ku373さんの映画レビュー・感想・評価

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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

2.6

テンポ良くておもしろかった、
でも行動の動機がみんな刹那的でちょっと悲しかった
もっと世の中を良くできる才能なのに。
それらを生かしきれていない資本主義社会が原因なのかな。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

孤高のマエストロ。
全てを手に入れ、周囲の羨望や妬み、愛や憎しみをも身に纏って進む。

クリエイティブってわがままで
生み出すことには苦しみがつきもので、
夢中になるほど孤立していく。

でも彼も1人
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

2.8

彼女の、愛と哀しみと孤独が随所に伝わってきた。
最後は再生、、だったのかな。。

美しき運命の傷痕(2005年製作の映画)

2.3

でてくる女性たちはみんな一人で、どこか脆く見える。
もっとどこかのおばさんたちみたいに群れてビービー言ってれば、不幸も逃げてったかも

ニューオーダー(2020年製作の映画)

2.6

救いがなさすぎる、、、

不穏な旋律
緑のインクに真っ赤な洋服
恐怖煽る銃声
画やテンポは嫌いじゃないけどな。。

心重くなった

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

2.7

他者との共感機能のない男の物語
己の一部にならない人は、すべて敵なんだろうな。。

映像の迫力、ストーリー展開、いい感じの登場人物バランス等、物語運びは滑らかで飽きなかった

プリズナーズ(2013年製作の映画)

2.6

スリリングでストーリーは軽快。
警察官が一番有能で一番まともだった気がする、、

我が子のためにはなんだってできるとは思うけど
それ以外の全てに何をしてもいいとは思えない
自分以外の全てからも愛されて
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

恋と愛、慕情と戸惑い、純粋な表現が美しい。知性と愛情に満ちた映画だった。

誰かを好きになって、誰かと心通わせるって素晴らしい。情愛、寂寞、焦燥、哀傷、殺さずに抱えて生きていく。

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

2.3

そんなに祖父は冷血なんだろうか
身代金を払わない一方で、美術品をぽんぽん買う行為に、道徳的違和感は感じるけど、
血のつながりを考慮しなければ、そんなの世界中で起こってる。(ましてやもっと少額でも。)
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オールド(2021年製作の映画)

4.3

人生は縮図
どれだけ時間を消費したかよりも
どれだけ続いて欲しいと思える時間を過ごせたか
過去のこと忘れて時間を超越した2人
素敵だったなぁ

でもわからない
きっといつか老いは怖くなるはず

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

2.7

誰よりも優しくて
責任感と臆病さを合わせ持った
繊細なある男性の話

ミルク(2008年製作の映画)

2.9

主張のためのムーブメントの起こし方は若干の強引さも感じたけど
その主張はより良い社会の実現を目指してた

政治って多数決じゃない
マイノリティの希望こそ社会の基盤

権利って当たり前に与えられるもので
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

2.9

展開やテンポはおもしろいけど、ストーリーにはちょっと共感できず。。

抗えない境遇や過去の蓄積によって不幸を強いられる理不尽さは一応わかる。

でもそれに甘んじて鷹を目指さないなら、鳶はずっと鳶のまま
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エリザベス(1998年製作の映画)

2.8

約450年前かぁ。。

後継ぎを残して婚姻や血統で盤石な人生を造るのが当然だった時代に、生涯独り身を貫くお姫様って、すごすぎる。

天真爛漫だった少女が、国を背負った女王になっていく様子に、胸を締め付
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モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(2015年製作の映画)

2.8

好きだから執着する
弱いから取り乱す
愛しているから憎い

あなたに愛してほしい

彼らが好きなのは、相手か自分か…??

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.1

強烈な色彩、突発的な雅楽、第三者のようなカメラワーク。異質な空気感をエッジの効いた画面で表現してた。

ビビットだったアリスの服が、終盤無彩色になっていくのが、艶やかな花の世界に飲み込まれていくようだ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

2.3

失業、不治の病、家族の自殺、人や社会の病理を放浪で生き抜こうとする人たちの物語。

わかる、地に根を張るってすごくしんどい。でもその苦労こそが他者と関わる人間たる生き方のようにも感じた、、

、、それ
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もしも建物が話せたら(2014年製作の映画)

3.9

ズキズキきた
建築の力を信じたい。

建築と芸術や技術って親密
建築は文化や未来を創る
個人を超えて建築は全体に還元する

静かに場や歴史を見つめて
彼らと対話しながら
静かにそこに在る

美しいは正
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.3

スリリング!
薄暗い色彩、不穏な空気、無表情な人たち、急に大きくなる音楽。最後までテンポ良く面白かったー

でも追い詰められる一家には共感できず、、

残ったものは、生き延びたの者なのか、失った者なの
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

2.6

ちょっと邪悪、、

神を背負った聖職者としての善行や前向きさは、ただ人であることの不安や醜悪をかき消してしまったような。

私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

2.3

分からなくはないけど、、常に自分の視点しかないのかな。。

自分とは違う痛みを想像するとか
相手の気持ちに寄り添うとか

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.3

心理状態の弄び方最高。
事実よりも、心の楔のがつらい。。

みかんの丘(2013年製作の映画)

3.7

ひとことで形容する言葉が見つからない。

ほっこりして穏やかな、
人間的で良質な、
身を削ぐように過酷な
辺境の孤独。。

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

2.9

We can get over troubles with someone around us, but we need personal action as a human.
As a result
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.1

繁栄と衰退、欲望と諦念、、

淡々と。
生死の大事件も息詰まる日常も音楽のリズムとともに流れていく。

これが人生なのかな。

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

4.1

形式的なことは理解できなかったけど。


表面を滑るように紡がれる言葉、
相手を想うこと、想像すること。

世界は繋がっていて、
誰でも何もかもが全体の一部であること。


個人的な恋愛感情と人類的な
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イメージの本(2018年製作の映画)

2.9

ただ伝えるのではなく、思考を揺さぶること。

誰もが映えるイメージを撮れて、コピーや模倣が簡単になった時代において、作家性や著名性とはどこで定義されるのか。あるいは必要なのか。

イメージを創造するこ
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アメリカン・スプレンダー(2003年製作の映画)

2.4

傷だらけの日常を
勇気を持って描いたコミック、の映画。
何気ない日常もドラマに変わる。

おとなのけんか(2011年製作の映画)

2.6

キャラ立ちした極端なおとなたちだけど、実はどこにでもありそうで。
理性で隠した本音を晒せば、誰でもあんな風になるのかな。
だから飽きずに見てられたのかも。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

2.5

早口でまくしたてる都会人
暑さで溶けるクロスの糊
屈託なくからみすぎるホテルの隣人

描写がとがってて飽きなかった。

ハーフ・デイズ(2009年製作の映画)

2.4

同時刻に進む二つのパラレルストーリー。
なんだかんだ不協和音ありながらも、
二人がずっと一緒にいたのがよかったな。

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