眼鏡の上にも三年さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.7

字幕版

原作『若草物語』のエピソードをジョーの視点を中心に回顧しながら、過去と現在を繋いでいく。
あの頃の女性たちを取り巻く女性観、結婚観を認識しながら、「幸せ」を探していくマーチ家とその周りの人達
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

字幕版

ゾンビ映画だけど、ホラー描写は控えめ。
ゾンビ=商業主義に犯された消費者、という批評をよくみるがそれをまさに体現したような作品。
意表を突かれることも多いけれど…。

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.3

字幕版

日常のほんの些細な行き違いが大きなうねりとなって、人々を巻き込んでいく。
彼らが「Fight the Power!」した相手は本当に“Power”だったのか…?
目先の振るいやすい相手だけに
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007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

4.5

吹替版

策略が山積みで、ボンドと同じように振り回される。
今までのシリーズで出てきた船によるチェイスやスキーチェイス等お馴染みアクションでハラハラ。

若草物語(1949年製作の映画)

4.0

字幕版

マーチ家の4姉妹を巡る半生記。
ジョーの無鉄砲さで話がどんどん進んでいく。
“終わりなき日常”を生きたいジョーが様々な苦難にぶつかりながらも自らの“幸せ”について考えていく。
原作よりもスピ
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007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

4.5

吹替版

巨大メディア王の陰謀という極めてわかりやすい題材だが、アジアの特徴を生かしたスリルやアクション、またミシェル・ヨー演じるボンドガールが非常に魅力的。
最後の艦内での両者のアクションはグッと引
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007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

4.5

吹替版

ボンド交代で今度もスタイリッシュで色男。
敵役の女性の艶かしさと強烈さが印象強い。
スリル、アクションは交代しても衰えていない。
Qのガジェットも個性が強い。

007/消されたライセンス(1989年製作の映画)

4.0

吹替版

若きベニチオ・デル・トロが今より狂暴な目付きでキレキレの殺し屋を。
爆破の火薬がシリーズ屈指の量。

ボンドが三角関係の間で揺れ動く。
アクションも恋愛も見所たっぷり。

ベテラン(2015年製作の映画)

4.9

字幕版

アクションとギャグの緩急が鋭い。
暴力の重みが痛々しい。
大企業、格差、家族観…、韓国の現代劇ではこの辺はしっかりと描かれてくるな。

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

4.0

心霊ホラーというより、アメリカンなモンスターホラー。
貞子シリーズや伽椰子シリーズは怖くて、ほとんど見てないが、そんな自分でも少し怖がりながら見ることが出来た。

「バケモノにはバケモノをぶつけるんだ
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

4.2

字幕版

失敗続きで少し疲れてしまうけど、まぁ、コミカルで面白い。
終わり良ければ全て良し。

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.6

吹替版

音楽シーンはすべて原語版のままで行って欲しかった。
学生達が最初は嫌々ながらも音楽にのめり込んでいく場面は青春ものとしても良い。
また神父様達のキャラの濃さが良い味。

キャッツ(1998年製作の映画)

4.0

字幕版

映画の方がまさかわかりやすいとは。
楽しい感じは映画とは変わらずにしっかりとあった。

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.6

吹替版

テレビで何回も見たけれど、放送しているとまた見てしまう。
シスターを尼さんと吹き替えた感じはドロリスにはぴったり。
テンポ感と楽しさに包まれた感じはただただ楽しめる。
最後のミサでの解放感も
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.5

字幕版

草木と水のCGが素晴らしい。
実写とCGの境目とは…。

007/美しき獲物たち(1985年製作の映画)

4.5

吹替版

ここまでの悪役も初めてか。
自分以外の命というものを軽々しく扱う。

いろんなことがてんこ盛り。

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

字幕版

仁義を通して輝いていたマフィアの全盛期と、その後の“夕暮れ”を描いた。
マフィア、ヤクザ映画は後半の粛清と斜陽の場面が物悲しく、一番の見所かもしれない。

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

4.0

制作者、俳優達がどのような状態になっているかがなんとなく伝わるような話。
時代を切り取った作品として秀逸。
手探りなため劇中作品が荒いのも何かリアル。
真魚さんの涙にただただ同情。
「また現場で!」

最終絶叫計画5(2013年製作の映画)

4.0

字幕版

これぐらいのくだらなさと低俗さが心地よい。
カメオ出演者も無駄に豪華。
映画のパロディ連発でこのシリーズならではのくだらなさ。

少し前の映画なので、スタッフロールには“ワインスタイン”の名
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.2

前半の伊右衛門の悪逆無道っぷりから、後半のお岩の化かしからの伊右衛門の大立ち回り。
実際の舞台演目としては見たことがないが、舞台を映画でよく写した感じ。
映画ならではの技法で怪談としてかくも素晴らしき
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天使の処刑人 バイオレット&デイジー(2011年製作の映画)

4.0

字幕版

アクション映画かと思ったら、少女が大人の階段を一段上る映画だった。
アクションは少なめだが、良い映画ではある。

死を与えてきた殺し屋と、死を望む標的との不可思議な数時間を巡る話。

007/オクトパシー(1983年製作の映画)

4.0

吹替版

カーチェイス、機関車アクション、飛行機アクションとてんこ盛り。
美女軍団というわかりやすい設定がまた面白い。

リベリオン(2002年製作の映画)

4.3

字幕版

近未来ディストピア物。
争いがなくても、人間性(感情)を失い生きることは果たして幸せなのか。
そういうテーマを突きつけながらも、クリスチャン・ベールのガン・カタの格好良さが一番の見所。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

字幕版

シンドラーの最後の台詞がこの時期によく染みる。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

字幕版

ホラー映画だけど、ああいう最後はどうにも納得いかない。
ホラーだからそうなんだろうけど。

もっと地下室でトンデモ罠とか出たらもっと良かったかな。

ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・コマンダー(2005年製作の映画)

4.2

吹替版

テロリストvsヴァン・ダム。
銃撃戦だけかと思いきや肉弾戦も見せてくれる。

7号室(2017年製作の映画)

4.0

字幕版

違法なことをしている二人の7号室を巡っての駆け引きが良い。
押して引いて。
中盤のネジを締めたり緩めたりの場面が痺れる。

貧困層の搾取し合いが物悲しい。

女王蜂(1978年製作の映画)

4.3

今作はどちらかというとトリッキーな殺人描写より推理ミステリー要素の方が強い。
アバンタイトルで度肝を抜くカラクリはあるけれど。

最初の三作のような見立て殺人ではないから純粋な探偵ものになっている。

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

4.5

複雑に絡み合う縁が引き起こす悲しき連続殺人事件。
哀愁に包まれ、少し物悲しい終わり。

若い頃の草刈正雄がまぁいい男。

砂の惑星(1984年製作の映画)

4.0

字幕版

SFとして世界観や設定が素晴らしいが、しかし何やら難しい。

大脱出(2013年製作の映画)

4.5

字幕版

大味だけど、意外と細かく設定が練られている。

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

字幕版

産業主義に組み込まれてしまった悲哀。
現実社会に失望しても、一筋の希望が見えれば人生は見違えるものになるのかもしれない。

八つ墓村(1996年製作の映画)

4.2

原作と少し違ったところもあるが、ドラマとしてチグハグではないため許容範囲内。
豊川悦司さんのどことなく頼り無さげだが、優しい金田一は市川崑さんも関係してるからか、石坂浩二版に近い匂い。急に早口になる感
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