skskさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

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服つくる映画がだいすきなのでそりゃあ映画館で観るよ。つくるよろこび、はたらくよろこび、つまりは人生のよろこびについて。OP&EDのあしらい、この映画らしくてとってもいいですよね。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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いやー、オムニバスってほんといいもんですね。誰かとだれかの人生がほんの一瞬だけ重なる。どこにでもあるありふれた、かけがえのないひととき。煙草に火をつけてあげたり、もらい煙草したりって、どうしてこんなに>>続きを読む

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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1999年を昨日のことみたいにおもってるけど、どっこい22年経ってますから!っていう映画。バンド結成から現在まで見守るから、どうしたってちょっと苦しいし、かなしい。移籍最高!っていうのはしっかり伝わっ>>続きを読む

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

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ただのド名作。ホウ・シャオシェン抜群に映画が上手い。上手い映画は喉越しよくするする入ってくるからすぐわかる。映画館で観るとさらに、ウケてるとこわかっていいよね。私が子どもの頃の九州の夏みたいだった。

走れロム(2019年製作の映画)

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爆速で駆け抜けて、おもってたとこと違う場所で降ろされるかんじ。私は勝手にお話を頭の中で組み立てちゃってるんだなー。それ、ぜんぶちがう。光も闇も強烈でソリッド。みんな必死に明日を夢みて今日を生きる。あな>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

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よかったよー。王道ラブコメかとおもいきや、おっとようすがおかしいぞ…?からめくるめくすこしふしぎ。『熱帯魚』も『ラブ ゴーゴー』も内包して、その先へ行くチェン・ユーシュン。ラブがいびつなとこがすきだよ>>続きを読む

ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

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ははーん、やっぱり私チェン・ユーシュンすきですね、って確認するために映画館で観たのであった。熱帯魚派だけど、こっちもいとおしい映画だよ。

熱帯魚(1995年製作の映画)

5.0

め、めっちゃよかった…!『動力:イマジネーション』みたいな映画が心の底からすきだから、ほんと出会えてよかったなぁ…。ひとまず陳玉勲監督作品、観れるだけ観ます。

自由が丘で(2014年製作の映画)

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ゆったりゆたかな時間が流れる、しゃれたつくりの映画。加瀬亮Tシャツコレクションのようでもある。手紙って、いいよね。

ワン・モア・ライフ!(2019年製作の映画)

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イタリア娯楽映画すきなんだなー。この観終わってもなんもひきずらないかんじ。天国のお役人さんがウルトラチャーミング。すてきな眼鏡かけてはる。

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

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こんだけすきにやってもらえると観てて気持ちいい。とんでもなく置き去りにされるかとおもいきや、お話もシンプルでわかりやすいんだよね。差別用語に配慮した字幕でした。

ターコイズの空の下で(2019年製作の映画)

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赤と青のデールをまとった男2人が馬に乗ってたら、そりゃあ観に行く。BGMにホーミーと馬頭琴。麿赤兒は顔に人生のすべてがのってていいなぁ。

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

5.0

いいものみたなー。たっぷりとおしみなく。映画館出た時「じつは1年くらい経ってるのでは?」って心配になるくらい、あの家族とおなじ時間を過ごした。ここに記録された景観もきっとどんどんなくなってしまう。その>>続きを読む

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

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徹頭徹尾かわいい。ラヴとファンタジー組み合わせたらフランスにゃかなわない。オープニングから本編への流れ、かんぺきだったなー。お話としてはあとひとつなにかほしいけど、このかたちをこわせるかい?って聞かれ>>続きを読む

劇場版 殺意の道程(2021年製作の映画)

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なぜだかこれは観ておこうとおもったらなるほど、すきです。完全犯罪の第一歩は打ち合わせからはじまるのかー。主演2人だと際限なくおもしろだらだらしちゃうから、このはちゃんのおかげで話が進む。

天国にちがいない(2019年製作の映画)

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あ、ハイすきです。っていう。なによりもまず画づくりがどストライクなんだよね。で、のんきに観てたらちょいちょい不穏でそれはどこの国に生まれてもちゃんと感じてかないといけないなっておもった。かくされた悪を>>続きを読む

アイヌモシリ(2020年製作の映画)

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ドキュメンタリータッチで描かれてるから、一滴のファンタジーがしみわたる。ファンタジーというか、ほんとかもしれないけど。
すごく考えさせられる映画なので、私が生きてみつめていかなきゃいけないんだろな。主
>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

5.0

絵を描くみたいに映画をつくるひとなんだな…配色のうつくしさに涙がでる。ミルフィーユのように幾重にも重ねられた人生を神様の視点で見守る。とってもすきな映画です。

LETO -レト-(2018年製作の映画)

5.0

めっちゃよかった…めっちゃよかった…!よくあるタイプの映画かな?っておもって観てたから、サイコ・キラーのくだりでわあ!ってなった。か…かっこよ…!イマジネーションと現実行ったり来たり映画は私の大好物で>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

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フランキー堺のチャーム炸裂映画。落語の元ネタ知ってた方がたのしめるかな?ラストだけ、あれ?っておもって調べたら、初期構想のラストがドこのみだった。そうだよね、そしたら冒頭とつながるもんね…おしいことし>>続きを読む

君も出世ができる(1964年製作の映画)

5.0

いやー、すばらしかったね。荒唐無稽でエネルギーにあふれてて、こういうのんが観たかった!観終わったあとほっぺつやつやになってたよ。だいすき。

Away(2019年製作の映画)

5.0

こんなん、だいすきになるしかなくない⁉︎ぴったりとくる児童文学に出会ったときのきもち、おもいだした。そうそうこんな泡立つような湧き立つようなきもちだったね…なにより私は地図から始まる大冒険がだいすきだ>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

5.0

すばらしかった…!絵の力とその土地に根付いた文化の豊かさよ。堅牢な城壁とその外に広がる暗く深い森ってだけで、どうしたってこの胸は踊る。みたことない表現がいっぱいで、でもそれらはすべてこの物語を描くため>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

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ぜんぶのせ!みたいな映画だった。ロードムービーパートがすきかな。あとほんとこれは個人的な嗜好の話なんだけど、ガコさんのお店と戦闘能力がどストライクだった。なんの心構えもない状態で「それ!私がいっちゃん>>続きを読む

黄金の一味(2019年製作の映画)

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え、めちゃおもしろかった…おそらく私イタリア娯楽映画と相性がよい。二転三転でおもいもよらないところへ連れてかれるけど、ちっともやなかんじしないんだよね。娯楽ってそういうことよね。仕立て屋おしゃれできゅ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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原作好きとしてはめいっぱいたのしんだけど、映画好きとしては2時間ってむずかしいなーっておもってる。

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

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まず、絵づくりのすばらしさにもってかれる。光と影と色。ロケハンが素晴らしいということは、どんだけ日常に美を見出してるかってことだからね。鈴木清順とエドワード・ヤンを足して2で割らない。このまま突き進ん>>続きを読む

海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

5.0

ただのド名作。音楽が良すぎるので開始5分から泣いてる。なんならもうずーと泣いてる。みたいな状態だったので最終的に魂抜けた状態になって映画館をあとにした。人魚姫のようでもあるね。海を離れては生きてはいけ>>続きを読む

チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

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転がり落ちる系の映画は「そっちに行っちゃいけないよ…」とおもいながら観るんだけど、ほぼ叶わないね。叶わないけどそれぞれの人生かけて踏み外してるから、全力で観ちゃうね。カサヴェテス、写真家で言ったらスナ>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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空回りといたたまれなさのさまざまなバリエーションをみせられるので「なんで私はお金払ってまでこんなものみてるんだろう…」とはおもうのだ。けどねー、最後の最後エンドロールの段で「あ、この夫婦はだいじょうぶ>>続きを読む

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

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観終わった瞬間おもわず拍手しそうになったけど、そういうかんじでもなかったのでこころのなかでスタオベ。映画4、5本分内包してるからまあ、体力もってかれる。ハッピーエンド託されちゃったな。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

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聖なるものと俗なものが同時に在るような映画。へんてこな監督だなーっておもう。北野武と似てるね。眼差しが。人生の捉え方が。

8 1/2(1963年製作の映画)

5.0

うわー、たのしい悪夢だった…!現実と夢と妄想がシームレス。この人にとってはイマジネーションこそがこんがらがった現実を生き抜くよすがなんだねえ…。一本観ただけで「ははーん、さては私この監督のことすきだな>>続きを読む

ざくろの色(1971年製作の映画)

5.0

こんなの「あっハイ、すきです」って言うしかなくない?そりゃあすきだよ。イメージの連鎖だけでぐいぐい押し切る心地よさよ!染めと織の国で花開いたゆたかな文化。何度だって観たいな。

火の馬(1964年製作の映画)

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民族衣装を浴びるほど観れるってだけで8億点くらいつけちゃうからなー。ただただ残しておきたかったんだろな。いつか飲み込まれて消えてしまうその前に、この豊かな文化を。実験的なこといっぱいやってるけど、いち>>続きを読む