天津甘栗さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

天津甘栗

天津甘栗

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DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.5

バンド
Air Jordan Ⅲ
憧れの女子
プロム
持ち物検査
hip-hop

ドラッグ
拡散
ハッキング
Bitcoin
ハーバード
ファレルウィリアムス


黒人、白人、男、女、貧乏、金持ち
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.0

スタローンの道楽シリーズ。
今回もひねりなく王道中の王道を驀進する同窓会ムービー。次なるお相手はメルギブソン。新たな大物が出演してスタローンとステイサムのニヤリで締めればなんぼでも続編を作れる。

バロン(1989年製作の映画)

2.8

ドイツの民話を元にした、奇想天外なおとぎ話。
生え変わりで歯が抜けているサラポーリーがキュートで、作品のアクセントとなっている。彼女の存在がなく、爺さんの冒険譚だけであれば退屈だっただろう。
セットや
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何がどう繋がるのか、脳味噌フル回転必須の超絶難解なミステリーサスペンス作品。

以下で物語の根幹を完全ネタバレします。

















ナオミワッツ演じる“ダイアン”の夢想(願望)・
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.5

がんす。せば。
山形弁と細やかな所作が美しい。
奥ゆかしさ、秘めた想い、理不尽極まりないお上の取り決め、格差に対する諦念感など、所々へ散りばめられた要素が端的に「日本」を顕す映画。
田中泯が纏う不穏な
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

他のアメコミ映画とは一線を画す、ノーラン監督のダークナイトシリーズ3部作最終章。前作に引き続き、壮大な世界観を構築。ハンスジマーの重低音サウンドのせてノーラン節が炸裂している。

今回の敵役ベインの計
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ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.6

バッファローの大群を追い回すシーンがすごい。一体どうやって撮影したのだろうか。
この映画を観るなら、高画質なものでの鑑賞が断然オススメです。雄大な自然や動物たちがとっても美しいので。

「蹴る鳥」がき
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.3

オリバーストーン版『スノーデン』でメリッサレオが演じる、ローラが監督のドキュメンタリー作品。

映画的な演出や脚色を除けば、伝える内容も描かれる時期もオリバーストーン版と全く同じ。姉妹作とも言え、オリ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

善と悪、光と闇は相反するものではなく、紙一重。表裏一体。コインの表と裏。
光が強ければ強い程、その影が作る闇は濃く、深くなる。

次々と迫られる選択の連続。
結局ノーランがバットマンシリーズで一番やり
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.2

クリストファーノーランが放つ、暗くシリアス路線のバットマンシリーズ序章作。自己紹介的なプロローグにしてはちと尺が長い。
アニメっぽいコミカルさを抑え、リアリズムと重厚感を装填。従来のアメコミ作品とは一
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.1

今回も盛り盛り筋肉映画。
自分とこの若者が死ぬと根に持つくせに、敵軍の若者は容赦なく殺すとかなんて理不尽。ただまぁこのシリーズにそんな理屈は愚問。
前作で曲者だったガンナーが萌えキャラ担当一直線。どん
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

2.9

自我とは、愛とは、心とは。今感じているこの感情すらも全てプロムラミングされたものなのか。「心」を搭載したロボットの自分探し。

背景設定の説明がないまま展開していく難解なストーリーと、行間たっぷりの描
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

言わずと知れた歴史大作。
冒頭のゲルマン民族との戦闘シーンでもう鳥肌。圧巻の迫力。

極度のファザコンでシスコン、終始青白い顔をしたホアキンフェニックス演じる暴君コンモドゥスが何とも憎々しい。
皇帝自
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

マッチョによるマッチョ好きの為の超絶コテコテアクションマッチョムービー。期待通りに男臭さMAX。画面から強烈な香りが漂よってきそうなほど。
ヒロインのルックスが微妙だな〜と思ってたらラストできっちり落
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ソルト(2010年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

アンジョリーナジョリーのプロモーション映画。
すべてを破壊するやりすぎアンジー。一体なにをしたいのか目的に一貫性がなく、とにかく復讐祭りで破茶滅茶。
次回作を予感させるとても尻切れトンボなラスト。未だ
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ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る(2015年製作の映画)

1.9

監督自ら撮影したインタビューをぶつ切りにして繋げているのだが、その編集がちぐはぐで下手くそ。時折り関連性のない話題が繋がれるため、話手の主旨がぼやける。
また、文字や映像を挿入する演出もまるでパワーポ
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.0

それぞれの思惑が渦巻き、はかりごとの絡み合い。そこへたけしが現れ、めちゃくちゃにぶち壊す。
という、過去作品と代わり映えのない展開で食傷気味。役者が少しずつ違うだけでやってることはいっしょ。
小日向さ
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.5

小日向さんの大立ち回り。ヤクザ社会をむちゃくちゃに掻き回す。
今回も強面のおじさんたちがドスの効いた重低音で恫喝。怒鳴り散らすよりも寡黙でいる方が迫力があり、空気が張り詰める。
死亡フラグは割とわかり
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.9

監督兼脚本のジョンキャメロンミッチェルが主演も担当し、ドラァグクイーンの主人公ヘドウィッグ演じている。

しかしこれが全く演技に見えない。
女性より女性らしく、陰を感じさせ、とんでもなく色気がある。あ
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.3

倍賞千恵子が多部未華子になるファンタジーコメディ。
倍賞千恵子のクサい演技はしんどいけど、多部ちゃんが可愛らしく、清涼感のある真っ直ぐな歌声が良い。とっても歌が上手で驚きました。

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.7

コミカルでチープでエキセントリックな世界観を持つSF映画。

ビジュアル面は明らかにスターウォーズのデフォルメで、宇宙船母艦はスターデストロイヤーにそっくりだし、強い印象を残す異星人の歌姫はトゥイレッ
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太陽の蓋(2016年製作の映画)

3.0

東日本大震災と福島第一原発事故について見つめ直す映画。

終始同じテンションが2時間強続くため、娯楽性に欠き冗長なのは否めない。ただ、妙な脚色をせず、淡々と描いた様子は当時の実状把握に効果的。
また、
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.7

柳楽優弥の部員一人ファイトクラブ。
役名は泰良(タイラー)。
ファイトクラブは自己破壊の暴力が主なのに対し、こちらは他者破壊の暴力。
背景描写が不明瞭でファイトクラブよりも伝えたい意図がわかりづらい。
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.7

さぁ、混沌の世界に浸ろうか。
と思ってブルーレイを再生すると、そこには何故か微笑むドリューバリモアが。
あれ?ディスク入れ間違えたか?う、あ、ノイズが。ディスク汚れてる⁈

…間違いなくファイトクラブ
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

1.9

意図不明な演出多し。特に少女ギャング団の存在がさっぱり理解できん。
男は皆んな敵!復讐!ておかしいやろ。原作者には相当根深いコンプレックスと偏見がありそう。被害者意識が強すぎる。気持ちの悪い映画でした
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.4

芥川賞受賞作を映画化。原作にかなり忠実。話題になった時、本屋で立ち読みしました。
今では貴重な吉高由里子のおっぱいを拝める作品。アマ役の高良健吾も当時はまだ無名。
若さって美しい。どれ程クズで汚くても
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ジャージの二人(2008年製作の映画)

1.6

ひたすらジャージがゆるい。
鮎川誠である理由がよくわからん。全く親子に見えないんだよな。台詞や演出では埋まらない、纏っているオーラみたいなものが違いすぎる。
何も伝わらないし、別段伝えるつもりも無さそ
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.0

アリエッテイふつうッティ…。
縮尺がぶれぶれで気になりました。
お父さんすごい‼︎昆虫並みの筋力‼︎
と思ってたら、このアリエッテイ一族、裏設定はゴキブリ?との説があるらしい。
すばしっこく人目を忍び
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鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.6

おしゃれなスタイリッシュムービー。オープニングかっこ良すぎます。
全身真っ白の鶴見辰吾も印象的だけど、ヒットマン我修院達也のインパクトが強烈。
ヤマトのヤ、マッチのマ、タバコのタに、だくてーん‼︎や・
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ゼロの焦点(2009年製作の映画)

2.0

松本清張原作。
舞台は終戦から10年あまりが経過し、その傷が徐々に癒えてきた頃の日本。
結婚して早々、突然夫が出張先の金沢で行方不明に。妻は夫を探しに金沢へ向かうが、そこで事件が起こり…。
映画という
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八つ墓村(1996年製作の映画)

1.9

演技がコントのように大仰。セリフも不自然。怖ろしいというより可笑しくて笑えてきちゃう。
岸部一徳が一人三役していてややこしい。
トヨエツはシュッとし過ぎで、どこか間の抜けている金田一像とはミスマッチ。

革命児サパタ(1952年製作の映画)

1.8

メキシコ革命の英雄、エミリアーノ・サパタを描いた伝記映画。
英語に違和感。ごりごりのメキシコが舞台なのだからスペイン語でないと雰囲気でんなー。
エピソードがブツ切りで集中力が持続しません。

ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)

2.8

デンゼルワシントン✖︎北斗の拳。
ハーレーに乗って砂煙を舞い上げ一般市民をしばくシーンなんてジード軍そのもの。
なんでゲスはいつも雑魚いのだろう。

ゲイリーオールドマンに狂気的な悪役を演じさせたら右
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.2

ベンアフレックがバットマンではなく、自閉症の殺し屋会計士。
理路整然としていて冷静で無表情で、鳩胸でケツ顎で首が短くて肩幅ごつい。
誰かの雰囲気に似てるなぁ〜と思ったら…
そうか、バズライトイヤーか!

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

上手い!
まんまと思い込みからミスリードに嵌り、感情移入させられちゃいました。
ゴードは最後の最後まで決定的に何かをするわけじゃないのに、ここまで翻弄し揺さ振られるのは脚本と演出の巧みさが成せる業だと
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.4

いるいる、話を脈絡のない方向に飛躍させながら身勝手な持論で筋を通そうとする人。置きに行くように皮肉っぽく使う敬語も生々しくてむっちゃ不快。
父親と次男の口調がそっくり。
こういった一見弁の立つ人ほど、
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