天津甘栗さんの映画レビュー・感想・評価

天津甘栗

天津甘栗

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劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

田舎のネズミです🙋

なんだけど、世間の評価よりも比較的抑えめなのは、レゼに肩入れ出来ないから。
完全に好みの問題だけど、デンジをたぶらかす美人局枠として姫野先輩の衝撃は超えて来なかったのです。
ゲロ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.2

こうして南北の分断は濃くなっていったのか。ファックイデオロギー。
シュッとした四千頭身後藤と、唐田えりかが居ます。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

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さすが策士ライアンジョンソン。単なる犯人探しミステリーなわけがない。
散りばめられた違和感と伏線を余すことなく回収。あまりの鮮やかさに思わず、「すんごいわ」と呟いた。
昨今のミステリー物、どんでん返し
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

2.8

インパクトの強いジャケットは知っていたけど初見。これってウディハレルソンだったんか。

忙しなくカットが変わり、ありとあらゆる手法を駆使した映像表現ぶっとんでいて、今観ても度肝を抜かれる。観ていて消耗
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

久々に再見。ちゃんと騙された。

本作、最もリドリースコットぽくないリドリースコット作品だと思います。なんというか重た過ぎず優しみに浸れる鑑賞後感があるんですよね。軽やかさすらある。
一大スペクタクル
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.2

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意外なラストとシンプルストーリー。
どこか御伽噺的で、もう一癖、二癖欲しかった。

マリアンヌの正体が明らかになってからは切迫感があって良かった。それまではコティヤール版 Mr.&Mrs.Smith。
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

2.3

笑いのテイストにハマれず寒気に身震い🥶熱中症対策にいいかも。
ただ鉄板ネタの出身地対決は楽しかった。

堀田真由くぅちゃん津田。滋賀だけ県民キャストをしっかり集めてた。GACKTも半滋賀だし。

あか
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

2.7

ドラマ未見。
これぞ邦画クオリティ‼︎リアリティ皆無のテンプレ展開とキャラクター。予定調和且つ有り得ないのオンパレード、もはや笑える。これが平均4.0超えマジか…。

清廉潔白熱血漢のいいひと、鈴木亮
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キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

3.2

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怪鳥、地に堕つ。
レジェンドメンターの喪失。

2時間ぐらい、ずっとうおおおぉぉぉーーっ‼︎って言ってた印象。
しつこくフラグを立てまくり、盛り上げ倒す演出がしんどかった。御説明の御託を並べ倒し、まぁ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

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令和版ウエストサイドストーリー。ラップミュージカルが新鮮。
最終盤土壇場でコロっと心変わりするトリガーの描写が緩くて腹落ちしなかった。こいつほんまはドミニカ行く気なんて無かったんとちゃうか。

ひらいて(2021年製作の映画)

3.6

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かわいい、かわいいで持て囃され、欲しいものは何でも手に入れてきた女の子の、どうしようもなく高く立ちはだかった恋敵と自我の壁。

色白童顔美少女兼、打算にまみれギラついた野性味溢れるファムファタール兼、
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.4

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ラスト20分間のシークエンス、どの部分が漫画、どの部分が現実か。
ボーダーが曖昧で虚実ないまぜの世界、どう解釈するかは鑑賞者の見方次第。実に巧み。構成力の勝利。

キャストのMVPは奈緒。
不倫に関し
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

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面白かった!
あの『Se7en』っぽさもありながら、ジャパンカルチャーど真ん中の「漫画」を主軸に置き、オリジナリティ抜群。
何よりセカオワFukaseがよい。よくある客寄せパンダ的キャストかと思いきや
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

心情すべてを言葉に表す、舞台演劇のような独特な台詞回しが特徴。
温い青春映画から不穏な堤パパアイアンショットの急展開に面食らい、終盤の高速切り上げ収束で一挙に消化不良になった。再会し結ばれてめでたくハ
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.3

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•シュッとしててビジネス会話が達者でも、直情型の無策なディーンに出世は望めない
•深キョンの良妻役、ダントツでむっちゃ浮いててひやひやが止まらん
•社内の野郎メンツで秘密談義するとき、料亭や薄暗い小洒
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.3

女子グループって側から見たらあんな感じだけど、4人以上のグループにもなれば中では何かしらのイザコザが絶対にある。(嫁さん談)
愚痴とツッコミで構成される日々を描くテイストがちびまる子ちゃんぽさを感じた
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とんび(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

重松清の自叙伝。

古き良き時代の人情物語を描く、オーソドックスなザ•邦画。
決して悪くはないけど、特別な感情も沸かなかった。男手一つでの子育ての苦労を感じ難かったし、地域の人たちの旭との繋がりも大し
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.7

中学生の頃、若い先生の薦めで初観賞した記憶。
類稀なる2人の名優は、多くを語らずとも名演で心を打つ。彼等の屈託のない微笑みと、穏やかに輝く眼差しが堪りません。
食堂のダンスとピアノの美しい旋律に何度観
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.5

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まず放心。そして徐々に憤怒20%気落ち80%がない混ぜで押し寄せてくる感覚は、『草原の実験』に似た鑑賞後感。
まさか着地がガス室とは…シャベルで穴掘ると言い出した辺りから心臓がキューっとなって動悸が止
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.4

ファンジョンミンえっぐ‼︎
『哭声』ではクールなチョンマゲ祈祷師。『アシュラ』では冷徹な超極悪市長。そして本作では粗野だけどチャーミング、ヤンチャな小学生男子がそのまま成長したようなヤクザのボス。カメ
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国宝(2025年製作の映画)

3.9

日本の伝統芸能、歌舞伎。
息を呑むほど美しいW主演両名の女形。
超濃密な人間ドラマ。
これらにどっぷりと浸かる3時間。

没入感が半端なく、3時間の長尺映画の体感を感じさせない話しの運び。やはり李相日
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.2

ママはわたしが嫌い。細かいしいっつも節約節約、ガミガミうるさくて鬱陶しい。褒めて。無視しないでよ。

「二人とも自我、個性が強いからね。戻るよ。大丈夫。」

「「愛」と「関心を払う」って同じことじゃな
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

弟成長しすぎ。赤ちゃん別人。そしてやっぱりこの赤ん坊は全く泣かん。赤ちゃん生後DAY1よね⁈んなもん四六時中泣き続けてるし、ようやく寝た静かになったと思ってもすぐ起きてまた泣いてるもんだと思うが…。逆>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

私ハギシラーだから即死当確。

緊迫感はあるのだけど…あまりにご都合主義で設定ガバガバ。
まず冒頭、そんな危険な状況で何故チビっこを最後尾1人で歩かせたのか?クリーチャーいない近所の公園までの道程でも
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

たくさん声を出して笑った。
あみ子はじめ、純粋で無邪気で残酷な子供たちがかわいくてかわいくて。 

やたら絡んでくるやかましいマルコメ、むっちゃいいやつ。回転椅子キャスターの使い手、ぶっきら棒な保健室
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スプリット(2017年製作の映画)

3.4

一切の皺なくツルッツルンの蝋人形みたいなアニャたんの顔面と、マカヴォイ七変化を楽しむ作品。
精神的に寄り添いつつ、研究対象としての好奇心が色濃いかんじのフレッチャー医師の二面性にいらいらした。ああなっ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

日本の坊さんよろしく、ずんぐりラッセルのフェラーリ原チャ移動に萌えないはずがない。
パンパンに恰幅が良くなっても、低音ボイスと実直な演技から繰り出される真に迫る説得力は安定感がハンパなく、ぐぐぐっと世
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.0

武士道ヲタ黒人大男ver.レオンと鳩。

フォレストウィティカーって背中丸めながらのっしのっし歩く姿と柔和な表情で、愛嬌のある大きなクマさんみたい。どうしても凄腕の殺し屋に見えん。ジャケットの構えでも
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.4

マンハッタン橋から臨むニューヨークの全景から、軋む列車のブレーキ音、JOHN•TRAVOLTAの真っ赤な文字、ピッカピカの靴でギンギンの眼。そしてサタデーナイトフィーバーの音楽。

超ファンキーなオー
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セブン 4K版(1995年製作の映画)

4.4

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観賞後、ここまで深く気落ちさせる作品に未だかつて出会った事がない。
物語の最期は知っている。それでもやがて訪れる苦しさに震えるあまり、終幕が近づくにつれ自分の知ってるものとは違う結末が起こってくれと心
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正体(2024年製作の映画)

3.4

ちゃぶ台ひっくり返すようだけど、ハッキリ言おう。
この役、横浜流星じゃないほうがいい。

逃亡者としてはイケメンが目立ち過ぎる。マスクしても逆効果で美しすぎる。
鏑木を信じる人たちの鏑木を信じる根拠が
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そばかす(2022年製作の映画)

3.2

ばったり再会した地元の友達とのマンツーキャンプはハードモードすぎるやろ。元々距離感のあった関係性で、大した共通項もなく急速に仲良くなるなんて事はまぁ無いんじゃないかな。
そばかすって一見もっさりしてる
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.1

美人妻の「できたっぽい…」からの幸せ滲み出るハニカミ一転、無の表情にヤラレた。

どこまでがドラマの中のドラマで、どれが端役をしている男の素なのかを捕えられないメッタメタにメタ構造の演出•編集が◎
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.3

異常な説得力を持つ、ヤバいカリスマ上官イッセー尾形良かったです。混迷の中でこういった上長のもとにいると、どうしても盲目的な思考になるよな…。
井之脇海がずっと蒼白いのは気になった。フィリピンの島で潜伏
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.2

いやどんな収まり方よ!かーっ無いわー!そうは問屋が卸さねぇっしょ。ただ生々しいおセックスはたまらん。
猫にいまいち感情移入できないから猫が逃げるまでは面白く観た。
「令和入って一番笑う」てセリフ好き。

愛なのに(2021年製作の映画)

3.6

エロマンスコメディ。
多田×岬、亮介×美樹、一花×神父、鉄棒少年×父親などなど、細やかなふっと笑えるコメディな掛け合い、しっかりどエロい濡れ場、そして全体のベースは恋愛モノといった作品。

岬っちは相
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