに驚いた。
幻想的な雰囲気や孤児院に隠された謎解きに引き込まれる。
奇抜さはなく単調だが
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ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

3.5

無人のガソリンスタンドでスナイパーに襲われるスリラー。
銃社会で拗らせた殺人犯に蹂躙される理不尽さや絶望的な状況作りはワクワクしたが、環境とキャラクターが上手く生かされていない印象。
犯人との会話劇が
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悪魔の毒々バーガー 〜添加物100%〜(2007年製作の映画)

3.6

ハンバーガーを食べてゾンビ化する一見ありがちなコメディかと思いきや現代人の食に対する風刺や親子関係の修復といったメッセージ性が見え隠れして驚いた。
全編通して悪趣味でブラックなギャグが笑えてテンポも良
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デスバーガー(2007年製作の映画)

3.0

人気バーガー店のピエロが若者を襲う話。
スラッシャー映画愛や殺人ピエロの設定は良かったが、粗さが目立ち全体的に足りない。
『エルム街の悪夢』的な隠された親の過去とピエロの関連性も中途半端で振り切れてな
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冬の嵐(1987年製作の映画)

3.4

失踪した女優の代役に抜擢された女性が忙殺事件に巻き込まれる話。
容姿が似てる事で他人に成り代わる一人三役の仕掛けや独特な演出が良い。
スタイリッシュな殺害も引き込まれたが、若干中弛みし広がりが欲しかっ
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ストレンジャーズ 地獄からの訪問者(2018年製作の映画)

3.7

『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』の続編。
一軒家からトレーラーハウスに舞台を変え広い環境を活かした見せ場が多く楽しめた。
3人組の殺人集団に背景や過去といった人間味のある要素を最後まで持たせず不気味
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ストレンジャーズ/戦慄の訪問者(2008年製作の映画)

3.6

プロポーズが失敗し気まずい雰囲気のカップルが謎の3人組に襲われる話。
全体的に演出が平坦で引き込まれる見せ場は少ないが、人間味を欠いた不穏さや一方的に弄ばれてる感が続き楽しめた。
明け方の4時に訪ねて
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.8

余命僅かな娘の為の行動が複雑に絡み合い取り返しのつかない悲劇を生む現代ノワールの傑作。
どこまでも愚かで切なく、誰も幸せにならない結末に向かって突き進む様子や後味の悪さが素晴らしい。
直接的な描写を省
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シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

4.3

表舞台から姿を消した記憶喪失の国民的人気歌手リラが自分を演じる他者に同一化していく境界の揺らぎが面白い。
『仮面/ペルソナ』的なアイデンティティの危機をファンでありリラのように歌うビオレタによって少し
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フランケンフッカー(1990年製作の映画)

4.8

電動芝刈り機に巻き込まれて死んだ恋人を蘇らせるホラー・コメディ。
死者蘇生への警鐘といったテーマ性を捨て娯楽に振り切った展開が素晴らしい。
程良いテンポ感とぶっ飛んだギャグに心底満たされた。
娼婦の身
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

自殺した妊婦の遺体に胎児の脳を移植させ蘇生したベラの冒険譚。
マッキャンドルスとバクスターの関係性の変化やベラの手紙を通して親視点で観察する2人の視点を抑え、純粋無垢な存在が外の世界に揉まれてどう成長
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.5

盲目に隠された仕掛けが緊張感溢れるサスペンスの面白さを底上げし最高だった。
滅びた明に従おうとする保守と清を受け入れる革新との血生臭い対立の中、鍼灸師という外側の視点を組み入れる構造も良い。
誰が黒幕
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.8

怪死した母親の元に帰る悪夢的な旅路が素晴らしかった。
現実と奇抜な世界観が見事に共存しアリ・アスターの作家性が色濃い悲喜劇。
ルールに縛られる典型的ユダヤ人像がボーに反映され、過保護な親に支配される心
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フォー・ハンズ(2017年製作の映画)

3.6

死んだ姉に身体を乗っ取られる苦悩だけでなく過去のトラウマを消化して現実と向き合う難しさが見応えあった。
幼少期に目の前で両親を殺された経験は癒えず復讐に取り憑かれる姉と前向きに人生を歩もうとする妹との
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ジェサベル(2014年製作の映画)

3.5

事故で夫と身籠った子供を失い車椅子生活を余儀なくされたジェサベルが怪奇現象に悩まされる話。
亡き母親のビデオテープを元に出生の秘密を探るサスペンス的な展開が良い。
怪異的な怖さよりストーリーに重きが置
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.0

幅広い年齢層でも楽しめる王道の恐怖描写と綺麗にまとまったストーリー展開は印象的だが、良くも悪くも癖が全くないので薄い。
可もなく不可もなく丁寧に作り込むと物足りなさが残る。
ジャンプスケアは目覚まし効
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パニック・アリゲーター/悪魔の棲む沼(1979年製作の映画)

3.7

未開のジャングルを商業目的で利用した結果原住民の恐れる巨大ワニに襲われる皮肉が良い。
『アリーゲーター』程ワニは活躍せず、粗さが目立つものの後半のカオスな展開は面白かった。
陸地では原住民に川に戻れば
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キルボット(1986年製作の映画)

4.2

巨大モールを警備する為に作られた3台のロボットが雷に打たれて暴走し人を襲う話。
殺人ロボットに立ち向かう様子や死に方が娯楽性に富んでいて面白い。
そこまでグロさはない中で唐突な頭部爆破は予想外過ぎて笑
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死体と遊ぶな子どもたち(1972年製作の映画)

3.8

劇団一座が死体を蘇らせた事で痛い目に遭う話。
子供たちと言うわりには年齢が高めでゾンビ登場まで長い。
メインの死体が『悪魔のいけにえ』のミイラ化したソーヤー家の祖父に似てた。
好き勝手死体を冒涜し結婚
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ドクター・モリスの島 フィッシュマン(1979年製作の映画)

4.3

アトランティスの財宝を手に入れる為に半魚人を作る設定が面白い。
孤島に漂着してから陰謀に巻き込まれるまで得体の知れない怪しさとワクワク感が続くが、科学者の狂気がもっと観たかった。
グロいが可愛げのある
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