もちろんところどころ手堅いし巧みに組み立てられてますよね。でもつまりはいくらでもある韓国クライムの新たな1本というだけです。「こんな脚本・こんな性格の人物は好きだろおまいら」みたいな韓国映画の悪しき戦>>続きを読む
トロワグロは半世紀にわたってミシュラン三つ星を維持した伝説の名店。いまはフランス地方都市のさらに郊外の小さな村に店をかまえ、地元の農家と協力して野菜・家畜をそだてるところから料理を作り上げています。フ>>続きを読む
映画のオープニングは、水たまりに落ちてくる雨、それがつくる無数の波紋。そして水たまりのそばに立つオッペンハイマーが、それをぼんやり眺めている。この水の波紋のショットが、つぎつぎに新しいショットを呼び込>>続きを読む
この作品をみるときに大事なのは、これがおそらく「大作と大作の間につくられた掌編」だということですね。『ドライブ・マイ・カー』と、来るべき名作との間をつなぐ習作なのです。
掌編なのだと分かったうえで見>>続きを読む
若いころの蓮實重彦がゼミで学生に見るよう強くすすめたとかで、確かにロマンポルノらしい支離滅裂な脚本ながら、その適当さ自体に、どこか真にせまるものがある。予算的な制約ゆえのハンディカメラ長回しも、この作>>続きを読む
『萌の朱雀』や濱口竜介や深田晃司の、なんちゃって縮小版。どこかで見たことのある感じのショットしか出てこないし、映画学校で15分で撮るべき課題製作を延々とみせられた感あり。オープニングまでに「音楽のセン>>続きを読む
すぐれたショットはいくつもいくつも登場するし、映画作家として大半の若手より頭ひとつ抜けている。その点はしっかり評価されるべき。
だけどやっぱり前作同様、構成が弱い。踏み込みの弱い、ふわっとした素敵な>>続きを読む
いまは無き伝説の映画館、映画街を振り返るシネフィルのノスタルジア。これも日本公開してほしい1本。
こんなクーダラネー映画に「インティマシー・コーディネーター」がついたというんだけど、この新しい職種にとっては致命的。 結局のところコーディネーターとやらが入ったところで、女をモノ扱いするバカ映画は普通>>続きを読む